人はみないつか死ぬ。ただ、映画『ジョン・ウィック』シリーズのスタントチームにとって、「死ぬ」のは一度ではない。何度でも「死ぬ」。シリーズ最終作となる 『ジョン・ウィック:コンセクエンス』にもアクションシーンが満載だ。
先日、映画のクランクアップで、スタントチーム全員に刻印入りのロレックス サブマリーナーをプレゼントしていたことが話題になったリーブスだが、プレゼントはそれで終わりではなかったようだ。
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』のクライマックスは、フランス・パリにあるサクレ・クール寺院の階段シーン。その撮影に参加したスタントチームに、リーブスはオリジナルTシャツをプレゼントしていた。それも、スタントマンそれぞれのTシャツに、撮影内で「死んだ回数」が書かれているという凝ったカスタマイズシャツだ。
なかには死亡回数が20回を超えていたスタントマンもいたとか……。『ジョン・ウィック』シリーズの魅力でもあるアクションシーンを支えたスタントチームへ、感謝の印として数多くのプレゼントを贈ってきたリーブスだが、そのカスタマイズぶりには作品とチームへの愛情が表れている。
エンタメメディアの『スクリーン・ラント』によると、1分ごとのバイオレンス度がシリーズ内で最も高いのは、2作目の『ジョン・ウィック:チャプター2』で、「57秒に1人」が死ぬ展開だという。いっぽう、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』は総合死亡者数がトップで、劇中で約140人ほど死にまくる。
『ジョン・ウィック:コンセクエンス』はすでにアメリカで公開されており、最初の週末の興行成績は7300万ドル超えと、シリーズ最高額を叩き出している。『コンセクエンス』で完結と言われている『ジョン・ウィック』シリーズだが、あまりにも興行成績がいいことで、エンタメ誌『ハリウッド・リポーター』は、さらなる続編の可能性が現実味を帯びてきたと報じている。
シリーズのスピンオフとして、アナ・デ・アルマス主演の『バレリーナ』(原題)も制作進行中だが、オリジナル超えの死亡回数にも期待したい。スピンオフでスタントマンに配られるのは、たとえば、死亡回数入りのデニムジャケットかもしれない。
From: GQ.COM Adapted by Soko