『俺のグラビアメモリー』松村邦洋 後編

誰にでも人生のどこかで夢中になり、生涯忘れることのできないアイドルや女優がいる。各界の著名な方々に、そんな特別な女性と彼女たちのグラビアにまつわるエピソードをインタビューしていく連載コラム。

今回はテレビのバラエティ番組から自身のYouTubeチャンネルまで、幅広く活動するタレントの松村邦洋さん。彼がこれまで好きになった女性タレントやアイドルは? そしてグラビアは?


ーーちなみに水着の話で言えば、松村さんはテレビでたくさんのグラビアアイドルと共演してますよね。


松村 そうですね。特に「スーパージョッキー」にはたくさんいました。細川ふみえさん、山田まりやさん、矢部美穂さん、パイレーツとか。


ーーあと辺見えみりさんや、飯島直子さんも当時はグラビアを見せてくれていました。特に印象的だった人はいますか?


松村 そうですね。飯島直子さんかな。普段はさっぱりしてるんだけど、水着になるとセクシーになるのがいいというか。でも本当にみんな、かわいかったから。特に誰かをっていうのはなかなか難しいですね。


ーーやっぱり仕事で共演ってなると、見え方も変わってくるものでしょうか?


松村 それはありますよね。「熱湯ルーレット」のコーナーで目の前で生着替えをされてても、女のコが時間内に着替えられるかとか気になって、お茶の間にいるようには見れないし。いま落ち着いて考えると、素晴らしい空間にいたんだな~って思いますけど(笑)。


水着だったらやっぱり僕は中学生の頃とかに見た、河合奈保子さんとか柏原芳恵さんとかのイメージですね。河合さんはもう鉄板ですよね。柏原芳恵さんは水泳大会とかで「ハローグッバイ」を歌ったことがあるんですけど、その曲はお尻を振る振り付けで。見ていて、たまらなかったですね(笑)。それより後だとCCガールズ、シェイプUPガールズ、ギリギリガールズとかグループ系は好きでしたね。ボリュームのあるスタイルのいい子たちが集団で、迫力がたまらないというか。あとは磯山さやかさんとか。


ーーいま高田文夫さんのラジオ番組「ラジオビバリー昼ズ」で共演されてますよね。


松村 いまは芸人さんみたいに見ちゃうけど、彼女もやっぱりボリュームがあって可愛いいですね。しかも純情そうな雰囲気で。昔は写真集をもらいましたよ。ある時期から「買ってください」と言われるようになったけど(笑)。


ーーボリュームがある女性がタイプですか?


松村 いや、必ずしもそういうわけでもないです。岡田有希子さんや相本久美子さんみたくすらっとしてた女のコも好きだし。あと女優系で言えば、樋口可奈子さんや、高瀬春奈さんみたいなセクシーさな方も好きでしたし。あ、熊田曜子さん、安田美沙子さん、安めぐみさんも好きでしたね。安さんはまさか東貴博くんの奥さんになるとは思わなかったなー。昔、DVDを買って楽しくみてましたからね。



ーー水着グラビアの面白さは?


松村 いろんなパーツをじっくり見られるってこと。お尻のアップとか、肌つやとか、それこそ肌のたるみだって見ていると嬉しくなる。普通はそんなこと許されませんから(笑)。そういうのはグラビアだけに許されたエンターテインメントです。とはいえ、僕自身はそこまで水着にこだわりはないんですけどね。


ーーというと?


松村 なんというか……どうですか?って水着を見せられるより、食堂で苦学生みたいなアルバイトの女性がカレーを持ってきた時、シャツからブラジャーがちょっとだけ見える、みたいな、そういうのが好きなんですよね。


ーーなるほど、その良さもわかる気がします。


松村 あと水着より、だんだん洋服を着ていくのが好きですね。というか、洋服を着だしてからのほうが、その女のコをより好きになる。やっぱり洋服の方が凛とした感じがするじゃないですか。小池栄子さんとか、昔だったら美保純さんとか。あと常盤貴子さんや、鈴木保奈美さんとかもそうで。言っちゃえば、僕はだんだん売れていく成長過程を見るのが好きなんですよね。


ーー先ほどからたくさんのお名前をあげてらっしゃいますけど、本当に「みんな好き」なんですね。


松村 もともとアイドルファンなんでいろんな人が好きなのと、やっぱり男ですから。男ってそういうドンファンみたいなものに憧れるじゃないですか。一人の女のコをずっと好きでいるのもいいですけど、あっちにもいる、こっちにもいるみたいに囲まれている、みたいなのが夢というか。水着写真集も積み上げて、最初はこれ、続いてこれって、眺めるのが最高で。いろんな女のコのことを好きになって、頭の中で彼女たちに囲まれていますね。


ーー最後に松村さんにとって、アイドルとは?


松村 えっなんでしょう、難しいな。幸せをくれる存在ですかね。見ているだけで心が弾むというか、楽しい気持ちになります。


ーー見ているだけで?


松村 雑誌やテレビでしか見られなくても十分幸せですよ。特にいまのアイドルファンはもっと幸せだと思います。会うことで、ただ見ている以上に「この子は俺のものだ!」みたいにより強く思えるわけじゃないですか。逆にアイドルたちも、本物の「選挙」みたいにファンと握手して「ありがとう」ってコミュニケーションをとって、心に入りこむのが本来の姿だと思います。


ーー松村さんが、いまもし10代だったらアイドルの握手会にいったり、ネットなどで課金をしてると思います?


松村 絶対していますね。こういう言い方はあれだけど、僕、もしタレントになってなかったら、危険な人だったと思います(笑)。公開放送のいつも最前列に座って、ディレクターたちに「あいつ、また来てるよ」「なんなんだろうな、あいつ」みたく陰で言われてるやつみたいな。でもそういう時の自分はきっと幸せな顔をしていると思うんです。だからそれはそれで面白かったかなとも思いますけど。


松村邦洋

1967年生まれ 山口県出身

趣味:絵を描くこと、 Tigers関係の新聞のスクラップ 、有望なアマチュア野球選手を阪神に勧誘すること

大学生の頃、バイト先のTV局で片岡鶴太郎に認められ芸能界入りする。ビートたけしをはじめとする、従来にないものまねで一躍有名に。最近では人柄の良さ、独特の感性が評価されている。バラエティ、ドラマ、ラジオで活躍中。

公式YouTubeチャンネル『松村邦洋のタメにならないチャンネル』

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