“なお”の展開におふたりともビックリ!?

 工画堂スタジオから、2015年4月30日に発売予定のプレイステーションVita用ソフト『白衣性愛情依存症』。看護師が主人公だった『白衣性恋愛症候群』と同じ制作チームが手掛ける最新作で、今回は看護学校に通う少女を主人公に、女の子どうしの友情を描く。今回、本作の主人公・大幸あすかを演じる浅倉杏美さんと、その妹・大幸なおを演じる加隈亜衣さんへの合同インタビューが行われた。“ゆるふわポンコツ”な姉と、“完全無欠の良妹”は、どのように演じられたのか。まるで実際の姉妹のように会話をくり広げる浅倉杏美さん、加隈亜衣さんおふたりのインタビュー。じっくりお読みいただきたい。ちなみに、記事の最後にはおふたりの写真たっぷりの特別企画もあるので、お見逃しなく。

姉妹のようなおふたりの関係性とは? ストーリーの気になる発言も飛び出した、『白衣性愛情依存症』浅倉杏美さん、加隈亜衣さんインタビュー_01

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プロフィール

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大幸あすか役・浅倉杏美さん(あさくら あずみ)
2月15日生まれ。代表作は、『中二病でも恋がしたい!』五月七日くみん、『アイドルマスター』萩原雪歩、『悪魔のリドル』犬飼伊介、『ハイスクールD×D』アーシア・アルジェントなど。

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大幸なお役・加隈亜衣さん(かくま あい)
9月9日生まれ。代表作は、『甘城ブリリアントパーク』千斗いすず、『selector infected WIXOSS』小湊るう子、『アルドノア・ゼロ』ニーナ・クライン、『魔女っこ姉妹のヨヨとネネ』ネネなど。

インタビュー

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――今回、演じられたキャラクターはどんなキャラクターでしたか? 特徴や印象的な点がありましたら教えてください。
浅倉さん(以下、浅倉) “あすか”は元気で、いい意味でまわりの意見を気にしないというか、自分で思ったことをポンッと言う、すごくテンションが高い女の子です。じつは過去にいろいろなことを経験しているんですが、そういった点を抜いても本当に明るくて、みんなに好かれる、輪の中で中心にいるような、ちょっといじられキャラですね。明るく元気というのが、まさにピッタリな女の子だなと思いました。ちなみに、過去にあったというエピソードは、本編をお楽しみにしてください!
加隈さん(以下、加隈) 私が演じさせていただいてる、“なお”ちゃんはセリフのひとつひとつに「お姉ちゃん」と入れないとしゃべれないんじゃないかというくらい、“お姉ちゃん”という言葉を言ってしまう、お姉ちゃん大好きっ子です。お姉ちゃんのちょっと抜けている部分は「しかたないな」と言いながら、全部お世話をしてサポートするという、お姉ちゃんとは対照的でしっかりした女の子ですね。それで、やっぱりお姉ちゃんが大好きです。“お姉ちゃん”ばっかり言ってる(笑)。
浅倉 セリフの掛け合いのときも、「お姉ちゃん、お姉ちゃん」、「なおちゃん」、「お姉ちゃん、お姉ちゃん」、「なおちゃん」みたいな感じだったよね(笑)。
加隈 “お姉ちゃん”って言う率が、ものすごく高いんです(笑)。

――演じられたキャラクターとご自身が共通しているなと思った部分、または、自分と違っていて、演じるのが難しいなと感じた部分があれば教えていただけますか。
浅倉 “あすか”と私はあまり似ていないかなー。ふだん、私が演じさせていただく機会が多いのはおとなしい女の子だったり、女の子らしい女の子だったり、逆にセクシーなお姉さんとかが多くて、“あすか”のような、元気っ子でみんなに「バカー」と怒られたり、突っ込まれたりする子というのは、あんまり演じる機会がなかったんですね。ですので、テンションを上げるということは、最初に感覚をつかむまで、とても難しかったです。“あすか”と似ている部分を挙げるとすれば、私には双子の妹たちがいて、ベタベタに甘やかしているのでそこは似ている気がします(笑)。この前も、私からクリスマスプレゼントをあげたんですけど、私から渡す前にふたりがそれぞれ私へのプレゼントを用意してくれていて……。あまりにうれしくて、泣きそうになりました。
加隈 私は地の部分が、あまりにもお姉ちゃんの“あすか”に似ていて、音響監督からも、「地は“あすか”だよね」と言われるくらいで、逆に“なお”の要素がまったくないという……。ただ、弟がふたりいるので、お世話をするのは好きですね。ですので、“なおちゃん”のことは、こんな子になりたいなという憧れの気持ちで、見ていたかもしれません。……最初は。だって、あんなにしっかりしてるんですもん。……最初は(笑)。ただですね……、だんだんとお話が進んでいろいろなことを知っていくうちに……。これは、まだ言えませんので、ゲームで体験してください!

