パトリシア・ハイスミス

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アメリカの友人 河出文庫

パトリシア・ハイスミス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309461069
ISBN 10 : 4309461069
フォーマット
出版社
発行年月
1992年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,410p

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読書メーターレビュー

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  • fishdeleuze さん

    リプリーシリーズ3作目。シリーズものではあるが、第1作の『太陽がいっぱい』と、第2作目以降とは別物と考えた方がよさそう。第一作ではゲイ小説といってもいい独特の空気感があったが、二作目以降その傾向は影を潜めて、リプリーは忌み嫌われるヒーローであり、理知と衝動のアンビバレントさを持ちながらすれすれのところで生き延びていく。話のテンポもいいし、展開もスリリングで楽しめる。だが、リプリーがいささかかっこよすぎるような気がする。好みの問題かもしれないけど。本作は、ヴィム・ヴェンダースによって映画化された。

  • 井戸端アンジェリか さん

    トム・リプリーの出番少なめじゃん!と思いましたら、それが鍵でした。前2作のようないつバレやしまいかハラハラドキドキするよ全く!とは別のハラドキ感でした。今作は特に暗く悲しい。読後耳元で悪魔が囁きました.....世の中銭でっせ。

  • えみりん☆ さん

    「太陽がいっぱい」は随分子どもの頃見たのでないようが上手く思い出せないけど、同じトム・リプリーと思えない。白血病で余命幾ばくもないジョナサンが多額の報酬と引き換えに殺人に引きづり込まれて行くのを横から無報酬で手助けするリプリー。マフィアに対する作者の考えがそこにあるのかと考えてしまいました。

  • ブラックジャケット さん

    著者唯一のシリーズ物でもある主人公トム・リプリー、犯罪者であるのだが、肯定的人物造形でグレーゾーンの危ない魅力を振りまく。第一作は「太陽がいっぱい」としてルネ・クレマンが映画化。第二作と第三作の本書からヴィム・ヴェンダースが「アメリカの友人」として映画化した。両作とも原作から大きく離れて、映画独自の物語となった。幸か不幸か、リプリーの苦笑いが見える。しかしハイスミスファンは多く、こちらの方が原作に忠実だ、と「リプリー」「リプリーズ・ゲーム」「リプリー 暴かれた贋作」などが製作された。今回は余談ばかり。

  • fritzng4 さん

    それにしてもトム・リプリーは狡猾で不敵だ。白血病のジョナサンを犯罪に引き入れるという悪魔的アイデアを思いついたのはトムだが、物語は次第にリーヴスとジョナサンのそれになり、しかし途中で颯爽と現れ物語を完全に自らのものにする。街角で唾を吐きかけられるのも当然なほどに残酷なきっかけを作り出しておきながら、粋な趣味人トム・リプリーは憎めない魅力を存分に発揮する。平凡な人間があれよあれよと地下鉄でマフィアを殺すことになる心理の過程を面白く読む。それでも前作『贋作』の方が完成度は高いように思ったが。

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