エアもリアルも、ギターの魅力満載のステージ!

  2012年10月27日(土)、東京・秋葉原にて開催されたユービーアイソフトのプライベートショー“UBIDAY2012”。本イベントにて実施された、『ロックスミス』ステージの模様をリポートしよう。

 ステージでは、まずPV上映後、さっそくダイノジが登場。ふたりは、フィンランドで開催された“エアギター世界選手権”のエピソードをおもしろおかしく紹介。会場をほどよく暖めてから、お待ちかねの大地によるエアギターが披露された。

『ロックスミス』ステージでダイノジ大地のエアギター&リアルギターが炸裂【UBIDAY2012】_01
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▲このステージの主役、ダイノジの大地洋輔(写真左)と大谷ノブ彦(写真右)。
▲大地は、フィンランドでは5000人の喝采を浴びたという、トレーナーの胸に描かれた虎をいじる(ピョン吉風に)芸も披露。会場の反応は……あえて言及せずにおこう。
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▲(エア)ギターを回転させたり、(エア)ドラマーと会話を交わしたり、巧の技を交えながらのエアギターに、会場からは大喝采が送られた。

 続いて、今度は大地が『ロックスミス』で本物のギターに挑戦することに。先日渋谷で行われたイベントでの初プレイでは散々な腕前だったが(リポートは【コチラ】)、今回は事前に練習を積んできたとのこと。Nirvanaの『Breed』を選び、たどたどしくも最後まで弾ききってみせた。
 さらに、高校時代にはユニコーンのコピーバンド“カメレオン”の一員だったという大谷も『ロックスミス』に挑戦。こちらはさすがに経験者らしく、チューニングから始めて、Blurの『SONG 2』を見事に演奏。パフォーマンスを交えながらも、“ノートの正確さ”が93%と、ゲームとしても高いスコアを記録して見せた。

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▲ギターを手にした大地に、大谷から「BIGINさんみたいだよ」という突っ込みも。
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▲大谷から「サンボマスターみたいにやって!」などの茶々を入れられながらも、堅実なプレイを披露。
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▲大谷は見事な腕前。大地の珍妙なダンスが気になる?

 演奏後、どちらが上手だったかを、会場の拍手の大きさで決めることに。案の定、大地を支持する拍手は皆無で、「オーマイガッ!」と悔しがる大地。ちなみに渋谷のイベントで同じ展開になったときには、思わず“Fで始まる四文字言葉”を吐いてしまった大地だったが、取材陣から「それ、掲載できません」との苦情があったとのことで、今日は掲載できる悔しがりかたをあらかじめ考えてきたのだそうだ。

 演奏を終えた大地は、自宅での特訓中に、愛娘が『ロックスミス』にかなり食いついていたというエピソードを披露しつつ、「子どものころから楽器で遊ばせるのはいいと思うし、『ロックスミス』は子どもにもオススメですよ」とアピール。また、麒麟の川島を始め、芸人仲間のあいだでも『ロックスミス』人気は高いと語りつつ、「あ、こんなことを言うと、つぎから麒麟に仕事がいっちゃう!」(大地)と慌てる場面も……。

 最後にふたりは、「いろんな輪が広がるゲームだと思いますので、どんどんまわりの人に勧めて、もっともっと、音楽の世界に入っていってください。本当に最高のゲームなので、よろしくお願いします!」(大地)、「もう僕からは、言葉で言うことはありません。『ロックスミス』!」(大谷)とメッセージを語り、いったんステージを締めくくった。

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▲『ロックスミス』公式サイトで公開中の体験動画に出演している、声優の豊崎愛生からのビデオメッセージも披露された。「私もお家のテレビにつないで、マイギターで楽しく遊んでいます。楽しいだけじゃなくて、いつのまにかギターがうまくなってしまう、魔法のようなゲームです。皆さんもぜひ楽しんでください!」(豊崎)。

