不景気.com > 国内倒産 > 不動産「ジョイント・コーポレーション」が倒産、負債1680億円

不動産「ジョイント・コーポレーション」が倒産、負債1680億円

不動産「ジョイント・コーポレーション」が倒産、負債1680億円

不動産開発で東証1部上場の「ジョイント・コーポレーション」が、東京地方裁判所に会社更生法の適用を申請しました。

また子会社の「ジョイント・レジデンシャル不動産」も同様の措置がとられ、負債額はジョイント・コーポレーションが1476億円、ジョイント・レジデンシャル不動産が204億円で合計1680億円

2001年に東証1部上場を果たした同社は、マンションブームに乗り事業を拡大、08年3月期には営業利益・経常利益とも過去最高を記録するなど順調に成長していました。

不動産分譲事業では、東京・城南地区を中心に首都圏広域でマンションシリーズ「アデニウム」を開発。また、不動産流動化事業でも4期連続で収益を増加させるなど業績は好調そのものでした。

ところが、サブプライムローン問題に端を発する金融危機の影響で不動産市況の状況が一変。資材価格の上昇による原価率悪化や、消費低迷による販売減、さらには用地買収に伴う有利子負債が経営を大きく逼迫、今回の措置になったようです。

09年3月末時点での株主総数は1万80人で、「オリックス・プリンシパル・インベストメンツ」が株式39.27%を所有する筆頭株主、第2位株主は「ジョイントリビングサービス」の15.21%となっています。

今後は、裁判所や更生管財人のもとで再建を目指すとのこと。

今年に入ってからの上場企業の倒産件数は17社目になります。

会社更生手続開始申立てに関するお知らせ

大型倒産速報 | 帝国データバンク[TDB]

「国内倒産」の最新記事

関連記事

カテゴリー

月別記事一覧

最新記事

アクセスランキング