オムロンヘルスケア株式会社

サービス系
製造・メーカー系

家庭から医療機関まで幅広いフィールドで健康医療機器・サービスを創造

企業について

「ホームメディカルケア」を事業コンセプトに予防医療市場を創造し、 新たな価値を提供するオムロンヘルスケア社

高齢化、生活習慣病を意識する人が増え、今後益々の成長が予想される予防医療市場において最先端を走るオムロンヘルスケア株式会社。 同社はオムロン株式会社の社内カンパニーであった「ヘルスケアビジネスカンパニー」が、研究開発機能を担う株式会社オムロンライフサイエンス研究所と統合し、オムロン株式会社の100％子会社として 2003年7月に設立された。独立した背景は、健康機器から生活習慣病領域における個人への医療機器、サービス事業に資源を集中させる必要性から、医療分野での専業メーカとして自立的運営が必要と判断されたためである。 オムロンヘルスケア社としてだけの社歴を見ると新しい会社のように見えるが、分社、独立以前より、すでに30年以上予防医療に携っており、豊富な実績と経験を持つ、リーディングカンパニーである。 同社の事業コンセプトは、一人ひとりが家庭で計測した毎日の健康情報を医療の現場で活用し、生活習慣病の予防・疾患管理を行う「ホームメディカルケア」の確立である。 この「ホームメディカルケア」を事業コンセプトに予防医療市場を創造し、新たな価値を提供するオムロンヘルスケア社。同社は4つの事業領域にフォーカスし、数多くの健康機器をグローバルに提供している。

4つの事業領域にフォーカスし、家庭から医療現場まで幅広い商品ラインナップを揃え、グローバルに展開

同社の4つの事業領域とは血圧値などの測定をおこなう「循環器系計測」、血液成分などを計測する「生化学系計測」、体重などの計測と肥満解消システムを組み合わせた「肥満解決ソリューション」、生活習慣病についてアドバイスを行う「生活習慣改善プログラム」であり、各分野において様々な製品を開発し、提供している。 つまり、生活習慣病の予防に対して、数値測定から改善するプログラムの提供まで家庭における予防医療のトータルソューションを提供しているのだ。 2005年6月には、医科向け血圧計トップメーカのコーリンメディカルテクノロジー株式会社の全株式を取得し、オムロンコーリン株式会社として完全子会社化した。これは家庭用健康医療機器市場にて高いシェアを誇る同社が、新たな事業領域の獲得と技術の相互補完により家庭だけではなく医療現場まで幅広い商品ラインナップを揃えたことを意味する。 「ホームメディカルケア」の確立に近づくための一つの戦略であろう。 また、提供する場は日本に留まらず、グローバルに展開している。 特に血圧計や体組成計におけるシェアは世界において半分以上を占めており、世界のトップを走っている。 同社の高い製品力を生み出す秘訣をお伺いすると、同社　商品事業統轄部の仁科氏はこう語る。 「当社の製品開発は大部屋方式といって、電気、機械、ソフトのエンジニアが、商品企画担当とも一緒になって開発テーマに取り組んでいます。商品企画の段階からエンジニアが携わり、顧客要求を見据えた開発コンセプトの作りこみから生産につなげるまでの新商品開発を担当します。この自社で一貫した体制に加え、長年に渡り蓄積されたノウハウや経験が高い製品力を生み出している秘訣です。」 血圧計や体温計などの商品カテゴリ毎に、10名から20名程度のプロダクトマネージャー、商品企画者と開発者が一体となったグループ構成を採用している理由はここにある。 エンジニアにとっても、企画段階から携われ、全体が見えるといのは魅力だろう。 また、それに加え、使用されるお客様の喜びを実感できる完成品、そして広範囲な開発に携われるのも魅力の一つである。 「自分が携わり、出来上がったものが市場に解き放たれる。そして、お客さまに実際に使ってもらえうるというのは、やはり技術者冥利に尽きます。」と仁科氏。

「自らの意志で、自ら考え、自ら行動する」そんな人物を待っている

同社の求める人物像のキーワードは「自律」である。 「当社の考える『自律』とは、『自らの意志で、自ら考え、自ら行動する』ことであり、それが一番重要です。外から律されてしまうと楽しくないですしね。良いも悪いも、当社は社員一人ひとりがはっきりと意見を言える風土の中、さらなる『自律化』を目指して取り組んでいます。」と東條氏は語る。 また、就業環境の充実も同社の魅力の一つである。 独立分社化はしているものの、勤務条件や福利厚生においては、オムロン本社と同じ制度を採用している。 最後に東條氏はこうメッセージを送ってくれた。 「当社の事業は、『健康ですこやかな生活への貢献』をミッションとし、健康医療機器を世界中のお客様に提供するという非常に社会貢献度の高い事業です。我々はこのような社会貢献度の高い商品を創出するために、社員一丸となり、使命感を持って取り組んでいます。この想いに共感していただける方をお待ちしております。」