如月(きさらぎ)

2月9日(日)
「仏滅」

如月「仏滅」

【旧暦】――1月16日
【二十四節気では】――
「立春」2020年2月4日~2月18日
【七十二候では】――
第2候「黄鴬睍睆」[うぐいすなく]
2020年2月9日~2月13日

Japanese Bush Warbler on a branch of tree
hawk111//Getty Images

七十二候 
第2候[
黄鴬睍睆

──うぐいすなく

鶯の朗らかな鳴き声が、
山里に春の訪れを知らせる

季節は初春。二十四節気の「立春(りっしゅん)」から「雨水(うすい)」に向かって進んでいます。

「立春」の次候にあたり、9日から13日までが、七十二候の第2候の「黄鴬睍睆(うぐいすなく)」になります。

春告鳥(はるつげどり)の別名をもつ鶯と春先に開花する梅を表す、「梅に鶯」ということわざがあります。鶯が梅の枝にとまっている光景がよく似合っていることから、美しく調和する二つのもののたとえとされます。


[如月の季語]
初午(はつうま)
2月最初の午の日に行われる稲荷神社の祭り。商売繁盛などを願います。稲荷大神が稲荷山の三ヶ峰に鎮座した日を祝うとされ、古くは『今昔物語』や『枕草子』にも、人々が初午の日に稲荷詣でをしたという記述があります。令和2年の初午は2月9日です。


〜いまの時季は「初春」です〜
「立春」と「雨水(うすい)」の季節(2020年2月4日〜3月4日)は、春の三カ月の最初を意味する「初春」にあたります。次の「仲春」は、「啓蟄(けいちつ)」と「春分(しゅんぶん)」の時季(2020年は3月5日〜4月3日)です。


春の歳時記
FUJINGAHO

二十四節気 和の暦

監修・協力 
高月美樹 
たかつきみき●和暦研究家。このダイアリーの暦全般と月の満ち欠けを監修。旧暦手帳『和暦日々是好日』を毎年制作・発行し、日本古来の知恵や美意識を生かした暮らしを提案。 LUNAWORKS主宰。www.lunaworks.jp 

桂 裕子 
かつらゆうこ●茶道裏千家正教授。季語と季節の銘を監修。東京・大田区にて茶道教室を主宰。小学館『にっぽんの図鑑』でも「ちゃのゆのこころ」部分などを監修。TVCM監修、ベラルーシをはじめ国外数カ国での茶道講習、紹介も行う。