北京冬季五輪のリュージュはドイツが制した!──「2022年北京オリンピック・フォトレポート」Vol.6

冬季24回目の北京オリンピックが開催中だ。五輪期間中、Getty Imagesの専属カメラマンによるスペシャルフォトを紹介する。

1369563370, Julian Finney, ゲッティイメージズ

Getty Images

2月9日、延慶(Yanqing)会場にある国家スライディングセンターで、リュージュ・2人乗りの試合が行われた。今大会ではすでにリュージュ・男子1人乗りでドイツのヨハネス・ルートビヒが金を獲り、リュージュ・女子1人乗りでドイツのナタリー・ガイゼンベルガーが3連覇を果たし、ドイツ一強の様相だった。リュージュ・2人乗りはトビアス・ウェンドルとトビアス・アルルトが金を獲得し、ガイゼンベルガーに続いてかれらも3連覇を成し遂げた。

ゲッティイメージズの北米スポーツフォトグラフィー部門、ディレクターのマックス・ウォルフソンは、勝利が決まり、喜びをわかちあう2人の写真についてこう語る。

「3連覇! リュージュ・2人乗り2本目の滑走後に、3連覇の偉業達成を祝うドイツのトビアス・ウェンドルとトビアス・アルルト選手を捉えた1枚。過去2大会連続で金メダルを獲得している、ウェンドル・アルルト組は、1本目の滑走で新記録をたたき出し、北京の『フライング・スノードラゴン』でも圧倒的なパフォーマンスを見せました。スポーツフォトグラファーのジュリアン・フィニーが撮影したこの写真からは、あふれ出す2人の感情がリアルに伝わってきます」

文・岩田桂視(GQ)