ロンドンの王立公園のひとつ、ハイド・パークにあるケンジントン宮殿は、バッキンガム宮殿から車で西に約10分の距離に立ち、古くから王室メンバーの住まいとされてきた。
ここで最初に暮らしたロイヤルは、国王ウィリアム3世と妻のメアリー2世。その後、ヴィクトリア女王が幼少期をここで過ごし、エリザベス女王の妹マーガレット王女やダイアナ元妃なども暮らしてきた。
Netflixの人気ドラマ『ザ・クラウン』のシーズン5では、エリザベス女王の夫フィリップ殿下がふざけて「イカれた老婦人の収容所」と呼んでいたこの場所に、現在は誰が住んでいるのだろうか?
ウィリアム皇太子一家
ウェールズ公夫妻と3人の子どもたちは2022年8月、ウィンザー城の敷地内にあるアデレード・コテージに転居した。だが、現在もケンジントン宮殿の「アパートメント1A(以前はマーガレット王女が居住していた)」は、夫妻のロンドンの公邸となっている。
ユージェニー王女一家
ユージェニー王女と夫ジャック・ブルックスバンク、長男オーガストは、ケンジントン宮殿内の「アイビー・コテージ」を住まいとしている。ただ、夫妻はポルトガルにも居を構えており、両国を行き来しながら暮らしている。
グロスター公爵リチャード王子とバージット夫人
グロスター公爵リチャード王子は、エリザベス女王のいとこにあたる人物。公爵夫妻は2019年、宮殿内の「アパートメント1」から、同じく宮殿内にあるもう少し狭い「オールド・ステーブルズ」に住まいを移したそう。
ケント公爵エドワード王子とキャサリン夫人
ケント公爵エドワード王子は、エリザベス女王のもうひとりのいとこ。キャサリン夫人とともに、宮殿内の「レン・ハウス」で暮らしている。なお、夫人は2002年に公務から引退し、現在は「HRH(妃殿下)」の敬称も使用していない。
マイケル・オブ・ケント王子とマリー=クリスティーヌ夫人
ケント公爵の弟マイケル・オブ・ケント王子は、マリー=クリスティーヌ夫人とともに宮殿の「アパートメント10」に住んでいる。また、王子の姉アレクサンドラ王女は、リッチモンドパークにある「サッチト・ハウス・ロッジ」で暮らしている。
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