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日本の動物園で会える世界三大珍獣②
オカピ/ホームメイト

「世界三大珍獣」とされるのは、「ジャイアントパンダ」「オカピ」「コビトカバ」です。そのひとつ「オカピ」は、「森の貴婦人」と言われる美しい動物で、世界の動物園が飼育を望むあこがれの動物です。

森の貴婦人「オカピ」

森の貴婦人「オカピ」

アフリカの旧ザイール北部の森林に生息するオカピは、1901年、イギリスの探検家ハリー・ジョンストン卿によって公式に"発見"されました。一見、シマウマに似ていますが、キリン科の動物です。

分類
哺乳網・偶蹄目・キリン科
生育域
アフリカ・旧ザイール北部の森林
体の大きさ
肩高1.6m、体重約200kg、尾長40cm
えさ
木の葉、果物、木の芽など。動物園ではペレットなども与えられています。

オカピの特徴

オカピの特徴

オカピは、ウマのような体型をしており、大きさも小型のウマぐらいで、黒っぽい褐色の体に前足と後半身には美しい縞模様があります。この容姿により、最初はシマウマなどウマの仲間だと考えられていました。しかし、その後、キリンの先祖に近い動物であることが判明しています。

動物園での注目ポイントは、皮膚で覆われた角と長~くのびる舌です。これはまさにキリンと同じ特徴なのです。現在、キリン科に属するのはキリンとオカピの2種だけです。

オカピの謎あれこれ

オカピの謎あれこれ

世界三大珍獣のひとつと言われるだけあって、オカピの生態は、いまだに多くの謎に包まれていますが、その中で現在、わかっていることを紹介しましょう。

生きた化石

オカピの謎あれこれ

オカピの先祖は、2000万年前に森林に住んでいました。そのころの生活とあまり変わりなく生きてきたのがオカピで、一方、草原に進出し、進化したのがキリンだと考えられています。つまり、オカピは1000万年前とほぼ姿形を変えずに生きてきた"生きた化石"でもあります。とても警戒心の強い動物であり、いまだに野生環境下でのオカピの生態研究は進んでおらず、野生の生態についてほとんどわかっていません。

ネイルケアが欠かせない?

オカピの謎あれこれ

オカピはシカと同じように2つに分かれたひづめを持っています。有蹄類にとって、このひづめの管理はとても大切ですが、動物園ではひづめが自然に削れるまでには至らないため、月に数回、ヤスリで削り、ひづめの形を整えているそうです。

メス上位社会?

オカピの謎あれこれ

動物界では、オスはメスより大きいことが多いのですが、オカピはメスの方がオスよりひとまわり大きく、体重もメスが300kgをゆうに超えることがあるのに対し、オスはせいぜい300kg止まり。しかし、オスは額にりっぱな角を2本持ち、勇ましい気性を示します。 現在、オカピの生態についてわかっているのは、オカピのメスは巣をつくって生活しますが、オスは巣をつくらず生活するということ。そのため、オスはメスよりも捕食者(ヒョウなど)の餌食になりやすいようです。

お尻の縞模様は、お母さんを見分けるしるし

オカピの謎あれこれ

オカピには、お尻から脚にかけて白の縞模様があります。近くで見るととても目立ちますが、オカピが暮らすジャングルの中では保護色の役割を果たしています。また、この縞模様は個体によってそれぞれ違い、オカピの子どもがお母さんを見分けるしるしになっているようです。

オカピに会える主な動物園

オカピに会える主な動物園

恩賜上野動物園(東京都)/よこはま動物園ズーラシア(神奈川県)/野毛山動物園(神奈川県)、横浜市立金沢動物園(神奈川県)

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