30代以下では9割がアジアに興味あり!いまは韓流だけではない 広がるアジアブーム
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30代以下では9割がアジアに興味あり!いまは韓流だけではない 広がるアジアブーム

30代以下では9割がアジアに興味あり!いまは韓流だけではない 広がるアジアブーム

30代以下では9割がアジアに興味あり!いまは韓流だけではない 広がるアジアブーム

2021年9月10日

住まい・暮らし

女性トレンド総研

30代以下の女性たちの間では、韓国を中心としたアジアの国に注目が集まっている。食・美容・ファッション・エンタメなどは、いまや国を越えた広がりをみせる。国内企業もボーダーレスな取り組みが必要となる時代がやってきた。

 

目次

1.あなたはアジアのカルチャーに興味がありますか?(食・美容・コスメ・ファッション・ドラマ・音楽・旅行など)

1.1.アジアのカルチャーの特にどういったことに興味がありますか?

1.2.購入・利用しているアジア発の商品・サービスを教えてください。

1.3.アジア発の商品・サービスを購入・利用した理由を教えてください。

1.4.アジアのカルチャーに興味を持つきっかけとなったものや、影響を受けた人物を教えてください。

1.5.食に関して興味があるアジアの国はどこですか?

1.6.音楽や映画、ドラマに関して興味があるアジアの国はどこですか?

1.7.ファッションに関して興味があるアジアの国はどこですか?

1.8.コロナ収束後に旅行へ行きたいアジアの国はどこですか?

2.まとめ

3.調査概要

 

あなたはアジアのカルチャーに興味がありますか?(食・美容・コスメ・ファッション・ドラマ・音楽・旅行など)


”ベースタ”の具体的なペルソナ像


約8割がアジアのカルチャーに興味があると回答。食・美容・ファッション・エンタメなど、アジアへの注目度が高まっている。特に10~30代のシングル層は約9割がアジアに興味を示しており、若年層を中心としたアジアブームが起こっていることがわかる。コロナ禍で渡航ができないため、アジア発の商品を生活に取り入れたり、アジアの国のドラマや映画、アイドルなどエンタメを楽しんだりする女性が増えている。アジアンな雰囲気を取り入れた商品開発や店頭ディスプレイのほか、SNSなどのデジタル販促にも活かしてほしい。


Q.アジアのカルチャーの特にどういったことに興味がありますか?


アジアのカルチャーの特にどういったことに興味がありますか?

76.8%が食(食品・お菓子・調味料)に興味があると回答。その後、美容・コスメ、旅行、ファッションと続く。年代別に見ると、10~40代は食と美容、50代以上は食と旅行への関心が高い。このことからも、アジアンフードが全世代の女性から注目を集めていることがわかる。コロナ禍で外出自粛が続く中、手軽に非日常や旅行気分を感じられることから人気が高まっていると推測される。美容やコスメに関しては、近年、若年層を中心に浸透してきた韓国コスメの影響が、幅広い世代に広がっていると考えられる。


Q.購入・利用しているアジア発の商品・サービスを教えてください。


購入・利用しているアジア発の商品・サービスを教えてください。

アジアの中でも韓国の人気が高い。イニスフリーやメディヒール、CLIO(クリオ)など、韓国コスメのブランド名があがっている。また、キムチ、辛ラーメン、チャミスル(韓国焼酎)など韓国フードも人気だ。食品に関しては、グリーンカレーやフォーなど幅広いアジアンフードが回答されていた。アジア全域の食が身近になっていることがわかる。その他、ドラマや服、雑貨などアジア文化を積極的に生活に取り入れている様子が浮かび上がる結果だ。


Q.アジア発の商品・サービスを購入・利用した理由を教えてください。


  • 韓国ファッションや韓国メイクが流行っているから。(東京都 10代)

  • 海外旅行に行ったときに1度利用してとても気に入ったのでリピートしています。(新潟県  10代)

  • 韓国ドラマでみたりSNSで紹介されていて気になったから。(大阪府 20代)

  • コスメは安くて使いやすいから。音楽は語学勉強のために。文化や歴史はその国のことをよく知りたいから。(新潟県 30代)

  • 韓国のものをよく購入していて、使い勝手もデザインもいいし、食品などは今は旅行に行けない分おうちで作ることができるから。(岩手県 20代)

  • 韓国映画、ドラマは面白いので。(大分県 50代)

  • アジアのインテリアが好きで、家の雰囲気を、バリ島をイメージしてそろえました。(兵庫県 40代)

  • もともと中国のデザインが好きで興味があった。個人輸入代行でかわいいコスメを入手できるようになり、PLAZAでも買えるようになったのでかなり使ってます。(神奈川県 30代)


