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会社役員のサポート役「秘書」の魅力とは

2021/11/02
オフィスワーク

会社役員のサポート役「秘書」の魅力とは

多くの女性が憧れる秘書という職業。しかし、会社の社長や役員をサポートする役割という漠然としたイメージが先行するものの、具体的にどんな仕事をしているかをご存じない方も多いのではないでしょうか。もし秘書として働きたいとお考えであれば、どんな能力や資格が必要でどんな人が向いているのかはあらかじめ把握しておくべきでしょう。今回は秘書という職業の魅力について紹介します。

 

知っているようで知らない秘書という仕事

身近に秘書の知り合いがいないとしても、ドラマや映画、小説などで秘書の仕事ぶりについて何となくイメージできる方も多いかと思います。秘書の仕事は、社長や役員のスケジュール管理から電話・来客対応、資料作成などサポート業務のほか、慶弔関連、お中元、お歳暮の手配など交際に関わる業務全般など多岐にわたります。世間一般では、“偉い人の身の回りの世話をするアシスタント”というイメージが定着しているかもしれません。

しかし、実際の秘書の仕事はそれだけではありません。企業によって異なりますが、秘書にとってもっとも重要な業務は経営のサポートなのです。自分が担当する上司はもちろん、経営陣が時間を最大限有効に使い、経営に全力を注ぐことができるようにするためのマネジメントを行います。そのため、経営視点での物の考え方や経営者・役員レベルの方との会話するための知識が必要になります。秘書という職業が知的な印象を受けるのは、そうした業務内容に関わっているからかもしれません。

上司や経営陣が何を求めているのかを常に予測し、先回りするための洞察力と行動力が必要となる業務のため、採用においては優秀な人が採用される傾向にあります。また、会社の代表や役員クラスと行動をともにすることも多いため、社外に好印象を持ってもらい自社のイメージアップのためにも礼儀正しさや気遣いなど、非常に求められるものが多い職種なのです。

秘書になるために必要な資格とは

さまざまな能力が必要となる秘書の仕事ですが、秘書として働くためには資格保有が絶対条件ではありません。ただ、秘書という職業に本気で就きたいとお考えであれば、「秘書検定」「国際秘書検定」といった資格を取得することで多少なりとも有利になります。これから大学や専門学校へ進学する方の場合は、秘書科や秘書コースなど秘書になるための授業を行っている学校を目指すのも夢を叶えるための近道だといえるでしょう。

資格や専門知識は、もちろんその道を目指すうえで役に立ちますが、秘書という職業は非常に狭き門であるということも理解しておく必要があります。大学や専門学校で資格を取得していたとしても、新卒で入社してすぐに秘書になれる可能性はかなり低く、まずは秘書課などに配属され、そこで経験を積んでから役員の秘書になるのが一般的な流れとなります。

未経験の中途入社で秘書になることはさらに厳しいでしょう。未経験者の募集はかなり稀ですので、それでもどうしても秘書になりたいという場合は、まず「秘書検定」や「国際秘書検定」などの秘書に関する資格を取得しておきましょう。求人倍率がかなり高くなることが予想されるので、他の人にないアピールポイントがあるかどうかも重要になります。特にグローバルを目指す会社であれば、英語や中国語などの言語に精通していることで採用のチャンスは広がるでしょう。

多彩な能力と柔軟な対応力が必要な職種

秘書という職業についての基本事項について説明してきましたが、一口に秘書といってもその仕事内容は企業によって、もしくは担当する部署によって千差万別です。また常に上司と行動をともにするという場合もあれば、秘書課での業務が中心となる場合もあります。海外企業との取引が多い企業であれば、言語の習得や他の国のマナーを覚えることも必要となります。

秘書は多彩な能力とさまざまな仕事を柔軟にこなす対応力が求められる職業です。そのため、多くの女性の憧れの的ではありますが、そのハードルは高く険しいのです。しかし、その分やりがいがあり、待遇も一般職に比べて高い傾向にあります。会社の経営者や役員レベルの人と一緒に仕事がしてみたいという意識の高い方は秘書を目指すことをおすすめします。その際に学び培った能力は、たとえ他の職種に転職したとしても必ず活かされるものばかりです。

 

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2021/11/02 更新

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