福井県福井市に本拠を置く建設業の「松尾工務店」は、12月13日付で福井地方裁判所より破産手続の開始決定を受け倒産したことが明らかになりました。
1956年に「笠松建築」として創業、1965年に現商号で法人化した同社は、ビル・集合住宅や老人介護施設・商業施設などの建築工事を主力とするほか、一般住宅の建築も手掛けるなど事業を拡大していました。
しかし、景気低迷による建設市況の悪化で受注が大幅に減少すると、多額の借入金が資金繰りを逼迫したため、今年11月には事業継続を断念し今回の措置に至ったようです。
福井新聞(電子版)が伝えたところによると、負債総額は約22億円の見通しです。