Q.アジアのカルチャーに興味を持つきっかけとなったものや、影響を受けた人物を教えてください。


アジアのカルチャーに興味を持つきっかけとなったものや、影響を受けた人物を教えてください。

コロナ前の旅行がきっかけとなり、アジア文化に興味を持った人が多い。また、BTS、TWICE、少女時代など世界的にヒットしているK-POPアイドルをあげる回答が目立つ。動画配信サービスで人気の韓国ドラマからの影響も大きいようだ。情報収集は、InstagramやYouTubeなどSNSを活用しているほか、友人からのクチコミがあるようだ。


※ワードクラウド:スコアが高い単語を複数選び出し、その値に応じた大きさで図示しています。単語の色は品詞の種類で異なっており、青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞、灰色が感動詞を表しています。

※ユーザーローカル テキストマイニングツール(https://textmining.userlocal.jp/ )による分析


Q.食に関して興味があるアジアの国はどこですか?



食に関して興味があるアジアの国はどこですか?

日本78.0%に次いで、韓国が73.6%で2位になっている。台湾、タイ、中国も人気だ。日本国内にいても、各国のアジアンフードが手に入ることから、回答の分散がみられる。年代別に集計した場合、10代は韓国フードへの興味が87.5%で日本食への興味を上回っている。また50代以上では、韓国よりも台湾への興味関心が高いことが特徴だ。具体的な食品名を問う設問では、トッポギ、小籠包、トムヤムクン、ナシゴレン、パッタイ、グリーンカレーなど、さまざまなアジア料理が回答されている。日本食とは違う味を楽しみたいという女性たちのインサイトがみえる。



Q.音楽や映画、ドラマに関して興味があるアジアの国はどこですか?


音楽や映画、ドラマに関して興味があるアジアの国はどこですか?

日本への興味が68.9%で1位だ。しかし、韓国ドラマやK-POP人気を受けて、韓国への興味関心も49.3%となっている。具体的な音楽や映画、ドラマを問う設問では、韓国ドラマ「愛の不時着」や「梨泰院クラス」があげられているほか、K-POPグループ(BTS、TWICE、BLACKPINK)の名前が回答された。韓国以外の国では、タイドラマ「2gether」、台湾ドラマ「流星花園」、中国歴史ドラマなどの映像作品があげられている。動画配信サービスやSNSの普及で、さまざまな国のエンタメに気軽に触れられるようになった影響が大きいと推測される。いまやエンタメコンテンツは世界に向けて発信することを意識した制作が必要となった。



Q.ファッションに関して興味があるアジアの国はどこですか?


ファッションに関して興味があるアジアの国はどこですか?

日本のファッションに次いで、韓国ファッションへの興味が高まっている。特に10代では、約8割が韓国ファッションに興味を持つ。この結果は日本ファッションへの興味を上回っている。韓国ファッションへの興味関心は年代が上がるにつれて下がっていくことから、若年層を中心とした韓国ファッションのブームが起きているとわかる。具体的なファッションを問う設問では、韓国ファッションに対して「安い」「トレンド」「かわいい」という言葉が複数あがっている。安価でトレンドの洋服が購入できる点が若年層から支持されていると推測される。


Q.コロナ収束後に旅行へ行きたいアジアの国はどこですか?


Q.購入検討時にSNS投稿動画を利用した感想を教えて下さい。

韓国55.7%、台湾49.3%、日本45.2%と続く。現在の韓国ブームを受けて、旅行先としても韓国が選ばれている。特に30代以下の若年層から韓国の人気が高い。旅行に行きたい国の魅力を問う設問では、「韓国で焼き肉を食べたい」「台湾の景色と屋台料理に魅力を感じる」「世界遺産を見たい」「アジアの国の習慣食べ物などをいろいろ体験したい」「上海ディズニーランドに行きたい」など、さまざまな国に対して多数の回答が集まった。コロナ禍で閉塞感を感じる中、収束後の旅行を楽しみにしている様子が良くわかる。


まとめ

2004年「冬のソナタ」から始まった韓流ブーム。いまでは若年層を中心にK-POPミュージックや韓国ドラマが高い人気を得ていることがわかった。背景には、長引く自粛生活の中で、SNSや動画配信サービスの利用者が増え、女性たちの中で海外が身近になったことがあると思われる。今ではECサイトや国内の店頭でもアジア商品を扱うようになり、手軽に購入できるようになったこともブームの要因だろう。コスメとファッションはコロナ禍でも伸びているマーケットとして注目を集めている。世界をけん引していくアジアから今後も目が離せない。


■調査概要

【調査期間】 2021年6月23日~2021年6月30日

【調査方法】 インターネット調査【調査対象】全国女性(15歳以上)538人



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