アナマガ
どちらかというと シッカリ書きたい人のためのコーナー 10年以上の渡り、続いてきたアナルームニュースの中で 好例の連載企画を「コラム」という形で集めました。 個性あふれるラインアップ!ブログとはひと味違う魅力をお楽しみください!
アナルームニュース 2009年02月10日号
朝メイク室で、私は先輩アナの木幡美子さんとよく隣り合わせになります。
この間、木幡さんにこう言われました。
「デラリン(奥寺)って、最近そ知らぬ振りして、なんか"たくらんでる"よね。」
確かに、2008年の年の瀬も押し迫った1ヶ月は、朗読劇『LOVE LETTERS』の本番に向けての準備に、私は没頭していました。否、実は、木幡さんの言うとおり、それ以外にも"たくらんでる"ことがあったのでした。
“いい加減でいこう“前回の続きです。
音楽(おんがく)の「がく」は、決して「学」ではなく「楽」であることが、どういうわけだか、小さい頃から私の身に染み込んでいて、上手かろうが下手だろうが、人前で何かを「演奏する」ことが大好きな性分なのです。
実際子供の頃から、歌やバンド、そして芝居などで、舞台に立つのが大好きで、その延長線上で人生を考えていたら、結果としてテレビの仕事にたどり着いたというのが実情です。
正直に白状すると、「朗読で舞台に立ったのだから、次は音楽・・・」と"たくらんで"いたのでした。
ライヴは、フジテレビの年末年始のイベント「HOT FANTASY ODAIBA」の特設ステージで、『ものまね王座決定戦』などで歌声を何度も披露している石本沙織アナウンサーとデュオを組んで行ったのです。私のパートはピアノ。プロフィールにも書かせてもらっている、特技の「ピアノのてきとー弾き」で、"デュオライブデビュー"を果たしました。ライヴは年末に3回、そして年始のイベント最終日にも追加公演を行い、オリジナル曲も演奏しました。冬のお台場オープンエアのステージは北風に吹かれ、手はかじかんでいましたが、気持ちは最高でした。
ヴォーカルを担当した石本さんに、木幡さんが話をきいてくれました。
Q.そもそものきっかけは? |
最初は、カラオケでもりあがったんですよ♪ その後 その場にいた野島さんと私たち2人で、ピアノのあるスタジオを借りて、 そこでやってみたらすごくいい感じで・・・・ あらかじめ私の好きな曲を奥寺さんに渡しておいて練習しておいてもらったんですよ! そのとき、奥寺さんのピアノを初めてきいて、本当にびっくりして・・・ "私このピアノと一緒に歌いたい!"って思ったんです! その場にいた野島さんも、"これいけるよ!"って言ってくれて・・・ |
Q.フジテレビのイベントで二人がライブをやる!と聞いたときの気持ちは? |
いや、もうライブをやるっていうのが、私の小さいころからの夢だったんですよ! しかもピアノとボーカルだけのシンプルなライブが一番の夢だったんです・・・ しかもクリスマスに、大きなツリーの前でできるなんて! |
Q.準備期間は? |
ほとんどないです。 ちょっとは用意はしておいたんですけど、本当にやるってきまったのは数日前ですよ。 |
Q.一回目はどうっだった? |
緊張しましたよ~ライブだからお客さんとコミュニケーションとりたかったので、公開リハーサルのようなかんじで。 |
Q.お客さんのリアクションは? |
よかったんですよ~♪最初はなんだなんだって感じなんでしょうけど、だんだん人が集まってきて・・・たまたま通りかかったひとが、足を止めてくれるのが嬉しかったですね~ |
Q.初ライブはどんな気分だった? |
いや~気持ちよかったです~!! ほ~んと、気持ちよかった! 昼と夜があったんですけど、夜になるともうお客さんの顔はよく見えないんですよ。夕暮れから夜空に変わっていって・・・・、見上げると大階段の上にきれいなお月様が見えたんですよ。それを見ながら歌ってました! |
お二人サン、ちょっと待った!!
実は実は、そのライブ映像を、アナマガpremiumの『アナウンサーのお仕事』で、ただいま公開中!初めての方は会員手続きをした上で、ここでちょこっと見てみて・・・!
奥寺さんって演出家なんですよ。 毎回同じことやりたくないって・・・・ このライブのために作ったオリジナルの曲はほぼぶっつけ本番だったんですよ! |
Q.カムバックはあり? |
そりゃ、もうぜひ! 私たちの希望としては、またみなさまの前でできればと思ってます! |
石本アナの話の内容を知って気づいたのは、「これをやりたい」と思う気持ちの強さがお互いに同じくらいだったのだなぁということ。 これが夢実現のカギだった気がします。 これなら次の一歩を踏み出すチャンスはきっとどこかにありそう。 次の一歩に向けて、また"たくらんで"みようかな・・・。