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空港や飛行機の中で働く仕事はどのような種類がある?主な職業一覧

2023.08.07

カテゴリー:
利用客に案内をする空港スタッフ

空港には国内外から多くの人々が訪れます。旅行や帰省などで空港を利用したことがある人も多いのではないでしょうか?空港には、飛行機の運航に関する仕事や、安全を守る仕事など、さまざまな種類の仕事があります。今回は、空港や飛行機の中で働く仕事について、どんな種類があるのか、どうすればなれるのかについてご紹介していきます。


空港の管理者について

多くの職種の人が働く空港

みなさんは、どこが空港を管理しているか知っていますか?現在、日本には96の空港があります。そのうち、国が設置・管理しているのは19カ所で、国が設置し地方自治体が管理するのは5カ所となります。

地方管理空港がもっとも多く54カ所あり、その他の空港と呼ばれるところが7カ所あります。それぞれの違いは国際線が発着するかどうかです。地方管理空港は国際線があり、その他の空港は国内線のみがあります。

また、自衛隊や米軍などの管理する空港は共用空港と呼ばれ、7カ所存在します。民間の会社管理空港は4カ所です。

このように、全国にはたくさんの空港があります。それぞれの空港を支えるため、多くの人が働いているのです。


空港で仕事をする主な職種

飛行機を誘導するグランドハンドリング

空港とは飛行機の離着陸が行われる飛行場のことで、日本国内を行き来する国内線、日本と海外を行き来する国際線などの種類があります。どんな内容の仕事があるのかチェックしてみましょう!

航空会社や空港運営会社などに就職して働く仕事

・パイロット
たくさんの乗客や荷物を載せて飛行機を操縦する仕事です。自分の手で飛行機を動かして大空を飛べるパイロットに、憧れたことがある人も多いのでは?

キャビンアテンダント
飛行機内で乗客を迎え、快適なフライト時間を過ごせるようにおもてなしする仕事です。ドリンクや食事などをサービスするだけではなく、緊急時の安全対策なども行います。

・航空整備士
航空機の機体の点検や整備、修理などを担当する仕事です。格納庫の中でじっくりと点検することもあれば、フライト前に短時間で整備をすることも。チームで協力しながら飛行機の安全を確保するために整備します。

・ディスパッチャー
飛行計画を作成する仕事で、運航管理者とも呼ばれます。運航する航空機の状態や貨物の重さ、気象条件など、さまざまな要素を考慮して安全な計画を立てます。

・グランドスタッフ
空港にある航空会社のカウンターで、出発や到着の案内、搭乗ゲートでの乗り降り案内などを行う仕事です。航空会社の顔ともいえる存在で、国内外から訪れたお客様の接客を行います。

・グランドハンドリング
飛行機が地上に降りて飛び立つまでの間、さまざまなサポートを行う仕事です。滑走路の上を動いているときの誘導や、搭乗のために必要な階段の準備、貨物の積み降ろしなどを行い、スムーズな運航を支えます。

・インフォメーションスタッフ
空港の案内所やカウンターで、お客様の疑問に応えたり、案内したりする仕事です。「空港内で迷ってしまった」「落とし物をしてしまった」など、さまざまなトラブルに対応します。

国家公務員として働く仕事

・航空管制官
空港の管制塔などで、飛行機が安全に離着陸し、スムーズに運航できるようにサポートする仕事です。そのときの状況を見極め、パイロットに指示を出して適切な進路へ誘導します。

・入国審査官
海外からのお客様の入国審査を行って、不法侵入を防止する仕事です。有効なパスポートやビザを使っているか、違法な荷物を持ち込んでいないかなどを確かめます。

・税関職員
不正な取引や密輸などを取り締まるため、荷物を検査する仕事です。物によっては国をまたいで運ぶときに税金がかかるので、税金の金額が適切に申告されているのかも確かめます。


空港の仕事に就くためにはどうすれば良い?

フライトに行くパイロット

空港の仕事といっても、なるための方法はさまざま。ここでは、空港の仕事に就くための主な方法をご紹介します。

資格を習得する

空港の仕事のなかで、一部の職種に就くには特定の資格が必要です。例えば、パイロットや航空整備士、ディスパッチャーなどの職種では国家資格が必要となります。資格を取得するためには、関連する学校での学習・訓練や実務経験などが必要になることも。自分のなりたい職種にはどんな資格が求められるのかをチェックすることが大切です。

航空会社に就職する

航空会社とは、飛行機などで人や物を運ぶことを主な仕事とする会社のことです。例えば、「日本航空株式会社(JAL)」や「全日本空輸株式会社(ANA)」などは航空会社に該当します。パイロットやキャビンアテンダント、グランドスタッフなど、さまざまな職種が募集されていますよ。

