まずはこれを見てほしい。
これらの画像は『アークナイツ』を手掛けているHypergryphが開発し、GRYPHLINEから発売される3Dセミリアルタイム・ターン制RPG『エクスアストリス』のゲーム画面。とくに注目してほしいのが、“買い切り”ゲームだという点だ。対応プラットフォームはAndroid・iOSとなる。
買い切り型ということは、一度購入をしてしまえば物語の最初から最後まで遊べるということ。キャラクターが新たに追加されるガチャのような課金システムがないのである。
肝心の値段はというと、たったの1500円[税込]。一般的に3000円近くかかるスマホ向けゲームの10連ガチャと比べて、あまりにおトクだ。
しかし、中には低価格だからボリュームが少ないんじゃないと思うかたもいるだろう。筆者もあまりの安さに心配していたがまったくの杞憂だった。
約10時間プレイして、ストーリーはまだまだ途中だが、すでに濃厚な体験を存分に味わっている。本稿では、地球と似て非なる惑星を舞台にした世界観や独自の戦闘システムなど本作の魅力について語っていきたい。
※本稿は『エクスアストリス』の提供でお届けします。
惑星アリンドの文化に触れる
本題に入る前に本作の舞台となる惑星“アリンド”について紹介していく。“アリンド”は人類が開発したワームホールによって発見された、地球人と似た生命体と文化が存在する世界。
しかし、地球の気候とは大きく異なり、巨大な暴風帯によって半球が“白夜”と“極夜”のふたつに分かたれているのが特徴。また、白夜の地域では“ドラン”、極夜の地域では“シャダラ”という国が形成され、独自の文明を築き上げている。
地球人は“アリンド”へ上陸し、原住民(アリンド人)と交流して技術と文化の共有を重ねていくが、研究中、禁忌に触れたことで関係は急激に悪化。外交も断絶されることとなる。
そして、約20年後。人類は本作の主人公・雁(イェン)を含めた調査チームを再編してアリンドへくり出した。
雁はシックにきまった現代風の衣装と真紅の瞳が特徴的な少女。戦闘や探索を補助してくれるロボットのロイとともに調査員としてアリンドの地に降り立つ。
ロイはさまざまな情報をまとめてくれる記録係としての役割も。会話も可能で、ときには雁を冗談でからかいもするよき相棒だ。
調査マニュアルも用意されており確認すると、本調査の目的と注意事項が書かれていた。読んでみると、原住民とのいざこざはなるべく控えてほしいという。
関係悪化から20年経っているものの、地球人に対して快く思っていないアリンド人も多い。無事に調査を終えるためにも穏便にいきたいところだ。
ほかにもストーリーを進めていくと生物や場所、アイテムの説明がどんどん追加されていき、設定資料さながらのボリュームに。
アリンドの世界に実際に訪れたような旅行気分を味わえるので、筆者はこういった情報を読むことが非常に楽しいのである。
つぎは、ストーリーの序盤に訪れるドランの集落から家や衣装を見ていこう。
初めて家を見た感想は「めっちゃ白いじゃん……」。ドランでは神秘的なまでに白を基調とした家が多い。空気が澄んでいるのか景色も鮮明に映し出されている。
ここまで街全体が白い理由は、もしかしたらつねに日が出ていることから、熱を反射させるために白色が採用されているのかもしれない。それにしても白の色合いが美しい……。砂埃や土で汚れないのか不思議なぐらいだ。
ほかにも、エレベーターや乗り物なども見かけるが、明らかに電気やガソリンで動いておらず、ここは地球じゃないなと再認識させられた。
ドランに住むアリンド人の衣服も白がベース。中には肌を出している人もいるので、日焼けしないか心配だ。一方でシャダラの人たちは赤や黒の服を着ているため、どこ出身かひと目でわかるようになっている。
そして、雁はもうひとりの主人公である少女・Vi³(ヴィー)と出会う。彼女は巡礼の旅をしているドランのアリンド人。ストーリー冒頭に起きた暴風による列車事故をきっかけに雁と出会い旅仲間として行動をともにするようになる。
