陸上競技情報
室伏広治選手の経歴/ホームメイト
「鉄人」との異名を持つ陸上競技選手・室伏広治(むろふしこうじ)選手について紹介します。
室伏広治(むろふしこうじ)選手のプロフィール
1974年10月8日生まれの、静岡県沼津市出身です。身長187cm、体重99kgが公式プロフィールで、フルネームは、「室伏アレクサンダー広治」です。千葉県・成田高等学校を卒業後、中京大学体育学部を経て、同学大学院体育学研究科に進み、体育学の博士号を取得しました。2011年には、同大学のスポーツ科学部競技スポーツ科学科准教授に就任しています。父に「アジアの鉄人」と呼ばれた室伏重信を持ち、母にオリンピック槍投ルーマニア代表のセラフィナ・モリッツを持つサラブレッドであり、妹の室伏由佳選手もアテネオリンピック女子ハンマー投代表・女子円盤投げ日本記録保持者です。自己ベストは、2003年に行なわれたプラハ国際でのハンマー投の記録84m86です。これは当時の世界歴代3位の好記録で、現在は世界歴代5位の記録となっています。
オリンピック・世界陸上での活躍
室伏選手は、ハンマー投の選手として、オリンピック・世界陸上などの世界レベルの大会で活躍しています。その主な戦績を紹介します。
世界陸上選手権大会への出場
2001年、カナダ・エドモントンで行なわれた世界陸上選手権大会に出場し、ハンマー投で82m92を記録し、2位に入賞しています。2003年にフランス・パリで行なわれた世界陸上選手権大会にも出場し、ハンマー投で80m12を記録し、3位に入賞しました。2011年に韓国・大邱で行なわれた世界陸上選手権大会では、81m24という記録で見事優勝しています。
オリンピックへの出場
2004年にギリシャで開催されたアテネオリンピックに出場し、ハンマー投で82m91を記録して金メダルを獲得しました。2008年に中国で開催された北京オリンピックにも出場し、80m71をマークして5位に入賞しています。2012年にイギリスで開催されたロンドンオリンピックに出場した際には、78m71をマークして銅メダルを獲得しました。
日本を代表する陸上競技選手に
陸上選手として、早い段階から日本の投てき界をリードしてきました。2000年に行なわれた大阪グランプリ大会のハンマー投で80メートルの壁を破って優勝し、世界のトップ選手の仲間入りを果たしたと言われています。また、2003年にプラハで行なわれたグランプリ大会では、室伏選手の自己ベストであると同時に当時世界歴代3位の記録である84m86をマークしました。
スポーツ外での活躍
室伏選手は、スポーツ以外の分野でも活躍しています。その活動の一部を紹介します。
CM出演
・日清「麺の達人」(2005年~2006年)
・フェデックス(2006年~)
・大塚製薬「オロナミンC」(2007年)
・集英社「最強ジャンプ」(2011年)
・小林製薬「アンメルツゴールドEXグリグリ」(2012年)
・アサヒビール「アサヒジャパンゴールド」(2012年)
文筆業
・『超える力』(2012年・文藝春秋)
・『ベストパフォーマンスを引き出す方法』(2013年・咲花正弥共著・ベースボールマガジン社)
受賞
2006年には「ベストスマイル・オブ・ザ・イヤー2006」に選ばれました。2007年には、全国理容連合会から「第2回さわやかヘアスタイル大賞(メンズ部門)」を受賞しました。