20230519_Sapporo(C)Getty images

浅野雄也が直近6戦6発で北海道コンサドーレ札幌3連勝! 京都サンガF.C.は一時同点も4連敗

明治安田生命J1リーグでは19日、第14節の北海道コンサドーレ札幌vs京都サンガF.C.が行われた。

直近2試合9得点で連勝中の8位・札幌が、5試合未勝利かつ3連敗中の14位・京都をホームに迎えた一戦。札幌は小柏剛や菅大輝、金子拓郎ら、京都はパトリックや川﨑颯太、福岡慎平らを先発起用した。

試合は開始早々に動きを見せる。右サイド深い位置に抜け出した金子のグラウンダーの折り返しに小柏が反応。ニアに飛び込んでボールに触れたところで麻田将吾と交錯して転倒し、PKの判定に。キッカーの金子拓が左足で思い切りよく蹴り込むとGK若原智哉にわずかに触れられたものの威力で上回り、7分に札幌が先制する。

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その後も札幌が優勢を保つが42分に京都が決定機をものにした。右サイドの白井康介からのスルーパスに抜け出した山田楓喜がボックス右で菅野孝憲を引き付けて中央へパス。フリーのパトリックが難なく押し込んで同点とする。

札幌は後半スタート時に宮澤裕樹に代えて中村桐耶を起用。互いに次の一点を目指して一進一退の攻防を繰り広げる中で56分にはボックス中央で右足のシュートを浴びせるがわずかに左へ外れた。

攻勢を強める札幌だったが61分にアクシデントが発生。ボックス内で倒れ込んでいた田中駿汰が担架で運び出されて馬場晴也と交代となる。その後、京都は65分に松田天馬に代えて金子大毅、札幌は69分に菅と福森晃斗に代えてルーカス・フェルナンデスとスパチョークを送り出す。

そして72分、右サイドを突破した金子拓がクロスを供給。中央で飛び上がった浅野雄也が頭で合わせるとクリアしようとした麻田に当たったボールがゴールに吸い込まれた。浅野はこれで3戦連発、J1リーグ直近6試合で6得点と絶好調を維持している。

76分にもボックス中央に抜け出した浅野の頭での落としに反応したスパチョークが右足のボレーでネットに突き刺したが、これはオフサイドと判定される。京都は直後にパトリックと山田に代えて豊川雄太と一美和成を送り出すなど攻撃的な采配を振るう。

終盤には途中出場していた馬場がプレー続行不可能となってミラン・トゥチッチとの交代を強いられる札幌だったが、リードを保ったまま試合を終えた。

この結果、札幌は3連勝で暫定5位に浮上。一方の京都は4連敗を喫し、今節をまだ未消化ながら勝ち点11で並ぶ15位・湘南ベルマーレと16位・柏レイソルとの勝ち点差が暫定でも「2」のままと、さらに後退する危機に瀕している。

■試合結果
北海道コンサドーレ札幌 2-1 京都サンガF.C.

■得点者
札幌:金子拓郎(7分)、浅野雄也(72分)
京都:パトリック(42分)

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