閉店・移転、情報の修正などの報告

旧警察署やビクトリア監獄が、新しい歴史・文化・アートのハブとしてオープン!

こんにちは、香港ナビです!
今日は2018年5月25日に中環の新しいランドマークとして華々しくオープンをした大館(Tai Kwun)について、お届けします!

【 大館(Tai Kwun) ってどんな場所?? 】
香港の古い旧警察本部の跡地が歴史とアートのハブとして産まれ変わった場所です。
セントラル地区、ヒルサイドエスカレーターの近くに位置し、広大な敷地の中には 旧中央警察署・中央裁判所・ビクトリア監獄 という3つの法定古蹟を含む16の歴史的建築と2つの新しい建築があります。170年もの歴史を持つ旧警察本部の建物など、館内は歴史遺産の宝庫であり、それと同時にそれらのスペースは香港のアートやカルチャーを発信する新しい場所に生まれ変わりました。

法廷旧蹟である事を示す看板。

法廷旧蹟である事を示す看板。

建物はどこも美しく、絵になります。

建物はどこも美しく、絵になります。

見所多数の敷地内。

見所多数の敷地内。

敷地内の建物紹介

それでは早速、敷地内の建物を幾つかご紹介しましょう!

大館は入場料無料ですが、現時点では入場の規制が行われています。入場者は事前に申し込みをしてパスをゲットしてから訪問しましょう。(2018年6月8日現在)
価値ある歴史遺産を保護する為には、落ち着くまで規制が必要かもしれませんね。
入場希望のかたは、大館のウェブサイトやからパスを入手して、決められた時間に入場をします。
またパスが発行される際には入場するゲートも指定されるはずです。大館には現在5つのエントランスがありますので、事前にサイト上で入場場所などを確認してから出かけましょう!
館内に入場をしてからは、まずは建物の位置関係を記した地図を貰ってくださいね。とても広く、建物もたくさん有るので、地図で位置を確認しながら進むと迷わないとおもいます。

警察總部大樓 (Police Headquarters Block)
オープン時間: 10:00~20:00

ひと際目を引くレンガ造りの建物は、旧警察本部。グランドフロアは、その昔警察官が上司のインタビューを受けるために使われていたそう。また、昔の警官の採用条件などについても知ることができます。
1階では1930年代に行われたセントラル地区のパトロール・ルートなどについて、2階では香港警察の多民族制を知ることができます。

階下には、ショップやカフェなどがこれから順次オープンしていくようですね。

美しい建物の全景。

美しい建物の全景。

細かなところも美しいので、ゆっくりと観光してくださいね。

細かなところも美しいので、ゆっくりと観光してくださいね。

こちらはシーク教の警察官が利用したプレイルーム。多国籍だった香港警察は、1961年からインドの警察も雇用し、彼らは独自の制服やターバンが認められていたそうです。

こちらはシーク教の警察官が利用したプレイルーム。多国籍だった香港警察は、1961年からインドの警察も雇用し、彼らは独自の制服やターバンが認められていたそうです。

インド警察のプレイルーム(祈りの部屋)では、茶餐廳を模した展示がされていました。

インド警察のプレイルーム(祈りの部屋)では、茶餐廳を模した展示がされていました。

グランドフロアにある展示。このエリアは、警官の昇進インタビューが行われた場所だそう。インタビューを待つ警官の絵から緊張感が伝わります!

グランドフロアにある展示。このエリアは、警官の昇進インタビューが行われた場所だそう。インタビューを待つ警官の絵から緊張感が伝わります!

当時の様子を知ることができる展示や絵がいっぱい。

当時の様子を知ることができる展示や絵がいっぱい。


また、警察總部大樓内では多くの見ごたえある展示が行われています。こちらは現在開催されているものの一部。

展示: 100 Faces of Tai Kwun Guided Tours
期間: 2018年5月29日~9月2日29 May - 2 Sep, 2018
場所: Duplex Studio of Block 01
時間: 11:00~20:00
料金: 無料

オープニング・エキジビションの一つで、大館やその近隣の紹介がされています。セントラルエリアの名店の紹介もあってナビは興味深々でした!


