写真は、映画『万引き家族』のフォトコール。是枝裕和監督をはじめ、劇中で家族を演じたリリー・フランキーと安藤サクラ、松岡茉優、樹木希林、子役の城桧吏と佐々木みゆ、の7人が出席した。撮影したGetty Imagesのカメラマンであるパスカル・ル・セグレンテは、「かれらは、まるで本物の家族のように仲睦まじかった。カメラマンには子役の2人が人気です」と述べる。
Getty Imagesのカメラマンたちは、毎日撮影を行なうなかでノミネート作品の評価や噂を耳にする機会も多い。セグレンテによると、『万引き家族』は今年のパルム・ドールの最有力候補のひとつと噂だという。
「『万引き家族』の高評価はカメラマンたちの間でも話題です。各国メディアが掲載する『星取表』も、イギリスの『スクリーン・インターナショナル』とフランスの『ル・フィルム・フランセ』で2位でした。安藤サクラさんの演技の評判が良い。パルム・ドールの有力候補です」
『万引き家族』のプレミア上映はメイン劇場であるリュミエールで行われ、2200人満員の客入り。映画が終わると、約9分間スタンディング・オベーションの拍手がやまかなったという。是枝監督は後日、「街を歩いていると人々からグーサインを頂けたり、声をかけてもらえることがあったりして嬉しいです」と反響についてコメントしている。
パルム・ドール受賞作品は、は映画祭最終日である現地時間5月19日夜（日本時間5月20日未明）に発表される。