尖った耳と巫女のような服装が印象的で、雁がクール系なのに対し、Vi³は太陽みたいに明るく元気な性格だ。側にいるのは“マンガン”というフクロウのような見た目をしたアリンドの動物。Vi³の旅のパートナーとしていつも隣りにいる。
マンガンをもふもふしたいと思ったのは筆者だけではないはず。
さまざまな人や文化との出会いがある中で、筆者がとくに驚いたのがアリンドの料理だ。ふつうならどこの国に行ってもソウルフードは美味しいはずだが、ここは異国ではなく“異星”。地球人とアリンド人とでは味覚が異なっているためかマズいようだ。雁の評価もかなり厳し目。
ただ、食べることで攻撃力や防御力アップなど戦闘に役立つバフ効果を得られるので、たいへん申し訳ないが雁にはがんばってもらうしかない。
筆者個人としては、どんな味なのか興味がある。肉と丼にマズイものは存在しないので、ティタミの干し肉や蘚苔丼に挑戦してみたいところだ。本作の舞台となる年代が2300年頃なので、筆者がまだ生きていたらアリンドへ食べに行きたいと思う。
敵の攻撃タイミングに合わせて防御すると無効化できる“光影協同”でノーダメクリアーも夢じゃない
惑星調査では行く場所すべてが安全ではない。危険が付き纏い、ときには自分の身を守るために戦闘もすることになる。
戦闘は3人1組で編成し、スキル(攻撃)とアルティメット(必殺技)、防御を駆使しながらターン制で戦っていく。スキルは1ターンに一度しか発動できないが、発動時に消費される“AP”があれば、ほかのキャラクターも続けて攻撃できる。
さらに、敵ターンでは“光影協同”という敵の攻撃タイミングに合わせて防御すると無効化できる、リアルタイムアクション要素もある。
防御方法は、雁では“回避”、Vi³では“ブロック”のようにキャラクターによって2種類の守りがあり、成功すると必殺技のエネルギーが溜まるなど、回避とブロックで恩恵が異なる。
スキルがある限りコンボを繋げていく攻撃も爽快感があって気持ちいいが、筆者的には敵の攻撃を無効化できる“光影協同”にプレイのしがいを感じた。
そもそも、敵ターンになるとキャラクターは自動的にガード状態となり、そのままでもダメージを抑えられるのだが、ダメージを0にできるのであればそれに越したことはない。“俺カッコいい”という気持ちよくなりたい欲も出るというものだ。
しかし、当然リスクもある。タイミングを失敗すると、受けるダメージ量が増えてしまうのだ。戦闘中は回復できるため、戦況を立て直すことは可能だが、敵が強くなると続けざまに攻撃をしてくるようになるほか、ディレイも掛けてきたりとひと筋縄ではいかなくなる。
さらに、回避またはブロックでしか防げない特殊攻撃も使用してくるようになると、考えることが増えミスにも繋がるなど、緊張感のある戦闘を味わえるようになる。このリスクとリターンのバランスが絶妙でクセになった。
筆者の場合、つぎから敵の攻撃すべてを無効化できるからと回復を怠っていた結果、全滅しそうになったことが数回あったので、プレイする際はくれぐれもHP状況には気を付けてほしい。
敵の攻撃を無効化できることを考えると、極論ダメージを一切受けずにクリアーすることも可能なので、挑んでみるプレイヤーが現れそうだ。
キャラクターの装備はパズル感覚で
戦闘を有利に進めていくためにも、忘れちゃいけないのが育成だ。
本作では、どんどんステータスやスキルを解放していくスキルツリー“同軌”と、パズル的な仕組みでステータスアップを図れる装備“ライラキー”というふたつの強化要素がある。
“同軌”では戦闘の報酬や、フィールドを探索することで集まるアイテムをもとに強化していく。一方で“ライラキー”では、装備作製に運要素が絡むほか、ちょっとしたパズルの謎解き感覚があったので、こちらに焦点を当てて紹介していきたいと思う。
装備画面に入ると、24マスからなる図形が用意されている。うまく形に当てはめるように、さまざまな形のライラキーをときには回転させ組み合わせていくのだが、キャラクターによって図が異なるのだ。
雁は逆三角形をしているのに対し、Vi³は丸みを帯びた形になっているため、使用できるライラキーも変わってくる。