 続いて、“美しすぎる早弾き”として知られる、D_DriveのYUKIがステージに登場。本作でも屈指の難曲である、MEGADEATHの『HANGAR 18』をプレイしてくれた。
 見事なプレイを披露後、YUKIは、「ふだんはあまりゲームをやらないのですが、ギターをゲーム機につないで遊ぶというのが新鮮ですよね」と、自身も楽しんでプレイしていることを語った。また、「本物のギターを使えるし、アンプやエフェクターをいじって、音を自分好みに変えることもできます」、「会場も、ライブハウスから、何万人も入るアリーナまで選べますし、お客さんも演奏に反応してくれます」と、本作の魅力を具体的に紹介。「初心者もギター経験者も楽しめるゲームだと思いますので、皆さんもぜひ遊んでみてください」と来場者にメッセージを送った。

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 最後に、ダイノジのふたりへの質疑応答が行われたので、その内容を紹介しよう。

――エアギターと本物のギター、それぞれの楽しさの違いを教えてください。

大地 マジメな質問だな(笑)。エアギターは場所を問わずできるのがいいところ。『ロックスミス』は、場所は限定されますけど、演奏する楽しさがあるのは、やっぱり『ロックスミス』ですよね。エアギターは、演奏というよりもパフォーマンスなので。……マジメに答えちゃったよ!(怒)

――大地さんは、渋谷のイベントのときと比べて、『ロックスミス』がだいぶ上達されましたが、どれくらい練習されたのですか?

大地 もちろん今日も練習しましたが、家でもかなり練習しましたね。チューニングするところから、すべて。それでも……3日くらいかなぁ。だいぶギターのことも理解できました。本当にズブズブの素人でも、遊べるゲームだと思います。

大谷 まったく弾けなかったんだもんな。

――それでは、これからもギターを続けますか?

大地 そうですね。逆に、これからは僕のことをギタリストとして見てください。

――……(笑)

大地 何笑ってんだよ!(怒)

大谷 大地さんは、エアギター世界一になったときに、景品で立派なギターをもらっているんですよ。でも使い道がなくて、居酒屋のでっかいしゃもじみたいに使おうか、なんて言ってて。それがやっと使えるようになりましたね。

――ギターが上達されることで、ギター素人だからこそ出せていたエアギターの技、味に影響が出てしまうのではないか、と心配なのですが……そこはいかがですか?

大谷 変に弾けちゃってますからね。いままではデタラメなフレットでもよかったのに、「これ、ちょっと本当と違うな」ってことで、動きがこぢんまりしてしまう、というのはあるかもしれませんね(笑)。最近、彼は地方のキャバクラで、エアギターを1回2000円でやってるんですよ。すぐに安く請けちゃって困ってます。

大地 いやそうだけど、それをファミ通に言うなよ(笑)。

大谷 そんなこんなで、確かに不安はありますね。

大地 いやいや、ほどほどに覚えたら、それはそれで置いておいて。覚えてないころの自分にリセットできるようにやりますから。大丈夫です、安心してください。僕は変わらないから。これ、見出しで書いておいてください(笑)。

――『ロックスミス』の中で、「これを弾けば女の子にモテる!」というオススメの曲を教えてください。

大地 ローリングストーンズ……『Satisfaction』?

大谷 いや、それ対象年齢高すぎるだろ(笑)。せっかく51曲あるので、いろいろマスターして、TPOに合わせるといいんじゃないですかね。ちょっと陰のある子だったら、RadioheadとかNirvanaだったり。王道が好きな子には、それこそThe Rolling Stonesだったり、David Bowieとかも入ってますから。ちょっとハイテンションな女の子には、Red Hot Chili Peppersもいいかもしれませんね。

大地 いいですね。僕もレッチリで。

大谷 え、大地さん、家にスキャットマン・ジョンのCDしかないじゃないですか。逆に珍しいよ、スキャットマン・ジョンしかないって(笑)。

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