1000万円からの投資法6選!資産運用を成功させる鍵を徹底解説

1,000万円の資金で投資を始める場合、株式や投資信託、不動産などさまざまな投資対象を選ぶことができます。

1,000万円は大金であるため、運用に成功すれば高いリターンが期待できるでしょう。その反面、運用に失敗すると多額の損失が発生することもあるため、運用方法は慎重に選ぶ必要があります。

 

本記事では、1,000万円の資産を運用した方がよい理由や、運用方法の種類などを解説します。運用の失敗を防ぐためのポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

 

 

1000万円を投資することの重要性

1,000万円を預貯金口座で眠らせたままにしとくのは、かえってもったいないと考えられます。1,000万円を元手に運用をすると、資産を大きく増やせる可能性があるためです。

 

1000万円を貯金しておくのはもったいない

2023年9月現在も、日本は歴史的な低金利が続いているため、1,000万円を預貯金口座に預けていても、ほとんど利息収入が期待できません。
インフレが発生したことで、1,000万円を預貯金口座に預けたままにしておくと資産価値が目減りしてしまいます。

 

インフレとは、モノやサービスの価格が上昇することをいいます。インフレが起こると物価は上昇しますが、貨幣の価値は相対的に減少するのです。
その点、1,000万円を運用して資産を増やすことができれば、インフレが発生したときの資産価値の減少を防ぐことができます。1000万円のすべてを預貯金に預けるのではなく、一部または全部を運用に回すことで、インフレリスクに対処することができます。

 

1000万円は運用次第で増やすことができる

1,000万円を運用すると、どの程度資産を増やすことができるのでしょうか。運用期間を10年として、シミュレーションで確認してみましょう。

試算結果は以下の通りです。

想定利回り(年利)10年後の運用成果
0.002%1,000.2万円
2%1,219万円
3%1,343.9万円
4%1,480.2万円
5%1,628.9万円

※上記シミュレーションでは税金や手数料を考慮していません

 

金融機関の定期預金口座に預けた場合の想定利回りは、年0.002%程度です。この利回りで10年間運用したとしても、2,000円しか増えていません。

一方、1000万円を年2%で運用することができれば、10年後には1219万円まで増やすことができます。年利5%で10年間運用できたときの運用成果は、1,628.9万円に達します。

 

もちろん、運用をしたからといって、必ず資産を増やせるわけではありません。1,000万円を運用する際は、投資対象ごとの特徴やリスクをよく理解したうえで、安定的な収益が期待できる方法を選ぶことが大切です。

 

 

1000万円のおすすめの投資先

続いて、1,000万円の主な投資先をご紹介します。

 

1. 不動産投資

不動産投資は、マンションやアパート、戸建住宅などを対象とした投資方法です。投資した物件を第三者に貸し出すことで、家賃収入を得ることができます。物件の資産価値が上昇したと思われるタイミングで売却をすると、売却益を得ることも可能です。

投資用不動産を購入するためには、数千万円や数億円の資金が必要になることもあります。そのため、投資家の多くは金融機関から不動産投資ローンを借り入れて投資物件を購入します。
金融機関から融資を受けることができれば、数百万円ほどの自己資金で不動産投資を始めることも可能です。

 

ただし、物件選びを間違えてしまうと、入居者がつかずに家賃収入が得られない可能性があります。不動産投資では、管理費で修繕費、固定資産税、火災保険料などの諸経費がかかります。
家賃収入を得られないと、諸経費の支払いだけがかさんで赤字が発生し、貴重な財産を食い潰してしまいかねません。

 

そのため不動産投資をする時は、信頼できる不動産会社の担当者に相談の上慎重に投資物件を選ぶことが重要です。不動産投資に関しては、以下の記事も参考にしてみてください。
>> 関連記事:不動産投資の第一歩 仕組み・種類・メリット・注意点を徹底解説【リンク】

 

2. 投資信託

投資信託は、投資家から集めた資金を、投資のプロが代わりに運用する仕組みの金融商品です。集められたお金は1つにまとめられて、商品(ファンド)の運用方針にしたがって国内外の株式や債券、不動産などに分散して投資されます。
株式や債券などの個別銘柄の選定を運用のプロに任せることができるため、資産運用の初心者でも始めやすいといえます。

 

また、手軽に分散投資ができるのも投資信託の主なメリットです。分散投資とは投資対象を複数に分けて投資することであり、投資のリスクを軽減する効果が期待できるといわれています。

 

株式や債券、不動産など複数の投資対象を自分で選んで分散投資をする場合、効果的な分散投資をするのは難しいかもしれません。
投資信託であれば1,000万円の資金をうまく分散して投資でき、リスク軽減効果が期待できるでしょう。

 

3. 株式投資

株式投資は、国内や海外の企業が発行する株式に投資をして利益を狙う投資方法です。投資した企業が将来的に大きく成長し、株価が上昇したタイミングで売却すると、高い売却益を得られる可能性があります。

また、企業が上げた利益の一部を配当金として還付してもらうことも可能です。日本国内の企業の中には、自社製品や優待券などの株主優待を実施していることもあります。

 

