米共和党のマッカーシー下院議長(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】バイデン米大統領は16日、債務上限引き上げを巡って野党共和党のマッカーシー下院議長らと会談し、協議を継続することで一致した。政権側とマッカーシー氏側の事務レベルで協議する。バイデン氏は会談後の声明で、先進7カ国首脳会議(G7広島サミット)出席などの外遊から帰国後に再会談する意向を表明した。

 債務上限は連邦政府の借り入れの限度額で、法律で定められている。1月に現在の上限の約31兆4千億ドル(約4300兆円)に達した。バイデン氏は無条件で引き上げるべきだとの立場だが、マッカーシー氏は上限引き上げの条件として歳出削減を求めている。

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