ハイファッションからストリートまで、移り変わりの激しいトレンドを敏感かつ的確にキャッチし、最旬のスタイルを提案するH&M。スウェーデン発のH&Mは、流行や世代に左右されず、クオリティを求める男性からも注目を集めている。そこで、秋冬シーズンの本格的な到来に先駆けて、不動のメンズアイコン・窪塚洋介が、今季のH&Mが打ち出す最新のベーシックコレクションを着る。
窪塚洋介が着る、H&Mのベーシックコレクション
▲ジャケット¥13,999、ニット¥2,999〈すべてH&M/H&M カスタマーサービス〉
「H&Mは、家族ぐるみで利用させてもらっています。オーガニックの素材を使用していることでも有名ですし、娘は『アナと雪の女王』とコラボした洋服がお気に入りです」
開口一番、窪塚さんはこう切り出した。
▲シャツ¥2,499、中に着たシャツ¥2,999、Tシャツ(参考商品)、パンツ¥2,499〈すべてH&M/H&M カスタマーサービス〉
「僕は、ストリート・ファッションを着ることが多いですが、H&Mのシンプルな洋服はスタイルを選ばないですね。どの洋服をピックアップしても、男性のワードローブに必ず馴染む。役者は0(ゼロ)に近ければ近いほど、どんな役でも演じることができると言われますが、メンズウェアの定番といわれるシンプルな洋服には、それに似たチカラがあると思います」
網目の詰まった肉厚なウールとミリタリーモチーフの完成されたデザインのシャツも、そんな定番のひとつだ。温かみのあるベージュのインナーには、暖色系のチェックシャツがいい。ボタンを開けて男らしさを漂わせつつも、襟のあるトップス同士のレイヤードが、カジュアルな装いにも上品さをもたらしてくれる。
▲コート¥9,999、ニット¥4,999、マフラー¥1,299、パンツ¥3,999〈すべてH&M/H&M カスタマーサービス〉
H&Mは、洗練されたスタイルの提唱と並行して、古くから社会貢献活動にも情熱を注いできた。持続可能な社会の実現を目指す「サステナブル」な取り組みでは、長年業界をリードする。繊維産業の環境負荷を重く受け止めるH&Mは、リサイクル生地メーカーへの献身的なサポートや世界自然保護基金と協業しながら、100%循環型のファッションシステムの構築を目指しており、毎年、取り組みの実績を「サステナビリティ・リポート」として、透明性をもって開示してきた。取り組みの一例としては、2030年までにはすべての素材をリサイクルまたはサステナブルに調達された素材へと切り替えるという目標を掲げ、全店舗で展開している古着回収サービスなどがあげられる。
「大量生産・大量消費をよしとしてきた社会は間違いなく、岐路に立たされています。でも、最近はどこでもサステナブルというワードを聞くようになり、多くの人が意識していますよね。それも、H&Mをはじめとした大きな企業が絶えず声を挙げてきたからで、ファッションという身近な存在から社会のムーブメントの一部になれるのは、とてもポジティブなことだと思います」
窪塚さんも環境や社会に配慮したH&Mの企業理念に大きな共感を示す。事実、彼も着なくなった洋服を、H&Mの古着回収サービスに提供しているという。
そして、彼がスマートに着こなすウールブレンドカラーコートで使用されているウールとポリエステルも、リサイクルされたもの。これからの社会は、“ファッション性+α”を追求することで、より深みを増した“着ることの喜び”を体感できるはずだ。
▲ジャケット¥13,999、ニット¥2,999、パンツ¥3,999〈すべてH&M/H&M カスタマーサービス〉
サステナブルともうひとつ重要なキーワードが「多様性」だ。H&Mは、すべての人々のためのブランドであり、多様性豊かなファッションを提案する強みがある。バイク乗りでもある窪塚さんは、武骨なフェイクレザーのボアジャケットを纏いながら、現在、絶賛開設準備中というYouTubeチャンネルの取材で訪れたとある日本酒酒造の当主の話を引き合いに出し、多様性の持つパワーを熱弁する。
「酒造りには、発生すると酒蔵が廃業するとされる、火落ち菌という菌が存在します。でも、僕が訪れたその蔵には火落ち菌もいて、彼らは多様な菌を受け入れ、共存・共鳴させることで、他の蔵では醸せない唯一無二のお酒を造っています。そのお話のあとに、当主から言われた『でも、人間はどうなんでしょうね』という言葉は、琴線に触れましたね。多種多様であることの力強さ、僕たちは心の底でそれを理解しているはずです」
最後に、窪塚さんが思うファッションが持つパワーについて、問いを投げかけてみた。
「自分らしくいるために欠かせないもの。好きな服を着て、心が元気になれば、陽のエネルギーは家族や仲間にも伝染します。もし、それがH&Mが作るような環境に配慮されたものであれば、なおさらいいですよね。環境を大切にして、豊かな大地に育まれた食糧を食べて、毎日を生きる。ひとりひとりが循環の一部となって、その輪を広げていくことが、これからの時代を築いていくはずですから」
窪塚洋介
1979年生まれ、神奈川県横須賀市出身。2001年公開映画『GO』で日本アカデミー賞新人賞と、史上最年少での最優秀主演男優賞を受賞。海外にも積極的に進出し、2017年にはマーティン・スコセッシ監督作『Silence-沈黙-』でハリウッドデビューを果たした。現在Netflixにて『GIRI/HAJI』が好評配信中である。10月16日から『みをつくし料理帖』(角川春樹監督)が公開されるほか、2021年2月には『ファーストラヴ』(堤幸彦監督)が公開予定。また、レゲエDeeJay”卍LINE”として音楽活動を行うほかに、モデル、執筆と多彩な才能を発揮している。
当コレクションは9月末より順次、全国のH&Mメンズウェア取り扱い店舗および、H&M公式オンラインサイト(hm.com)にて発売中。
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H&M カスタマーサービス
Tel.0120-866-201
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