一方で、投資先の企業の業績が悪化すると、株価が大きく下がって元本割れとなることがあります。企業が経営破綻すると、株式の価値がなくなってしまい投資金額を失ってしまいかねません。
株式投資で利益を上げるためには、業績が安定している企業や、将来的に大きな成長が期待できる企業を見極められるだけの知識や技量が求められるでしょう。

 

4. ETF

ETFとは、上場投資信託のことです。基本的な仕組みは通常の投資信託と同様です。投資家から集められた資金は、商品の運用方針にしたがって国内外の株式や債券などに分散投資され、得られた収益は出資金額に応じて分配されます。

通常の投資信託と異なるのは、ETFが証券取引所に上場しているということ。上場株式と同じようにリアルタイムでの取引ができます。
ETFの最低投資金額は1万円程度であるため、少ない金額で投資を始めたいと考えている人にもおすすめできる商品です。

 

5. REIT(不動産投資信託)

REIT(不動産投資信託)は、複数の投資家から資金を集めてオフィスビルや商業施設、マンションなどに投資をする仕組みの商品です。
REITに投資した人は、間接的に不動産のオーナーとなり、家賃収入や売却益などが得られたときは、出資金額に応じた配当を受け取ることができます。

 

また、マンションやアパートなどの現物不動産を購入する場合、一般的に多額の資金が必要ですが、REITであれば数万〜数十万円程度で投資することが可能です。
証券取引所に上場されているREITであれば、上場株式と同様に取引所で売買ができるため、現物の不動産よりも換金しやすいといえます。

 

他にも、複数のREITに投資ができる「REITファンド」という商品であれば、数千円ほどで投資できるものもあります。より少ない金額から運用を始めてみたい人にとって、REITやREITファンドは有効な選択肢といえるでしょう。

 

6. 外貨預金

外貨預金とは、ドルやユーロなどの外貨に両替をしたうえでおこなう預金のことです。日本円で預け入れる円建ての預金よりも金利が高い傾向にあるため、多くの利息収入が期待できます。

また、為替相場の動き次第で利益が生じる可能性があるのも、円建て預金にはない魅力です。預け入れたときよりも払い戻したときの為替レートが円安になっていれば、利益を得られる可能性があります。

その反面、払い戻しのときに円高となっていれば、損失が発生することもあります。外貨預金に投資をするときは、金融機関の担当者の説明をよく聞き、円建て預金との違いやリスクをよく理解することが大切です。

 

 

どっちがいい?投資方法の選び方

1,000万円という大きなお金を運用する場合、投資方法は慎重に選ばなければなりません。そこで、ここでは1,000万円で投資を始める人に向けて、投資方法の選び方を解説します。

 

一括(集中)投資ではなく分散投資

1,000万円を運用するときは、特定の資産に一括(集中)投資をするのは、あまりおすすめできません。投資対象の価格が大幅に下落したときに、元本割れが生じやすくなるためです。

 

一方、複数の資産に分散投資をしていると、1つの投資先の価格が下がったとしても、他の投資先の価格が維持されたり、上昇したりしていれば、資産全体の大幅な下落を防げます。

また「300万円を株式、400万円を債券、300万円を不動産」のように、値動きが異なる銘柄に分散すると、リスク軽減効果が得られやすいといわれています。

 

1,000万円をより安定的に運用していくためには、一括投資をするよりも分散投資を心がけた方がよいでしょう。

 

短期投資ではなく長期投資

短期投資で利益を得る場合、投資対象の値動きを定期的に確認して、値上がりしたタイミングを見計らって売却しなければなりません。また、売却のタイミングを判断するためには、投資の知識や市場の分析力などが求められます。

本業が多忙な人や投資の経験が浅い人が、短期投資で利益を狙うのは現実的ではないでしょう。そこでおすすめしたいのが、5年や10年などの長期にわたって投資対象を保有し続ける「長期投資」です。

 

長期投資であれば「複利効果」が期待できます。複利効果とは、運用で得られた利益を再投資に回すと得られる効果のことです。複利効果が働くと、利益がさらに利益を生んで資産が雪だるま式に膨らんでいきます。

短期的に利益を得ようとするのではなく、長期投資によってじっくり時間をかけて利益を積み上げていくことも、1,000万円を運用するうえでのポイントです。

 

ハイリスクよりローリスク(ミドルリスク)

1,000万円という大きな金額をハイリスク・ハイリターンの投資で運用すると、大きなリターンが期待できる一方で、発生しうる損失も大きくなってしまいます。

そのため、1000万円の資産で投資を始めるときは、ローリスク・ローリターンまたはミドルリスク・ミドルリターンの運用方法を中心に選ぶとよいでしょう。

 

ただし、ローリスクであるとはいえ、1,000万円のすべてを普通預金や定期預金で運用するのはあまり効果的といえません。そこで、検討したいのがミドルリスク・ミドルリターン「不動産投資」です。
マンションやアパートなどの不動産は、人々の生活に必要不可欠な存在であるため、価格の変動が緩やかです。株式のように、短期間で価値が大幅に下落することはほぼありません。