航空会社に就職するためには、志望する企業の採用試験に合格する必要があります。職種によって求められる能力はさまざま。TOEICⓇや実用英語技能検定などの英語力が求められることもあります。人気のある職種は応募する人も多く、基本的に就職は狭き門となります。

航空会社へ就職するためにはどんな勉強が必要か調べたいときは、ぜひ「JOB-BIKI」を使ってみてください!例えば、検索欄に「日本航空株式会社」などの会社名を入力して検索すると、そこに就職した先輩方の出身大学をチェックできますよ。

空港や飛行機に関連する会社に就職する

空港運営会社や航空整備会社などへの就職も、空港の仕事への道の一つです。企業によって担当する業務はさまざま。空港や飛行機に関連する会社を探して、自分が希望する職種の募集がないかチェックしてみることがおすすめです。

例えば、グランドスタッフの仕事は、航空会社のほかに「株式会社JALグランドサービス」や「ANAエアポートサービス株式会社」などのハンドリング会社と呼ばれる企業でも募集されていることがあります。

こういった会社に就職した方の出身大学も「JOB-BIKI」で調べることができます。例えば、「株式会社JALグランドサービス」を入力して検索すると、こちらに就職した方がどんな大学で学んだのかを確かめられます。


グランドスタッフになるには?求められる資質・能力などを紹介

国家公務員試験を受ける

入国審査官や税関職員、航空管制官などを目指す場合は、国家公務員試験に合格する必要があります。いずれも難しい試験を突破しなければならず、「大卒程度」の試験区分で受験する場合は大学卒業レベルの内容を勉強することが求められます。その場合、基本的に大学に進学して専門的な知識を身に付けた上で受験することになるでしょう。

「JOB-BIKI」では、官公庁に就職した方の出身大学を調べることもできます。入国審査官に興味があるなら「法務省」、税関職員なら「財務省」、航空管制官なら「国土交通省」を検索してみましょう。就職した先輩方がどういった大学を出たのかを確かめられるので、進路選びの参考になりますよ。


空港の仕事に就くために押さえたい大学の選び方

国際交流が盛んな大学で外国語を学ぶ大学生

空港の仕事をするためには、どんな勉強をすれば良いのでしょうか?最後に、空港関連の仕事をしたい人におすすめの大学選びについてご紹介します。

外国語が学べる大学へ進学

空港には、国内外から多くのお客様が訪れます。キャビンアテンダントやパイロットなど、応募のために英語の資格などが必須になっているパターンもあるので、就きたい仕事によっては外国語の習得に力を入れることがおすすめです。外国語が学べる大学へ進学することで、語学力を高めることができるでしょう!さまざまな大学に外国語学部がありますが、学べる言語は異なります。英語や中国語など、将来の仕事で必要になるものが学べる学科・コースを検討しましょう。より実践的なコミュニケーション能力を身に付けたい場合は、留学プログラムや国際交流イベントなどが充実している大学を選ぶのもおすすめです。

ただ、ご紹介したように空港には多くの仕事があり、それぞれ必要な知識や技術は異なります。気になる職種のおすすめ学部が気になったら、ぜひそれぞれの紹介ページを読んでみてください!


キャビンアテンダントになるには?必要な語学力を学べる学部や学科

実務や技術が学べる大学へ進学

航空整備士や航空管制官など、整備や航空管制などに携わる仕事では、航空機に関する専門知識が求められることがあります。理工学部や工学部、航空工学部などで、航空宇宙工学などの専門的な知識を身に付けるのも選択肢の一つです。流体力学や制御工学、構造力学など、飛行機にまつわるさまざまな専門分野を学ぶことができますよ。


空港の仕事に興味があるなら「JOB-BIKI」で進路検索!

空港にはさまざまな種類の仕事があります。それぞれ違った魅力があり、必要な資格やスキルなども異なります。興味のある仕事を見つけたら、どうすればなれるかを確かめることがおすすめです。ただ、「空港の仕事が気になるけど、就職のためにどんな進学先を選べば良いかわからない」という人も多いでしょう。そんなときは、ぜひ「JOB-BIKI」を活用してみてください!「JOB-BIKI」で興味のある仕事を検索すると、実際に就職した先輩方がどんな大学を出ているのかをチェックできますよ。例えば、「就職先検索」で「空港」と入力して検索すると、さまざまな空港関連の会社と、出身大学のデータを確かめられます。

「JOB-BIKI」の「就職先検索」で「空港」を検索する

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