1億円超え!超弩級トゥールビヨンウォッチは何もかもが規格外!──レディメイドがスイスの時計ブランド「パーネル」とコラボ

ヴィンテージミリタリーアイテムの解体再構築を得意とする「レディメイド」がデザインした、1億円超えの時計とは?

左から6825万円、1億8450万円、6900万円

レディメイド初のコラボウォッチは、なんとトゥールビヨン

日本発ブランド「レディメイド」(READYMADE)は、スイスの時計ブランド「パーネル」(PURNELL)とのコラボウォッチを5月に発売する。ジョナサン・パーネルが2006年に創業したパーネルはトゥールビヨンウォッチを専門とするブランドで、レディメイドとのコラボレーションは今回が初となる。

ベースモデルはパーネルが2019年に発表した「ESCAPEⅡ」。「ESCAPEⅡ」は、時計師のエリック・クドレが開発した3軸トゥールビヨンを2つ搭載し、その2つが逆方向に回転するのが特徴だ。なお、トゥールビヨンはオレンジとグリーンに彩られ、サファイヤダイアルには1.04カラットのダイヤモンドインデックスを備え、47種類のレインボーカラーのミニッツトラックは手描きで仕上げられている。

「レディメイド」デザイナーの細川雄太氏は、「『レディメイド』の真髄でもある反戦のメッセージを込め、希望や未来への架け橋の意味をもつ虹色を使用しました。少しでも明るい世界になりますように、と願いを込めています」とコメントした。

トゥールビヨンは、懐中時計の時代に開発された最高峰の技術のひとつ。

「時計のデザインは初めてだったので、どのようになるか心配だったのですか、すべての意見を汲み取っていただき、最高の技術の中に自分のデザインを落とし込まれており、感動しました」と細川氏。

また、ケース径は48mmで、サファイア・クリスタル(1億8450万円)、WPM ホワイトパーネルマイクロファイバー(6900万円)、カーボン・ラミナ(6825万円)の3種類をラインナップ。各限定5本で販売する。ストラップには、「レディメイド」の代名詞であるヴィンテージミリタリーテントファブリックを用い 、 バレル左側、リューズ、ケースバックリング、バックル、 そして専用ボックスにはレディメイドのロゴが配される。

「レディメイド」のファンならば見逃せない、調整可能なベルクロストラップ。

バレルの刻印に注目。

右側のバレル部分には、細川が選んだトーマス・エジソンの“時間”に関する哲学──『time is really the only capital that any human being has and the thing that he can least afford to waste or lose』(時間は人間が所有する唯一の資本であり、もっとも無駄にしたり失ったりできないものである)──が刻まれている。

スペシャルなコラボウォッチの詳細は「レディメイド」の公式ウェブサイトならびにインスタグラムをチェックしよう。

文・近藤玲央名(GQ)