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ファインダーの先にある絵空事。写真家・岡田雷平が辿り着いた人生の楽しみ方。


「一体、ぼくは、何を撮っているのだろうか?」

ファッション誌や広告、アーティスト写真を中心に活躍する、京都生まれの写真家・岡田雷平は、コロナ禍にそう何度も自問自答を繰り返したそう。行動が制限され、閉鎖的になるなかで、目まぐるしく情報だけが流れているという現実。そのなかで彼が辿り着いたひとつの答えが“女性を撮ること”だったのです。

与えられたこの人生、写真家として何ができるのか。自分自身の“人生の楽しみ方”を表現することで、写真を見てくれた人に僅かでも生きるヒントを与えられたら。考えるきっかけになってもらえれば。今週末より「渋谷 Experiment」で開催される彼の写真展「マイ デート タイム」にはそんな想いが込められています。

儚くも力強い、そんな印象を受ける彼の写真に写る女性は、どれもいたって自然体。そこからいますぐにでも物語が走り出すかのような、滑らかで境界線のない写真の数々が並びます。

「二子玉川駅に集合し、カフェでお茶を飲み、たわいもない話をしながら、散歩する。なんてことはない、どこにでもあるような光景だが、ぼくにとっては特別な時間であり、その写真に写るひとというのは、ぼくには決して手の届かないひとである。カメラを持っているときだけ、彼女たちのプライベートゾーンに入ることが許される。数時間だけの擬似デート体験。写真家である僕に許された特権である。」と岡田氏。

彼にとっての人生の楽しみ方そのものが色濃く反映された写真展は、今週16日(土)から24日(日)までの9日間。ぜひ、足を運んでみてください。

INFORMATION

raihei okada exhibition 02 “my date time”

会期:9月16日(土)〜24日(日)
時間:12:00〜20:00
場所:渋谷 Experiment
住所:東京都渋谷区神南1-9-7 丸栄ビル 101
入場料:無料

岡田雷平インスタグラム

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