「バカ殿様」「変なおじさん」といった数々の人気キャラクターに扮(ふん)し、お茶の間を爆笑の渦に巻き込み、2020年3月に亡くなった国民的コメディアン・志村けんさん。彼がテレビ番組で使用した小道具や衣装など約250点の資料でその足跡をたどる「志村けんの大爆笑展」(北海道文化放送、道新文化事業社主催)がサッポロファクトリー3条館(札幌市中央区)で5月14日まで開かれています。初日にゲストとして来札したのは、同じ「ザ・ドリフターズ」のメンバー、高木ブーさん(90)。志村さんの人柄やドリフについて話を聞きました。(文化部 大原智也)
たかぎ・ぶー 1933年、東京生まれ。いくつかのバンドを経て1964年にザ・ドリフターズに加入。ウクレレ奏者としても活躍し、日本にウクレレブーム、ハワイアンブームをもたらした。現在はサザンオールスターズの関口和之さんや荻野目洋子さんらとの「1933ウクレレオールスターズ」に参加。90歳を迎えた今もライブ活動をしている。
ザ・ドリフターズ 1956年に音楽バンドとして結成。後に、いかりや長介さん(故人)、荒井注さん(故人)、高木ブーさん、仲本工事さん(故人)、加藤茶さんらが加わる。志村けんさんは74年からメンバーになる。1969年から始まった「8時だョ! 全員集合」(TBS-HBC)は最高視聴率が50%を超える番組に。「ドリフ大爆笑」(77~98年、フジテレビ-UHB)も人気を集めた。
■志村けんは努力家
――同じドリフのメンバーとして、志村さんをどのように見ていましたか。...
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