トークショーで抗がん剤治療による抜け毛について「抜け毛どころじゃなくて禿げ散らかしましたね」とだいたひかる。「治療を始めて1週間ぐらい経つと、頭が熱くなりジリジリしてくるような感覚があり、髪が一気に抜けていきました。禿げ方が中途半端だと落ち武者のように汚らしくなってしまうので、全部夫に剃ってもらいました」と振り返った。当時の写真ではほぼ髪の毛がないだいたが写っているが、表情は明るい。それでも「人に会いたくないと思うことも増えました。
乳がん治療を中断して、がん発覚前から行っていた不妊治療を再開しただいただが、2021年5月に妊娠していることが分かり、今年1月に待望の第1子を出産した。「現在抜け毛真っ只中。リアルタイムで悩んでいます」と今度は産後抜け毛に直面しているそうだ。「お風呂に入るときにお団子とかをしていると、一回でたくさん抜けちゃうんですよね」と言うが、髪をカットした後のように床が散らかってしまうそうで、「こんなのが毎日続いたら髪がなくなっていっちゃうよ」と不安になったそうだ。
またあるとき「自分の髪が落ち武者みたいにひどいことになっていてびっくりすることもありました。
トークショーには体操元日本代表の田中理恵さんも出席したが、田中さんは2018年に第1子を出産し、4年経った今でも髪の悩みがあるという。田中さんは「授乳し始めて、気づいたら一気に生え際から抜けていったので本当に衝撃でした」と回想したが、関西在住の女性200名を対象としたアンケートでは、髪の悩みを持つ人が8割にのぼることが判明している。ブロガーでもあるだいたは「ブログで悩みを公開したところ共感の声が集まったこともあり、自分だけの悩みじゃないのだと思いました」と実感したそうだ。
同クリニックでは5月に産後抜け毛外来を設立したが、40件を超える問い合わせがあったとのこと。だいたは「オンライン診療があるというのはすごく助かりますね。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)