追跡 金正男暗殺

乗京真知

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000613866
ISBN 10 : 4000613863
フォーマット
出版社
発行年月
2020年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
206p;19

内容詳細

二〇一七年二月、旅行客で賑わうクアラルンプール国際空港で、一人の男が二人の女に神経剤VXを塗りつけられ、殺された。「キム・チョル」名のパスポートを持ったその男の正体は、北朝鮮の最高指導者金正恩の異母兄、金正男だった。彼はなぜ殺されたのか、なぜマレーシアだったのか、実行犯二人は何者なのか―。現地警察、実行犯の家族、そして金正男の友人まで、二年半にわたる綿密な取材が炙り出す、白昼の暗殺劇の真実。

目次 : 第1章 歴史を変えたマレーシア警察の「ミス」/ 第2章 殺害までのカウントダウン/ 第3章 アイドルを夢見た実行犯/ 第4章 工作員を好きだった実行犯/ 第5章 暗躍する北朝鮮工作員/ 第6章 遺体をめぐる攻防/ 第7章 黒幕不在の裁判/ 第8章 残された謎

【著者紹介】
乗京真知 : 1981年、福井県生まれ。朝日新聞アジア総局員。少年期をブラジルで過ごし、神戸大学法学部で国際関係論を学んだ後、朝日新聞社に入社。仙台総局や名古屋報道センターで主に事件や災害を担当、米コロンビア大学東アジア研究所(専門研究員)、国際報道部を経て、2016年9月からイスラマバード支局長としてパキスタンとアフガニスタンで取材、2019年7月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ジャズクラ本 さん

    ◎てっきり金正男暗殺の経過を辿った本だと思っていたが、それだけではなくマレーシア政府の脆弱性にも焦点があてられていて非常に面白かった。マレーシアには出張で10年ほど前に半年ほど滞在したことがあり、その際、政府の稚拙っぷりに驚いた記憶があるが、当時と何も変わっていない。汚職や賄賂が蔓延し、対外的には弱腰外交。司法も形ばかりのおざなりなもの。北朝鮮が相手では好きなように掌の上で転がされるのもさもありなんという感じだ。一等国の仲間入りがしたくて様々な政策を試みているが、このザマでは弱小国家からの脱却は図れまい。

  • 羊山羊 さん

    2020上半期個人的ベストノンフィクション。2017年に暗殺された金正男について追った1冊。綿密な取材が圧倒的なリーダビリディと濃い中身を生んだ。北の非常にレベルの高い諜報活動に舌を巻く。東南アジアで流行るドッキリ番組を装い、野心に燃える女の子を利用して暗殺者に仕立てる地域を巧みに利用する暗殺計画。凄い。そして、本著の最終章でおぼろげに示される金正男と米国、反北朝鮮組織の影が気になる。北の暗躍は終わらない。この乗常氏という記者、覚えておこう。マスメディアの凋落が嘆かれる中、襟を正す。傑作。

  • ぺん さん

    東京ポッド許可局聞いて手に取る。ルポルタージュものはあまり読まないのだが、事実を淡々と書いていくスタイルがわかりやすかった。最後のあとがきのところで、筆者の情熱みたいなものが一気に噴き出しているのも、本文と好対照でよかった。そして北朝鮮怖い。金正男の息子が心配。

  • BEAN STARK さん

    悪いことしてはいけませんね❗️

  • ふる3 さん

    クアラルンプールの空港で暗殺された男。持っていたパスポートには氏名キム・チョル、国籍はDemocratic People’s Republic of Korea(北朝鮮)とあったので、警官は最後のKoreaから韓国だと勘違いして、韓国大使館に連絡した。韓国側はキム・チョルは金正恩の異母兄の別称だと知っていたので、金正男が暗殺されたと報じた。もし北朝鮮に連絡していたら、そのまま遺体は北朝鮮に引き渡され、暗殺の事実は闇に葬られていたかも。 という衝撃的な幕開けで始まる暗殺事件。面白かった。

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乗京真知

1981年、福井県生まれ。朝日新聞福井総局長兼国際報道部員。少年期をブラジルで過ごし、神戸大学法学部で国際関係論を学んだ後、朝日新聞社に入社。仙台や名古屋で主に事件や災害を担当し、米コロンビア大学東アジア研究所(専門研究員)、イスラマバード支局長、アジア総局員、国際報道部次長などを経て、2023年5

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