毎日の瞑想と定期的な水回りの掃除がルーティーン。

毎朝6時ころ起床。ベッドに座って、夢の続きのような頭のまま約5分間、瞑想します。そしてそのとき思い浮かんだ言葉を、ノートに1~2行書き留めます。「今日は穏やかな一日にしましょう」とイメージ。

朝食はごく軽く、フルーツ、ヨーグルト、パンを少々とミルクティーを。夕食には夫と息子、それに娘夫婦がやって来てにぎやかになることも。そんなときは、男性が3人のためにやはりお肉中心に。ローストビーフ、チキンの塩麴の照り焼きなど。わたしは食べたいものを腹八分目と決めています。食べ過ぎない、が私の食事スタイル。

予定のない午前中には、水回りのハウスクリーニング。排水溝をキレイにすると、日常生活でも物事の流れがスムーズになる気がして定期的に行っています。


社交ダンスと愛犬の散歩でリフレッシュ

趣味は社交ダンスレッスン。4年前から運動不足解消のために始め、週1回近所の教室に通っています。最高齢は90歳の女性。80代女性も多く年齢を重ねる楽しみが増えました。7センチヒールで踊るのでダンスの日は入浴後、念入りに足のマッサージをします。また、数年後に子どもに話し方を教える教室を開きたくて、保育士資格を取るための勉強も。

夕方、犬の散歩で公園で地域のワンコ仲間にお会いして何気ない話をする時間も、運動にもなって、心身ともにリラックスできるひとときです。

養生日記
〈右〉「シライシダンススタジオ」の花田諭先生に週1回教えていただいています。写真は始めて2年目、初の発表会で。グランドプリンスホテル新高輪「飛天の間」で花田先生と踊りました。〈左〉老若男女、年齢も性別も超えて、ワンコ繫がりで地域の人とコミュニケーションできるのが楽しい。何気ない会話ですが、リフレッシュできます。こういう時間も大切ですね。

 

疲れ切った心と体を救ってくれた瞑想

瞑想を始めたのは15年前。師と仰ぐ金井系一郎先生の本『すべてを受け入れて自由になる』と出合ってから。40代半ば、仕事でも家庭でもオーバーワークになり、心も体も疲れ切っていた私を救ってくれたのが瞑想でした。

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仕事で行っている講座の前も、スライドの最終確認とあわせて、うまくいくイメージを描きながら、瞑想をたっぷり行って臨みます。4~5年前、乳がんを患った友人から頼まれて始めた小グループの瞑想会も、月2回ほど少人数で行っています。コロナ禍ではオンラインで行っていましたが、久しぶりにママ友たちに対面で約3時間。

養生日記
瞑想は心身ともによい作用がありますが、特に脳のリラックスとメンタルの切り替えに役立ちます。日常生活の中で、瞑想的思考で過ごすこともあり、私の生活に根づいています。

座右の銘は、「人間は自然物」。自然のリズムとともに生活すれば自ずと健康に。瞑想をきっかけに気づいたことです。頑張りすぎてないか、疲れすぎてないか、穏やかな呼吸ができているか。自分の体の声に耳を傾けながら、自然のリズムを感じられるようになりました。

養生日記
まつおのりこ●慶應義塾大学文学部社会心理学科卒業後、フジテレビに入社。ニュース・情報番組のキャスターを歴任。気象予報士。2015年フジテレビを退社。現在、淑徳大学人文学部表現学科でコミュニケーション論を教えるとともに、幅広い層に話し方指導を行う。また約15年実践しているマインドフルネス瞑想を研修や教室で伝えている。


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『婦人画報』2021年12月号より