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――今回、おふたりは姉妹の役を演じていますが、もしもう一方のキャラクターが本当の姉妹だとしたら、どういう関係になりそうだと思いますか。
浅倉 “なおちゃん”が妹かー。できた妹とできない姉というようなセリフがゲーム中でいっぱい出てくるんですが、本当にいい子なんですよ。ただ、愛情がものすごく深いのでちょっと怖いかな……(笑)。
加隈 でも、そんなに押しつけないですよ。
浅倉 そっか。見守ってるんだよね。
加隈 そうですそうです。わりと最初は……。
浅倉 結構、じわじわ来る熱量で見守って来るよね(笑)。私も長女ではあるんですが、妹たちがしっかりしていて、「お姉ちゃん、それダメだよ」とか「お姉ちゃん、それ忘れてるよ」とか言われて。
加隈 じゃあ、身近に“なおちゃん”のような人物が。
浅倉 そうそう。だから、けっこう“あすか”と“なお”の関係に似ているかもしれないですね。
加隈 いいですねー。私は、“あすか”がお姉ちゃんだったらどうしましょうね……。なんか収集がつかなくなりそうな気がします(苦笑)。お母さんが困りそう。“あすか”と私で、お互いに注意し合ってそうな気がします。でも、“あすか”だったら私もしっかりできるかも。
浅倉 “あすか”だったら(笑)。
加隈 お姉ちゃんが“あすか”だったら、私も“なお”みたいにならないといけないってバランス取ろうとがんばりそうな気が……。(加隈さんに生温かい視線を送る浅倉さんに)「無理だよ」みたいな顔しないでください!(笑)

――今回、演じていただいたキャラクターは看護師の卵ですが、おふたりは看護師になりたいと思ったことはありますか? もしくは、看護師さんにまつわる思い出があれば教えてください。
浅倉 看護師さんになりたいと思ったことはないですねー。私、子どものころから声優さんになりたかったので。小学校3年生のときに、クラスの文集にある“みんなのひとことコメント”みたいなところに、“声優になりたい”って書いていましたから。そういう意味では、看護師さんだけでなく、ほかの職業に憧れたことがなかったので、今回、違う職業を演じられたのは新鮮でしたね。看護師さんへの印象としては、子どものころに風邪を引きがちで、よく病院に行っていたんですが、そのときに接してくれた看護師さんが皆さんやさしい方ばかりだったんです。それもあって、本当に白衣の天使という印象がすごく強かったです。泣かないでがんばるとあめ玉をくれて。本当にいい人ばかりでしたね。
加隈 私も“看護師になりたい”と思ったことはなくて、むしろ血とか、人の生死に関わることに向き合って、それを仕事にしようとしている方々ですので、、、私には絶対にできないことをしているという意味でも、尊敬の念を抱いてたり、頭のいい人なんだろうなと思っています。友だちや周囲の人がちょっとしケガをしたときに、スッと絆創膏を差し出せる女子には憧れますが、そういうことが自然にできる人たちなんだろうなと。常日頃から誰かの健康に気を遣えるやさしい人だと思いますので、ぜひ嫁に欲しいです!
浅倉 “なりたい”じゃなくて(笑)。
加隈 親戚とかにいてほしいなという願望があります(笑)。

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――ちなみに、おふたりが話されているときはどんな関係性になることが多いですか?
浅倉 さっき、ここに来るときもくまちゃん(加隈亜衣さん)が、「お腹すいたー」と言っていて、それに対して、私が、「じゃあ、お仕事が終わったらご飯食べようね」と言う……みたいな感じでした(笑)
加隈 温かく包み込んでいただいています(笑)。

――では、本当に姉と妹のような感じですね。
浅倉 そうですね。ふたりでいるときは、姉っぽいかなと。
加隈 私、年下の方といるときは、しっかりしなきゃと思うんですけど、なぜかあずさん(浅倉杏美さん)といるときは、すごい自然に背骨がヒュッと曲がるというか、何をしても大丈夫という安心感があるので、そういった意味ではお姉さんがいるような関係をさせていただいています。

――本作は、女性どうしの恋愛が描かれるストーリーになっていますが、おふたりが女性に対してステキだな、かわいいなと思ったり……、ドキッとする瞬間があれば教えていただけますか?
浅倉 私は、王子様的な女の子がすごく好きなので、今回は“いつきさん”がとても気になりました。ちょっとドキッとするようなことをしたり、急に迫ってきたりとかするんですよ。とくに、スイッチが入ったように急にキリッと決めるところがカッコよくて……。やっぱりカッコよかったり、ドキドキさせてくれる瞬間は、女の子も魅力的だなと思います。フワッとしているときもあれば、カッコよく決めてくれるときもあるというのがすごく響きますね。

――ボーイッシュな感じの女の子のほうがドキッとされるのでしょうか?
浅倉 そうですね。全般的に(笑)。

――なるほど(笑)。
加隈 私も、ボーイッシュな方には思い出があって。私は、女子高にかよっていたので、学年が上の先輩が運動会とかでカッコこよく走っていると、みんなで「キャー!」って叫んだりするような感じでしたね。それで、写真が出回ったりするので、「……ください」と言ったりして(笑)。そういうトキメキはたまらないですね! 本当にカッコいいです。
浅倉 カッコいいよね。ときめいちゃうよね。
加隈 でも、直接会話をしたいというものではなく、見つめていたいという気持ちでした。

――憧れの存在のような。
加隈 そうですね。やっぱり女の人って、自分にはないところがあると、そこに憧れるんですよ。あずさんの可憐さとか。
浅倉 動揺(笑)。
加隈 なんでですか(笑)。しっかりしてるけど、たまに見せるかわいらしいところにキュンとしますね。ほかにも、細やかな気遣いができる人とか、ステキだなと思う人はいっぱいいらっしゃって。私は、全体的にすぐに好きになるかもしれません(笑)。