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TheFace2009

イフジ産業


藤井 徳夫

イフジ産業㈱ 社長

ふじい・とくお/1941年2月13日生まれの68歳。中国、天津生まれ。九州大学法学部卒業直前に父親が急死、卒業後は家業の養鶏場を継承する。養鶏場から液卵加工業への転換を進め1972年10月に同社を設立、以降積極的なM&Aなどにより全国展開を推進する。2001年には株式を店頭公開し、その後ジャスダック証券取引所に株式上場。趣味は読書
(写真)同社の役員。前列左から藤井宗徳常務、仁田坂功常務、藤井徳夫社長、池田賢次郎常務(関東事業部長)。後列左から酒井善浩監査役、具島輝幸監査役、坂本勇取締役(福岡事業部長)、髙宮哲郎監査役(常勤)

高機能・高付加価値商品の増産で収益性向上へ

前期売上高が初の100億円の大台を突破。今期第1四半期は売上高こそ減収だったものの、経常利益は前期比の約4倍を記録した。「鳥インフルエンザの影響でここ数年間は厳しい状況が続いたが、ようやく本来の姿に戻った」と藤井社長。苦戦の中で原料仕入や製造体制を見直し、徹底的なコスト削減で利益を出せる体質を確立した。もちろん、これには卵殻の再利用プラントで廃棄料を削減できた効果も大きい。今夏には環境フォーラムに初出展し、環境面でも話題を集めている。
戦略面では今年から本格展開した製菓用凍結卵白が好調に推移。今後もこうした高機能商品の開発を強化するとともに増産体制に入る。このため、3年間で約10億円を投じ生産設備を増強。まず、最大の生産能力を持つ関東工場に約5億円をかけて、商品を品目別に貯蔵できるタンクや専用充てん機などの設備増強を図る。その後、関西、名古屋、本社の各工場も順次増強。高機能・高付加価値商品の増産で、他社との商品差別化と収益性向上を図る。
また、10月15日には天然調味料・ふりかけ原料などを製造する日本化工食品㈱を子会社化することを決め、新たな事業展開に乗り出す。逆境の中で揺るぎない利益体質を確立した同社。グループとしての事業拡大を図り、さらに強固な収益構造の構築を目指す。

DATA
所在地/〒811-2312 粕屋郡粕屋町大字戸原200-1
TEL/092-938-4561
設立/1972(昭和47)年10月
資本金/4億5,585万円
従業員/89人
事業内容/液卵及び卵加工食品の製造・販売
売上高/102億3,934万円(09年3月期)
工場/本社、茨城県水戸市、愛知県安城市、京都府綴喜郡井手町

http://www.ifuji.co.jp/

(ふくおか経済2009年11月号FACE)