營房大樓 (Barrack Block)
オープン時間: 10:00~20:00

1864年に建設された美しい建物。未婚の警官や、未婚・既婚の軍曹の宿泊施設でもあったそうです。館内には「第一隊更衣室」と書かれた当時の生活を偲ばせる古いボードが残されていたりするので、昔の面影を辿りながら歩くことができます。
警察總部大樓と同様に、レストランやショップが入居する予定です。

廊下にも素晴らしいアーチが。

廊下にも素晴らしいアーチが。

現在はLOVERAMICSなど、ショップやカフェが入居。

現在はLOVERAMICSなど、ショップやカフェが入居。

アーチが美しい外観。

アーチが美しい外観。



 
B倉 (B Hall)
オープン時間: 10:00~18:00

ビクトリア 監獄の囚人の投獄の様子や、懲罰や更正の歴史を見ることができます。薄暗い監獄の狭い牢屋を見ると、ちょっと怖いですね。また、映像を使って当時の懲罰制度や更正労働の様子を見ることができます。

囚人が拘留されていた場所。

囚人が拘留されていた場所。

こちらが牢の中の様子。

こちらが牢の中の様子。

懲罰の様子。

懲罰の様子。

更正の様子。

更正の様子。


F倉 (F Hall)
オープン時間: 10:00~20:00

有罪判決を受け、投獄されるまでの様子を知ることができます。特に、囚人に配られる手帳など、ナビには興味深い展示がありました!
囚人が持っていた手帳。

囚人が持っていた手帳。

こちらは、投獄前に撮った記録写真などの様子。

こちらは、投獄前に撮った記録写真などの様子。

また、この建物のスペースを利用して、期間ごとに展示も行われるようですね。5月29日~6月28日の11時から20時まで、「The Rebirth of the Central Police Station Compound – A Journey of Community Service and Revitalisation」という展示を無料で見ることができます。
大館の再生までの展示と、大館の全景の模型。とっても大きな敷地だというのがお分かり頂けますか? 大館の再生までの展示と、大館の全景の模型。とっても大きな敷地だというのがお分かり頂けますか?
大館の再生までの展示と、大館の全景の模型。とっても大きな敷地だというのがお分かり頂けますか? 大館の再生までの展示と、大館の全景の模型。とっても大きな敷地だというのがお分かり頂けますか?

大館の再生までの展示と、大館の全景の模型。とっても大きな敷地だというのがお分かり頂けますか?


JC CUBE

大館は建築遺産を見ながら歴史的な見聞を広めるだけではなく、同時にアートハブとしても利用されます。
監獄操場(Prison Yard) といわれる屋外スペースに面しているJC CUBEの階段は、屋外シアターとして使われます。この階段を使った屋外シアターやパフォーマンスなど、今後の藝術・文化活動が楽しみですね!!


JC CONTEMPORARY

こちらの建物でも、今後多くの展示などが行われる予定になっています。まだ全ての展示が始まっていませんので、その一部を写真に撮ってきました。

その他のみどころ

敷地内はとにかく、広~い!! 簡単に見て歩いただけでも、ナビは2時間かかりました。でも、きちんと展示を見たり、ショップを覗いたりしたら、も~っと時間がかかるはずです。
当日は歩き易い靴で行き、ゆっくりと余裕を持ってスケジュールを組んで思う存分楽しんでください。

Prison Yard といわれる中庭。

Prison Yard といわれる中庭。

こちらの囚人房では、実際に独房の中に入ってみることができました。

こちらの囚人房では、実際に独房の中に入ってみることができました。

独房の中の様子。狭くて悲しくなってしまいます。

独房の中の様子。狭くて悲しくなってしまいます。

歴史的建物を修復をしながらも、現代とも融合しています。この修復には莫大な時間と労力がかかったに違いありません。

歴史的建物を修復をしながらも、現代とも融合しています。この修復には莫大な時間と労力がかかったに違いありません。

敷地内では多くのアートを見つけることができます。こちらは日本人アーティスト,KATO IZUMIさんの作品。

敷地内では多くのアートを見つけることができます。こちらは日本人アーティスト,KATO IZUMIさんの作品。

素晴らしい建築群は、ナビのような素人が見ても感動します。

素晴らしい建築群は、ナビのような素人が見ても感動します。

昔のままの、古い壁。

昔のままの、古い壁。

「要求などがあればこちらへ」という掲示。英語、広東語、そしてベトナム語で書かれているものが、そのまま残っていました。

「要求などがあればこちらへ」という掲示。英語、広東語、そしてベトナム語で書かれているものが、そのまま残っていました。

監獄の中の様子。

監獄の中の様子。

この場所で、家族や香港の通常の世界と別れを告げ、収容されました。

この場所で、家族や香港の通常の世界と別れを告げ、収容されました。

塀の高さが、ここが監獄だったという事を思いださせてくれます。

塀の高さが、ここが監獄だったという事を思いださせてくれます。


 いかがでしょうか。
歴史的な建物を使って新しく歴史文化とアートのハブに復興された大館。
香港の警察や監獄などの歴史に興味がある方、そしてアートに興味がある方、建築に興味がある方はぜひ訪れてみてください。
これから多くのショップやレストランも入って、観光だけではなくこの近辺の散策の重要スポットになるに違いありません。セントラルが更に賑やかに、更に面白くなりそうですね。

以上、香港ナビがお伝えしました!

記事登録日:2018-06-08

ページTOPへ▲

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2018-06-08

チェックイン日
宿泊数
部屋数 部屋1 大人 子供