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松山英樹、マスターズ優勝時の14本から大きな変更点は3つ【勝者のギア】

<ZOZOチャンピオンシップ 最終日◇24日◇アコーディア・ゴルフ 習志野CC(千葉県)◇7041ヤード・パー70>
「ZOZOチャンピオンシップ」で4月の「マスターズ」以来およそ6カ月ぶりとなる米ツアー通算7勝目を挙げた松山英樹。同じ年のマスターズとZOZOに勝つという流れは、2019年のタイガー・ウッズ(米国)と重なる。これに対して松山も「タイガーみたいになれて良かったと思います」と喜びを表現した。さて、マスターズからクラブセッティングの変更はあったのか、見ていこう。
【松山英樹の優勝クラブセッティング】
1W:Srixon ZX7 9.5度 Tour AD DI-8 TX
3W:TaylorMade SIM2 Tour AD DI-9 TX
5W:Cobra RADSPEED TOUR Tour AD DI TX
4-9I:Srixon Z-Forged DG Tour Issue S400
46、52度:Cleveland RTX 4 Forged Prototype DG Tour Issue S400
56、60度:Cleveland RTX 4 Forged Prototype DG Tour Issue X100
PT:Scotty Cameron Newport 2 Timeless
Ball: Srixon NEW Z-STAR XV
■現在取り組んでいるスイングに、ベストなドライバーを選ぶ
大きな変更点は3つある。1つ目はドライバー。マスターズ優勝時はスリクソン『ZX5』を使っていたが、ZOZOでは『ZX7』を使っている。上からヘッドを見たときの投影面積が大きく、直進性が高いのは『ZX5』で、それに比べると『ZX7』は投影面積が小さく、操作性が高いモデルとなっている。実は松山は東京五輪のときも『ZX7』を使用していた。常に新しいドライバーを試している松山は、同じ試合であっても日によってヘッドを替えるときもある。しかし最近は『ZX7』を入れていることが多い。
これについて、松山のクラブを担当するスリクソンのツアー担当、宮野敏一氏は「松山プロが取り組んでいるスイングの課題との兼ね合いもありますので、その時のタイミングで、ベストなヘッドをチョイスした結果が、今は『ZX7』となっています。これからも、再度『ZX5』 を試すこともあると思います」と話す。
■勝負を決した5番ウッドは、飛距離も高さもスピン量も出る
そして2つ目。最終日の最終18番パー5の2打目で、「GO!」と叫びながらピンの真上から落として奥4メートルにピタリと止め、大ギャラリーを沸かせた5番ウッドはマスターズでは入っていなかった。松山本人も「いつ優勝を確信したか?」という質問に対し、「最後のイーグルチャンスについてから」と応えた会心のショットで、次に決めたイーグルパットとともに、中継で何度も何度も繰り返し流れた。
マスターズではテーラーメイドのアイアン型ユーティリティ『SIM UDI』が入っていたが、ZOZOではコブラの5番ウッド『RADSPEED TOUR』に替わっている。これは5月にマスターズ後の最初の試合から投入し、東京五輪でもキャディバッグに収まっていた。
松山はフェアウェイウッドに何を求めているのか。「フェアウェイウッドでも、ピンを狙っていくので、高い球でスピン量も適度にある、飛距離の出るものを使用しています。特に5番ウッドに関しては、シャフトもかなりいろいろと試している最中でした」と宮野氏。残り240ヤードはトッププロでもグリーンに乗ればOKの距離だが、松山は完全にピンを刺してイーグルと勝利をもぎ取った。
■6月の全米オープンからセットのPWを46度に変更
最後の3つめは46度のウェッジ『Cleveland RTX 4』。マスターズでは4番アイアンからPWまで長年愛用しているスリクソン『Z-Forged』が入っていたが、6月の「全米オープン」からPWだけ抜いて46度のウェッジに替えている。
「日々、いろいろな試みをしているなかで、46度のウェッジのほうが松山プロの求めるショットが打てたということです。ウェッジの形状になりますので、重心の位置も違いますし、ソールやリーディングエッジの研磨も、数種類試しました。スピン量、打ち出し、落ちる角度など、アイアンセットのPWより数字的にも勝っていました」(宮野氏)
■松山は56度と60度のウェッジをどう使い分けている?
松山はマスターズ優勝してもなお満足せず、最善のセッティングを貪欲に探し続けている。松山のようにPWもしくはPWの代わりのクラブを含めてウェッジを4本にするセッティングは、グリーン周りで様々なアプローチ技術が要求される米ツアーでは一般的で、国内男子ツアーでも徐々に増えてきている。しかし、56度と60度はどう使い分けるのだろうか。この2本を58度1本にして3番アイアンを入れる選択肢もあるはずだ。
「グリーン周りは60度というイメージがあるかもしれませんが、みなさんが思っているよりも56度をけっこう使います。試合でどっちを使っているのかは確認したことはないですけど、練習ラウンドでは同じロケーションから両方のクラブで練習していますよ。フェースを開いて上げる単純なアプローチのときも、どっちのクラブでも開いて上げる練習をしていて、近くで見ていてもどっちで打っているかわからない。
60度で高さを出すというのもありますけど、同じロケーションで同じように56度で打つと、意外と56度のほうしっかり噛んで、スピンが利いたりもしている。自分も面白いなと思ってずっと見ているんです。どっちも必要で絶対的にどっちか1本でというのはないでしょうね」(宮野氏)
さらに興味深いのは、46度と52度のウェッジのシャフトは『DG Tour Issue S400』なのに対し、56度と60度のウェッジには、それよりもやや軽くて硬い『DG Tour Issue X100』が刺さっていること。これについては、「意外と深くはなくて、もともとはアイアンからウェッジまで全部S400で、X100も試した時期もあって、そのときのウェッジのフィーリングが悪くなかったから、それだけ残っています」と宮野氏は話す。
スイング、クラブ、ボール、シューズにいたるまで、松山の探究心はとどまることを知らない。現状に満足していないからこそ、世界最高峰の米ツアーで長く勝ち続けられるのだろう。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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