スウェーデンの王位継承者ヴィクトリア王太子と夫のダニエル王子が、結婚生活をめぐる噂についてソーシャルメディアで声明を出した。
「私たちの私生活に関して否定的な噂が広がっていることを知りました。結婚生活で裏切り行為があり、離婚が差し迫っているという疑惑です。
通常であれば、私たちはこのような噂や憶測にはコメント致しません。しかし、拡散されている噂は全く根も葉もないものであると、家族を守るために、ここできちんと明確にしたいと思います」と書かれていた。
AFP通信によると、「スウェーデン王室の広報室長マルガレータ・ソーグレンは全国紙『Expressen』に、メディアから質問されるたびに何度も否定したにもかかわらず、長期にわたって噂が流れていることから、このように稀なコメントが出されたと語った」という。
スウェーデンのタブロイド紙はこの数ヶ月、夫妻が離婚するのではないかと憶測していた。
ヴィクトリア王太子はスウェーデン現国王カール16世グスタフとシルヴィア王妃の第一子で、王位継承者。
彼女が2歳の時に、スウェーデンの王位継承法が男子優先長子相続制(長男が王位継承者となる)から長子相続制(第一子が王位継承者)に変わったことから、弟より継承順位が上になった。
弟のカール・フィリップ王子は現在、王位継承順第4位、妹マデレーン王女は第8位だ。
2人の出会いは2001年。ヴィクトリア王太子が通っていたジムで、ダニエルがパーソナルトレーナーとして働いていたことがきっかけだった。8年の交際を経て2010年6月19日に結婚。
夫妻には子ども2人、9歳のエステル王女と5歳のオスカル王子がいる。
Translation: Mitsuko Kanno From Town & Country US