慶応―北陸戦を観戦するため甲子園球場を訪れた清原和博さん

 夏の甲子園第6日の11日、第3試合は慶応と北陸が対戦し、慶応が七回の先頭打者に代打清原を送ると、甲子園が歓声に包まれた。PL学園(大阪)で黄金期を築いた清原和博さんの次男。3球目を鋭くはじき返すと4万人が入った球場は再び沸いたが、ボールは左翼手のグラブに収まり、この打席だけで退いた。「声援を力に変えられた」と楽しんだ様子だった。

 見守った父は拍手を送り「幸せですね。よく振った」とコメント。2年生だが、留年の影響で最後の夏となる。「フルスイングできるのが強み。まずはヒット1本を打ちたい」と、先発出場で5打数1安打だった選抜大会に続く甲子園での安打を狙う。

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