車のエンタメ
更新日:2018.11.27 / 掲載日:2016.05.12
誕生50周年のカローラはアメリカでも偉大なんです!
トヨタ「カローラ」といえば小型乗用車の代名詞ともいえる長寿モデルだ。1966年に初代モデルが誕生し、今年で50周年を迎える。
長寿ということは、つまり売れ続けているということ。1969年から2001年まで、なんと33年間にわたって車名別国内販売台数第1位を獲得し続け、2002年はホンダ「フィット」にトップを譲ったものの2003年から2007年は再び1位に返り咲き、以降今日まで10位以下となったことは一度もない。
カローラは、国内のみならず世界各国でも人気のモデルだ。1997年には累計販売台数2265万台となり、それまでフォルクスワーゲン「ビートル」ば持っていた世界最多販売台数の記録を塗り替えた。現在までに世界約150か国で、累計4300万台が販売されている。
そしてこのたび、トヨタUSAはYoutubeの公式チャンネルで、カローラの50年を振り返るアニバーサリー動画を公開した。
1966年、1970年、1983年、1997年、2005年、そして2016年と、各世代のカローラを映像で振り返っている。BGMもその時代を感じられる楽曲が選ばれているし、映像に出てくる人のファッションとか演出の手法とか、全体として半世紀をタイムトラベルできる感じなのも楽しい。
各世代のカローラが走行した跡に赤いラインが見られるのだが、これはオリジナル映像にあったものではなさそう。初代から11代目となる現行モデルまで連綿と続くカローラのDNAを表現するため、今回の編集でプラスされたものだろう。
ちっとも華はないしスポーティでもラグジュアリーでもないけれど、実用的で壊れなくてコストパフォーマンスがいいというのは、やっぱり愛され続けるんである。アメリカでは、2017年モデルの「カローラSE」をベースにした8000台限定の記念モデル「カローラ 50th アニバーサリー・スペシャル・エディション」が今秋発売されることも決まっている。
世界の自動車史にその名を刻んだカローラに、あらためて拍手を送りたい。