そんな中で筆者が使いやすいと感じたのは、菱形のブォータビルやナッククロンというライラキー。小さいため汎用性が高く、隙間の調整に最適だった。
逆にこれどうやって使うの? と思ってしまうライラキーも存在する。それはエクシャーン、タクラブ、モティシテブの3つだ。とくにモティシテブにいたっては、もとからある形のライラキーがふたつ付いているという大胆さ。
しかし、大きく使いづらかったりするほど、装備したときの効果量が多いため、自分なりの解を見つけてみるのもおもしろいかもしれない。
ライラキーもフィールドの探索で手に入るほか、一部の形は作ることも可能だ。作製には、敵からドロップした素材や探索で入手できる鉱物が必要になるものの、街にいる商人から購入できるため、わざわざ素材集めをしなくていいのはたいへんありがたい。
ただし、作製して得られる効果は効果量ともにランダム。効果内容を指定することもできるが、その分素材が追加で要求されるため、ここぞというときのために使いたい。
効果の中には“光影協同”成功で与ダメージが上昇するものや、失敗してもダメージが抑えられるものもあるため、自分のプレイスタイルにあったライラキーを装備させることが最終目標だ。
筆者の場合、メインパーティーに採用している雁、Vi³、マンガンのマスはすべて埋めたが、効果の厳選まではたどり着いておらず、とりあえず装備させたところで留まっている。製品版を購入した際に、最強のライラキーを作製して最高のパーティーにしたいと心に誓ったのだった。
正直な話、約10時間遊んだものの続きが気になって気になって仕方がない。ストーリーが予め完結まで用意されているため、サービス終了の心配がなく、ガチャがないので課金欲に負けることもない。ただ、全力で物語を楽しめるのはうれしい限りだ。
本作を機に買切型アプリゲームが主流となり増えていくのか気になるところだが、その前に筆者は『エクスアストリス』を購入して個人的に最後までプレイしていきたいと思う。
『エクスアストリス』リリース記念プレゼント企画
応募期間
2024年2月28日(水)〜2024年3月10日(日)23時59分
賞品
iPhone15 (256GB / Black)&『エクスアストリス』ゲーム本編(iOS用アプリ)セット
※賞品のiPhone15は、SIMフリーとなります。国内で電話機能を使う場合は、別途通信キャリアと契約する必要があります。
※USB-C充電ケーブル、電源アダプタが同梱されています。
※アプリのダウンロード期限はAppleの規約に準じます。
※Wi-Fiを使用すればゲームがプレイできます。
応募方法
- X(Twitter)のファミ通.com公式アカウント(@famitsu)とエクスアストリス公式(@Astris_JA)をフォロー
- 注意事項を確認する
- 本キャンペーンの対象の投稿をリポスト(RT)して応募完了!
当選発表
当選者へのみ2024年3月11日(月)ごろ、X(Twitter)のDM(ダイレクトメッセージ)にて「@famitsu」よりお知らせします。
※あらかじめDMを受け取れるよう設定してください。
※ご当選の場合、2024年3月20日までに賞品送付先を専用フォームにてご登録いただく必要があります。かならず期日までにDMをご確認ください。
賞品発送
2024年4月上旬予定
※発送先は日本国内に限ります。
注意事項 ※あらかじめご了承のうえご応募ください。
- 応募には、X(Twitter)への登録(無料)が必要です。
- 応募は18歳以上の方に限ります。
- 未成年者の場合は、保護者に承諾を得たうえでご応募ください。
- 当選はおひとりにつき1口までとなります。
- 以下の場合は応募をお受けできません。
・非公開アカウントの場合
・懸賞応募用アカウントやボット(bot)アカウントから応募した場合
・当選発表以前に、応募投稿を削除した場合
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