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ドル/円5分足の価格帯別出来高戦略!
- 2017/04/06
- 欧州タイム
★ドル/円の5分足の価格帯別出来高から売買チャンスを探る。アジア市場に入ってから、110.40-55円のレンジ相場内で終始していたことから、約12000枚の出来高に膨らんだ。そのため、このレンジから上放れ・下放れするとストップロスの手仕舞い売買が活発化しやすいことが分かる。
当初はやれやれの『反対売買』が多く出やすいことから上値・下値は重くなるが、ある一定程度上昇・下降するとストップロスを巻き込む動きになりやすい。
また、出来高の少ない価格帯では値が飛びやすく加速的な動きとなりやすい。
昨日のNY市場でも111.15円付近で出来高が多かったが、その出来高を下抜けしたことで加速的に円高進行となった。これこそストップロスを巻き込んだ円高進行となる。
一時出来高の多い価格の上限110.55円を上抜けしたが、一旦含み損を抱えていた買い方からの『やれやれ売り』の利益確定売買が出やすい。そのため、レンジ内へ戻る動きとなっている。その『やれやれ売り』を時間をかけてこなして上昇すると、売り方からのストップロスを巻き込んだ上昇になりやすい。上値では出来高が少ない価格帯が多いので、かなり早いペースでの上昇となりやすくなる。
一方で、下抜けした場合はこの24時間前後では出来高がすくないことから、買い方が全て含み損を抱えていることとなり、早めに手仕舞いの売りが入りやすい。
5分足という短期売買の手法であるが、結構役立つ戦略である。為替市場ではプロファイルチャートを作成する方法もあるが、価格帯別出来高だとその手間がかからない。