アジア旅行好きが絶賛するラオスの現地グルメ「カオソーイ」「カオ・チー」「ビアラオ」とは

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甘じょっぱくてヤミツキになるラオスの「カオソーイ」

この年末年始、そして春休みにどこに行こうかしら。そろそろ、そんなことに想いをめぐらす時期がやってきましたね。

みなさんいかがお過ごしでしょうか。どうもライターの半澤です。

 

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こんなにバカンスルック(いつもこんな格好はしてません)なのは、バチェラー・ジャパンに参戦! したわけではなくこの夏、バカンスを送ってきたからでございます。

 

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え、どこよ。ハワイ? ニース? ゴールドコースト?

 

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いや、そんな遠くじゃないんすよ。さらっと4〜5時間で行ける東南アジア。多くの人にとっておそらく未知の国「ラオス」です。

 

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仕事とプライベートで何度も台湾に足を運んだのを皮切りに、中国、そしてベトナム、シンガポールとここ数年アジア旅行づいております。

そんなアジア好きの私からしてもラオスのルアンパバーンは驚いた!

 

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なぜって、マジでマジでメシがうまいのです!

ベトナム、タイという2つの料理大国に挟まれ、かつ中国の真南。なるほど地理的にも「おいしい」が育まれてきたことは納得。

 

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今回は、そんなラオス「現地グルメ」の中でもとりあえず食べとけ! を一気にご紹介していきます。もちろんビールも出てきます!

 

ラオスのソウルフード「カオソーイ」を穴場店で堪能

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ラーメン屋に並ぶ外国人観光客の方をよく見ますが、まさにあれのラオス版。ラオスのソウルフード、カオソーイは日本のラーメンと同じくらい何杯もいきたい一杯。

 

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きしめんのような太い平麺であっさりしたスープに、辛肉味噌と香草が載った麺料理です。タイにもカオソーイは広がっていますが、ルアンパバーンのものは甘じょっぱいのが特徴的!

なかでも感動した穴場店はこちらです。

 

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ワットセーンという有名なお寺の目の前にある、カオソーイ屋さんです。

 

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こんな感じで、オープンエアな空間もラオスっぽい。滞在中、いつ通っても賑わっていました。

 

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その理由は味にあり。甘い、辛い、しょっぱいのバランスが見事すぎ! すっきりしているのに、ちゃんとコクもあって、ず〜っと飲んでられるスープでした。こんな感じで自分で香草をトッピングしながら食べるのですが……

 

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はい、こんなに大量にもらえます。ミント、生インゲンにライムなど、日本で買ったら高いだろうに……ラオスでは惜しげなく使えました! これで2万キープ(日本円で250円くらい)とは驚きますね。

 

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ただ要注意、この店の開店時間は朝から12時までで、スープがなくなったら終了です。11時くらいに行ったら閉店していて、一度涙を飲みました。旅行中一回は行かないと損!!

 

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店名:ワットセーン前のカオソーイ店(店名がないのです!)

住所:Sakkaline Road(ワットセーン前)

 

ラオス流サンドウィッチ、カオ・チーがクセになりすぎ(本当にリピ買いしました)

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フランスパンで作られるサンドイッチ。

ベトナムのバインミーを想像していただければ、イメージしやすいと思います。日本のフランスパンよりも軽い感じで、ペロリと食べられます。

 

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カフェなんかでも売っていて、1つ数百円でお腹いっぱいになるラオスの定番です。

中でもおすすめがこちらの店、Nang Ae Restaurant

 

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一個一個手作り、その場で作ってくれます! バインミーに似ているけど、大量のパクチーとパパイヤが入っているのが特徴です。かまぼこみたいな練り物が主役なんですが、これがいい味出してます!

 

本当にリピ買い! 帰りの空港でもラオス旅に思いを馳せて、いただきました。

 

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店名:Nang Ae Restaurant

住所:Kingkitsarath Road  交差点(メインストリートSisavangvong Roadから徒歩約4分)

ルアンパバーン市街地唯一のスーパー「D&T」の近くなのでお土産物色ついでに行ってみて!

 

どこでも売ってる「ビア・ラオ」が一生飲み続けられる飲みやすさ

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タイのシンハー、シンガポールのタイガーと東南アジアには有名なビールも多いけれど、ビア・ラオも感動もの。

 

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ラオス国内でトップシェア。というか、もう独占企業状態です。どこのレストランにも置いてあって店にもよりますが、日本のビールの半額くらい。ガブガブ飲めちゃいます。

 

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暑いラオスの気候によく合う、ライトな喉越し。とにかく軽いのでゆっくり味わうというよりは、ガブ飲み系ですね。この旅で、何度乾杯したことか。

道端でも売っているし……

 

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こ〜んなオシャレカフェでも発見!