 

また、インフレが発生して物価が上昇したときは、不動産から得られる家賃収入が上昇する可能性があります。不動産そのものの価値が上昇することもあるため、不動産投資はインフレリスク対策にも有効です。

 

 

1000万円の投資を成功させる鍵

1,000万円の投資を成功させるために押さえておきたいポイントは、以下の通りです。

  • 投資や資産運用の目的を明確にする
  • 分散投資・長期投資を心がける
  • 自分のリスク許容度に合った投資方法を選ぶ

 

1つずつ解説していきます。

 

資産運用の目的を明確にする

1つ目のポイントは、1,000万円の資産を運用する目的を明確にするということです。運用目的を明確にすると、目標金額や運用に充てる期間が分かりやすくなります。

 

例えば、投資の目的が「10年後の子どもの教育資金を確保すること」であるとしましょう。この場合、進学時に支払うことになる入学金や授業料などをもとに目標金額を決めることができます。
投資期間については、子どもが進学をするまでに残された期間である10年をもとに設定するとよいでしょう。

 

運用目的が老後資金の準備であれば、目標金額は老後の生活費や医療費、介護費用、老人ホームの入居費用、マイホームの修繕費用などをもとに設定します。
運用期間は、老後生活が開始されるまでに残された時間をもとに決めるのが有効です。

 

目標金額や運用期間が分かっていないことには、適切な運用方法を選ぶのは難しいでしょう。資産運用を始めるときは、目的を明確にして目標金額と運用期間を設定することが大切です。

 

分散投資・長期投資を心がける

2つ目のポイントは「分散投資」と「長期投資」の両方を意識するということです。

分散投資をしていれば、特定の資産が値下がりしても、資産全体の大幅な値下がりを防げるでしょう。値動きが異なる資産に分散していれば、株式市場など特定の市場が急下落したときの損失を相殺することも可能です。

 

また、長期投資を意識することで、投資対象の価格や市場などの変動に惑わされることなく、複利効果によって資産を増やせる可能性があります。

特定の投資対象に短期間で資金を投じてしまうと、投機(いわゆるギャンブル)の側面が強くなってしまい、大きな損失が発生してしまいかねません。
1,000万円の資産を運用するときは、分散投資でリスクを軽減しながら、長期投資でじっくりと時間をかけて資産を積み上げることが大切です。

 

自分のリスク許容度に合った投資方法を選ぶ

そもそもリスクとは振れ幅のことをいい、リターンとは得られる収益のことです。リスクとリターンは比例する関係にあるため、高いリターンが期待できる投資は、大きな損失が発生するリスクをともなうことになります。

そのため、1,000万円の資産を運用するときは、自分のリスク許容度を把握したうえで運用方法を選ぶことが大切です。リスク許容度とは、どこまでの損失を受け入れられるのかを表す度合いのことです。
リスク許容度は、保有資産や運用に充てられる期間、自分自身の性格、家族構成などさまざまな要素で異なります。

 

例えば、運用期間を長く確保できる人は、短い人と比較してリスク許容度が高い傾向にあります。運用の途中で損失が発生したとしても、残りの運用期間が長いと取り返しやすいためです。

自分自身のリスク許容度を超えた投資をしてしまうと、運用の途中で耐えきれない程の損失が発生してしまい、大きな不安を抱えてしまうかもしれません。不安に耐えきれなくなり、資産を手放して損失を確定させてしまい、運用が失敗に終わる恐れもあります。

 

感情的な判断を避けるためにも、自分自身が許容できるリスクを考えたうえで、運用方法を選ぶことをおすすめします。

 

 

金融資産だけでなく実物資産にも投資を

分散投資によるリスク軽減効果を高めるためには、金融商品だけでなく実物資産にもバランス良く投資をするのが効果的です。

実物資産は、土地や建物などの不動産、貴金属や宝石、芸術品など形があってそれ自体に価値がある資産です。
中でも、マンションやアパート、戸建住宅などの不動産は、短期間で価値が大幅に下落する可能性が低いといわれています。また、インフレが発生したときに保有資産の価値が目減りするのを防ぐ効果も期待できます。

 

1,000万円の資金があれば、一部を頭金として金融機関から融資を受けることで、投資用不動産に投資することが可能です。最初からまとまった資金を投じることに抵抗がある人は、REITを用いて間接的に不動産投資を始める方法もあります。

1,000万円という大きな資産を安定的に運用していくためには、金融資産だけでなく実物資産である不動産にも投資をすることが成功の秘訣といえます。

 

 

まとめ

1,000万円を預貯金口座に入れたままにしていると、将来的に物価の上昇が起こったとき、資産価値が大幅に減少してしまいかねません。そのため、投資信託や不動産などで運用をするとよいでしょう。

運用をするときは、分散投資と長期投資を意識するのがポイントです。また、金融資産だけでなく実物資産である不動産にも投資をすると、リスクが分散されて、安定的に資産を運用しやすくなります。

 

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