テキサス州、18歳以下の人口が増加【国勢調査】

最新の国勢調査によると、テキサス州の人口は過去10年間で400万人増加。フロリダ州、カリフォルニア州と比較して100万人以上の差をつけた。

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テキサス州では、特に18歳以下の人口で急激な増加が見られた。これは、ベビーブーム世代の退職率の上昇と出生率の低下に対抗し、テキサス州の将来にとっては良い傾向だ。過去10年間に18歳以下のテキサスの人口は6%増加。2010年から413,000人のティーンと子供の人口が増えたことになる。

一方で、27の州が過去10年間で18歳以下の人口低下を記録していて、全国的には18歳以下の人口は1.4%低下しており、10年前に比べて100万人少ないことになる。

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テキサス州でのこの年齢層の人口増加は、他州からの人口移動によるものだ。2010年〜2019年の間にカリフォルニア州から303,000人、イリノイ州から97,000人、ニューヨーク州から91,000人がテキサスへ移住している。

2010年~2020年において、55%のテキサスでの人口増加は、出生率が死亡率を上回った結果だ。テキサスにおける出産率は2008年の2.36から2018年には1.87と減少。人口移動なしで、人口を維持するには出産率2.1を持続しないといけない。テキサス州における出産率は全国平均を上回ってはいるが、過去10年間で減少の傾向にある。

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18歳以下の人口増加をさらに詳しく見てみると、コリンカウンティとデントンカウンティがそれぞれ23%、25%の増加。ダラスカウンティは2%減少した。ダラスから郊外のカウンティへの人口移動が見られる。

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人口の増加だけが焦点ではなく、人種の多様性が大事だ。今回の国勢調査結果で覚えておくべき大事な点は、マイノリティが人口の増加に貢献しているということだ。2010年以来、テキサス州では187,000人の白人の人口が増加したのに対し、300万人のマイノリティーの人口増加が見られた。白人の人口増加は全体の5%にあたる。マイノリティーはしばし教育の面で遅れがある傾向があるが、テキサス州は、高校までの教育への一人当たりの支出が低いとランク付けされている。2021年の子供の福利(幸せ度)では、テキサス州は46位だった。特にヘルスケアの部分でスコアの低さが見られた。これまでは、テキサス州の経済は綿、木材、石油など自然資源を扱い肉体労働に頼ってきたが、今日の労働者には学歴が求められる。テキサス州は、教育に投資する必要がある。

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参考:ダラス・モーニング・ニュース