 

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暑いラオスにビールは欠かせない存在。清涼飲料水感覚で、たっくさんいただきました(その良し悪しは置いといて)。その飲みやすい味わいは、暑い東南アジア旅にあって神です!

 

大迫力の朝市で食べる朝粥が滋味深すぎてヤバい

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このラオス旅でもっとも衝撃を受けたのが、朝市。

 

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この赤いの全部肉。豪快というよりやんちゃ! そう、ラオスの朝市はとてもやんちゃなんですよ。

こんな感じで路面に勝手に商品並べるスタイル。

狭い通りに野菜、果物、肉、魚、さらには、いうのがはばかれますが、虫に両生類、爬虫類まで……まじです! オオトカゲがぶつ切りされていたのには、焦った。どこで何とエンカウントしてしまうかわかりません。

とはいえ、これぞアジア旅という迫力。本当の「食体験」ができる、素敵な場所でもありますよね〜(現地では悲鳴を上げまくってましたが、ひとまず冷静を装います)。

 

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その朝市で発見したのがここ、Vassana Coffee anad Restaurant。

 

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アジアの朝といったらやっぱり食べておきたいのが、朝粥です。

 

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注文するとすぐに、お粥や麺をよそってくれました。

 

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こちらが朝粥(カオ・ピヤック・カオ)。

鶏と豚で取られたと思われる出汁がやさしすぎて、滋味深すぎて感動しました。そうか、ラオスってなるほど中国にも近いよな、という中華っぽいけどしつこくない味付け。フライドオニオンでコクは出しつつ、パクチーが効いてさっぱり仕上がってます。

 

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こちらでは、こんな麺もいただきました。さらっと食べられる、まさに朝にぴったりの味。朝メシスポットが意外と少ないので、朝市観光ついでに朝粥はぜひ食べておくべきです。

 

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こちらも1杯200円弱と激安なのに野菜トッピングはたくさん、いやあコスパよすぎですよ!

 

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店名:Vassana Coffee anad Restaurant

住所:朝市の中(メインストリートSisavangvong Roadから徒歩約3分。Sisavangvong Roadとメコン川の間)

 

ちなみに朝8時くらいには閉まる、という旧築地市場(場内)より攻めた「超朝型」の店なので、ぜひ托鉢見学後(近くのSakkalineRoadで見られます)に行ってみて。

托鉢は5時30分から6時30分くらいなので、その足で朝市見学をするのが賢いです!

 

ナイトマーケットの横丁で食べるジャンク飯、これこそ旅の醍醐味

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朝市も熱いが夜市も楽しい。お土産を買いに誰もが行くのがナイトマーケットです。

でも、食べ物を売っている横丁はかなりローカルな雰囲気で、ちょっと近寄りがたいかも。

 

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豪快にいろんなおかずたちが並んでいます。これも魅力ですが、注目は……

 

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最奧にあるこの店。先ほども登場したソウルフード、カオソーイの名店があるんです! 1杯200円以下と安いので、ナイトマーケット帰りに、ぜひ寄ってみて!

 

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注文するとサッと麺をよそい、たっぷり肉味噌を入れてくれました。

 

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これは褒め言葉と断っておきますが、とにかくここのカオソーイはジャンク! 辛いうえにがっつりパンチあり、 のいかにもB級グルメという味わいです。

 

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とはいえ、例によって香草はたっぷり!

 

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店名:ナイトマーケットのカオソーイ屋台(こちらも店名なし!)

住所:16 Chaofa Ngum Road(ナイトマーケット入り口左手、食べ物屋台街の奥)

食べ応え満点のカオソーイは、締めの一杯にぴったりでした。

 

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ラオスというと、こういうお寺のイメージしかなかったかもしれませんが、ここでご紹介したようにかなり「食文化」も熱い場所なんです!

 

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近い将来、日本から直航便が就航するという噂もあるだけに、今後注目の国でもあります。

現地グルメはどれも優秀なので、食べ物目当てのラオス旅もありかも知れませんよ(現に私がそうでした)!

 

書いた人:半澤則吉

半澤則吉

1983年福島県生まれ。2003年大学入学を期に上京。以来14年に渡りながく一人暮らしを続けている。そのため自炊も好きで、会社員時代はお弁当を作り出勤していた。2013年よりフリーライターとして独立。『散歩の達人』(交通新聞社)にて「町中華探検隊がゆく!」を連載するなどグルメ取材も多い。朝ドラが好き。

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