下村博文さんの講演会に参加して | ぐるっとママの社長のブログ

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2021.12.03

下村博文さんの講演会に参加して

私の父の話をしたい。私の父は大正6年栃木県に生まれた。自ら志願して熊本県の陸軍士官学校に入ったそうだ。そして戦争、終戦、シベリアでの捕虜生活。

日本に戻ってきたのは終戦から2年後。時は経て私の生まれる前の昭和29年に日本の法学者、歴史学者の廣池千九郎博士が提唱した道徳科学を研究し始めた。

現在、千葉県柏市に本部がある公益社団法人モラロジー研究所だ。私は若いころ、父がなぜ、研究し始めたかはわからなかったが、父の求めていることがそこにあったのだと今は理解できます。

幼少のころから身の回りには世界の聖人の書物が山積みされていた。自宅での勉強会もあり、小さいながらも座敷に座り、大人しくしていた。父が全国に講演会に出かけるときや本部に出かけるときは連れて行ってもらったりした。

両親が常々、口にしていたことは国家伝統と祖先の伝統についてだ。道徳には不道徳と普通道徳と最高道徳がある。最高道徳とは人のためにお役に立たせていただくという心から生まれるものであること。そして日本の伝統はそこから脈々と受け継がれている・・と。

生涯を道徳教育にかけた父だった。

先日、応援している下村博文さんの出版記念講演会に参加してきた。下村博文さんを応援している理由は

①考え方
②生い立ち
③政策

①アチーブメント株式会社の青木先生との共著「志の力」を読んでいただくと下村博文さんの大切にしている考え方がわかりますが、日本の道徳を世界に。この考えは下村博文さんの根幹にあります。

②の生い立ちですが、9歳の時にお父様が交通事故で急逝され、早くから新聞配達などで家計を助け、中学校を卒業後は就職する予定だったが、発足したばかりの交通事故遺児のための基金「あしながおじさん」で高崎高校・早稲田大学を卒業した方です。

政治家の中には豊かな幼少期を送られた方もいますが、私は弱者の気持ちをわかる人はやはり、己の人生に重ねられる人だと思っています。

③政策については下記です。当日の配布資料を基にしています。

GDW興国論<幸福度世界一の国へ>

GDWとは下村博文さんが提唱したもので客観的Well-being(GDP,健康寿命)と主観的Well-beingを合わせて考える概念。経済指標や生活水準だけでなく、身体的・精神的・社会的な幸福の総和を「新たな物差し」で測る取り組み。

これまでのGDPから、国民一人一人のウェルビーイング、幸福、充実度、これを測る物差しとしてGDPから、GDW、国民総充実度、新たな物差しとしてどうか・・・

国際社会と比較して現在の日本の幸福度ランキングは56位。特に日本の学生の幸福度や自己肯定感が低い現状にある。さらに日本の高校生の7割は「自分がダメな人間だと思っている」これを今までの「受験能力主義」ではなく、学生一人一人のWell-Beingを高める教育へと変えていく必要がある。

①日本の教育を「啓き・育てる」「啓育」へ概念を変えていく。一人一人が持つ能力を引き出していく。インプット教育からアウトプット教育へ。
②養育への先行投資を拡大
③教育現場の環境改善
④誰一人として取り残されない教育 教育の無償化を実現し、「機会の平等」を実現する。
⑤全世代型教育保障 働きながら学び、学びながら働く」社会の実現。年齢に関係なく学べる環境の整備。

そのほかにもコロナ時代をどう生きるか?の政策も聞くことが出来ました。

 

 

 

私の師、青木先生のおかげで下村博文さんと出会うことが出来ました。
 

昭和30年当初に建った東京タワー。そのころ、母は東京タワーの下の済生会病院で長期入院をしていた。小さいころ、工事中だった東京タワーを背に病院の屋上で撮った写真が実家にあります。

東京の移り変わり、日本の高度成長時代を見てきた東京タワーはやはり、美しい。

最後になりましたが、私は長年、経営をしていて政治の話を口にすることを避けてきました。なぜなら、敵を作りたくなかったからです。しかし、その考え方はやめました。今は自分が何を大切にしているかをしっかり伝えていますし、誰を支持しているかをはっきり伝えています。

しかし、強要はしません。正しさはそれぞれ違うから。

これからの日本を創っていくのも生きていくのも我々だ。未来の日本が明るい社会になることを目指しながら、よき判断と実行をしていきたいものだ。

 

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