すぐ収穫できる小さなゆず・花柚子の育て方や楽しみ方をご紹介します
夜になると冷え込むようになりましたね。今回は冬のお風呂にもぴったりな柚子の育て方や楽しみ方をご紹介いたします!
こんにちは、ガーデンプラスの中川です。
9月に入ってからというもの、日が落ちるのが早いなあと思っていましたが、今年一番夜の長い日・冬至は12月22日とのこと。朝の犬の散歩時にまだ夜が明けてないのにはちょっと困っていますが、イルミネーションを楽しもうと思います。
ところで冬至といえば、かぼちゃを食べ、ゆずを浮かべたお風呂に入る風習がありますね。ミカンをはじめ日本には多くの柑橘類が栽培されていますが、特に柚子は冬のこの季節、温かいものと一緒に食べると清々しい香りを感じられます。
実は柚子もご家庭で育てやすい柑橘類で、鉢植えでも育てることができます。「桃栗三年、柿八年」という言葉をご存知の方は多いと思いますが、「柚子の大馬鹿十八年」という言葉が続くのを知っていらっしゃいますか?この慣用句が示す通り、柚子は収穫できるようになるまで長い月日を要するところが難点でした。
今回は、10年も待てないよ!という私のようなせっかちさんにおすすめの、「花柚子(ハナユ・ハナユズ・一才ユズ)」をご紹介します。ご家庭でも気軽に育てていただけますよ。
本柚子と花柚子
柚子は、実は世界でも日本が一番生産量・消費量の多い、日本を代表する柑橘類のひとつです。果肉を食べるよりも香りや酸味を楽しむ果実ですね。
代表的な品種の本柚子(学名:Citrus junos)の他、獅子柚子(鬼柚子)、小型の花柚子を総称して柚子と呼んでいます。学名のjunosも、四国・九州地方での柚子の呼び名「ゆのす」に由来したものです。本柚子は中国原産の柑橘類で、平安初期には既に日本に渡っていたそうです。-5℃くらいまで耐えられるほど耐寒性が強いので、温暖な気候を好む柑橘類ながら日本全国で栽培されています。
花柚子(ハナユズ・ハナユ、学名:Citrus hanayu)の果実は、見た目には本柚子の小型版といったイメージなのですが、本柚子とは別種の柑橘類で、原産国等の詳しいことは分かっていないそうです。柚子とよく似た香りがあり、食べることもできます。
私も道の駅等で売られている花柚子と本柚子を見比べてみたことがあります。確かにこぶしほどの大きさがある本柚子(約110~130g)に比べると2/3~1/2ほどの小ぶりなサイズ(約50g)で、本柚子の方がより香りが強いのですが、花柚子も十分柚子らしい香りがありますので、ご家庭でも使いやすい果実です。小粒ですがキンカンのようにたわわに実が生るので、お風呂に浮かべたりお料理にちょっと入れるのにもぴったりです。
果樹は特に夏によく病害虫の被害に遭いますが、花柚子は特に病害虫に強く、夏場の青虫(アゲハ蝶の幼虫)やエカキムシ・アブラムシに気をつけるぐらいで、無農薬栽培が可能です。青虫は捕殺、エカキムシは葉の裏から指の先でつぶして駆除します。アブラムシは殺虫スプレーで予防しましょう。
実は11月ぐらいまで膨らみ、黄色くなったら収穫できます。収穫時に少し実を残しておくと、お正月も黄色い実を鑑賞できますね。
常緑樹なので落葉はしませんが、暖かくなる前の春先に一度剪定します。常緑樹なのであまり切ると樹勢が弱ってしまいますが、込み入った枝や内側に伸びた枝を剪定し、風通しをよくしておきます。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました!余談ですが、スタッフ写真を新しくしてもらいました!全力の笑顔でブログを書き続けてまいります。
ガーデンプラス本部 担当:中川知春
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