岡副麻希インタビュー プライベート編

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7月29日に29歳の誕生日を迎えたフリーアナウンサーの岡副麻希さん。「最近、仕事でも普段の生活でも自分のペースがわかってきて、日々を楽しむことができています」と語る。

30歳を目前にして心身ともに変化が現れ始めているという。大学時代からキャスターとして活躍し、忙しい日々を過ごしてきた彼女は、20代最後の年をどのように過ごしたいと考えているのか。仕事とプライベートの両方について聞いた。

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仕事やプライベートの目標を語った岡副麻希さん

 私にとって今年前半の大きな出来事は、念願だった自動車の免許を4月のスーパーGTの開幕前に取得できたこと。まだマイカーは購入できていませんが、大きめのSUVやミニバンがほしいと思っています。今はどんなクルマを買おうかとディラーを回って、いろいろと妄想しています(笑)。
それがすごく楽しいです。

 免許を取ったあと、前から挑戦したかった市販車のインプレッションを、リポーターを務める『SUPER GT+』(テレビ東京/毎週日曜23時30分~)でやらせていただきました。レクサスの電気自動車UX300e、ディーゼル車のBMW X2、ガソリン車のアウディRS7に乗せてもらって、メーカーごとに乗り味がまったく違うことにビックリしました! せっかく免許を取ったので、これからもインプレッションは続けたいです。

 クルマに関しては、次の目標はサーキット走行です。でも、まだ運転には慣れていないので、『SUPER GT+』の番組内で、富士スピードウェイにある「トヨタ交通安全センター・モビリタ」で安全運転の講習を受けてきました。TGR TEAM ZENT CERUMOの立川祐路選手が講師を務めてくれていろいろと教えてくれたのですが、ちょっとしたハンドルやアクセルの操作でクルマの動きは大きく変わってしまい、時には大きな事故にもつながるとわかりました。


 あとレース中継では「アンダーステア」「オーバーステア」「カウンターステア」などの単語がよく出てきますが、それらを実際に体験できたのも収穫でした。言葉の意味としては知っていましたが、レッスンでの体験はレースをさらに深く知るためにも大きな意味がありました。

岡副麻希が体質の変化にビックリ。仕事前に初めて体験したこととは?

29歳となった岡副さん。取材当日は誕生日だった

 実技講習のなかで、カウンターステアが2回だけ、うまく決まってうれしかったですね(笑)。でもレーシングドライバーの方々はレース中、ハイスピードで何気なくやっているんですよね。本当にすごいと思いましたし、ますます尊敬の念が深まりました。


 過去に助手席に乗ってサーキットの体験走行したことはあるのですが、自分で運転してみると、また全然違うと思います。ドライバーの気持ちがよりわかると思うので、近いうちに絶対にチャレンジしてみたいです。

 話は変わりますが、この夏は東京オリンピックをよくテレビで見ていました。印象に残っているシーンはたくさんありますよ。柔道男子66kg級の阿部一二三選手と女子52kg級の阿部詩選手が兄妹そろって金メダルを獲得したこと。研ぎ澄まされた集中力がすごかった。
あと、男子73kg級で大野将平選手が2連覇を達成した試合も心に残っています。試合前や試合中の大野選手の強さと気迫のこもった表情には圧倒されました。

 スケボーやサーフィンもよく見ていて、金メダルに輝いたスケートボード男子ストリートの堀米雄斗選手と、サーフィン男子で銀メダルの五十嵐カノア選手のパフォーマンスもすごかったですね。サーフィンは以前、仕事で経験したことがあって、クルマの免許を取ったので海へ行きやすいですし、ウエットスーツも持っているので、あとはボードを買うだけ。プライベートでもぜひ、やってみたいと思いました。

 オリンピック開催期間中に29歳の誕生日を迎えました。
20代最後の歳になり、最近やっと仕事とプライベートで自分のペースがわかってきたような気がします。マネージャーさんをはじめ、周囲の方々のおかげもあって、楽しく仕事ができています。日常生活でも自分にとって心地よい暮らし方というのがなんとなくわかってきて、今、すごくラクに生きることができています。

 20代前半は、仕事以外のことはあんまり考えられませんでした。とりあえず目の前の仕事をこなすことで精一杯で、台本を見ながら「これをやらなくちゃ。あれもしなきゃ......」と考えることが多かったです。

でも、このコロナ禍のステイホームもあって自分の考え方がリセットされ、楽しみながら仕事をするという姿勢に変わってきました。

 レースの取材もバラエティ番組に出演するときも、楽しみを見つけにいくというか楽しませてもらいにいくというスタンスになりました。もちろん収録時に自分が困らないようにしっかりと事前に準備はしますが、「やらなければいけない」というのが減ってきて、自然と周囲を見る余裕ができているように感じます。

 30代になると、身体も変わってくるはずなので、今年は健康に生きられる土台をしっかりと作りたいと思っています。アンチエイジングですね。最近、体質の変化を感じる出来事がありました。

 私はホットヨガをしているので暑さには強いんです。真夏の太陽が照りつけるサーキットでレーシングスーツを着て取材してもバテないし、仕事では日焼けも気にしたことがなかったんです。甲子園で高校野球を丸一日取材する際にも日焼け止めを使ったことがありませんでした。それでも肌へのダメージは気にならなかったのですが、今年5月に屋外でのたった一日のロケで初めて皮がむけてしまいました。やっぱり身体が変化してきているのかなって思いました。

 それで7月にツインリンクもてぎで開催されたスーパーGTのレース前にドラッグストアで日焼け止めを買って、初めて仕事で顔に塗りました。その後、事務所の先輩の鷲見玲奈さんに相談したところ、オススメの日焼け止めをプレゼントしてくださったので、この夏はそれを使っていきたいと思っています。

 あとは筋肉を少しつけたいです。生まれつき身体が柔らかく、子どもの頃から水泳もやっていたので柔軟性はありました。今もストレッチをしていて、先生に週に一回ぐらい教わっているのですが身体が柔らかすぎてもケガをしてしまう可能性があるといいます。

 身体には柔軟性だけでなく適度な筋肉が必要だそうです。私は大学時代まで続けていた水泳をやめてから筋肉がすっかり落ちてしまって。姿勢が悪いので直したいのですが私の場合は腰が反ってしまい、ぽっこりお腹につながりやすい「反り腰」という状態です。それも筋力低下が原因のひとつと言われているので、最近、対策としてピラティスを始めました。柔軟性を保ちつつ筋力をアップして、健康的な身体づくりをしたいと思っています。

 ヨガかピラティスのインストラクターの資格を取りたいと思っています。いつかはオンラインで教えてみたいという目標があるんです。きちんと教えられるようになるまでは時間がかかると思いますので、今年をきっかけにして長いスパンかけて挑戦してみたいです!

(終わり)

【profile】 
岡副麻希 おかぞえ・まき 
フリーアナウンサー。1992年7月29日、大阪府生まれ。早稲田大在学中より、テレビ番組のキャスターなどとして活動をスタート。現在は、テレビ番組『SUPER GT+』(テレビ東京系列)などに出演。特技は水泳、ピアノ。趣味はストレッチ。
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井生香菜子●ヘア&メイク hair&make-up by Io Kanako
田名部敦士●スタイリング styling by Tanabe Atsushi