ふりかけ『ザク食感の変』(バジルナッツ、ガーリックペッパー、アーモンド醤油、旨辛エビ)は商品名通り、ナッツ類やフライドガーリックなどで食感を強めるとともに、オリーブ油やブラックペッパーなどを使い洋風のアクセントを加えた。肉・魚料理からパスタ、サラダまで、ふりかけの用途を広げる狙いだ。
瓶など万能調味料の市場が広がっているのを受け、ふりかけ売場でも“万能ふりかけ”を定着させる。「かけるだけでレパートリーが広がる“タイパ”だけでなく、常温保存でスペースをとらない“スペパ”も訴求したい」(営業企画部)としている。
卸の展示会では手巻き寿司にトッピングし試食提供したところ、簡単に“味変”ができると評判だった。今後、WEBサイトに特設ページを開き、インスタグラマーが考案したメニューを紹介する。
『おだしで食べるわかめのお茶漬け』(昆布だし、かつおだし、韓国風だし)は、20~30代の掘り起こしを目指した新シリーズ。ヘルシー感の強いわかめを使い、若い女性を意識したパッケージに仕上げた。朝食や夜食の“小腹満たし”を狙う。昆布8袋、かつお・韓国風6袋入り、200円。
累計の売上高が60億円を超えた『バリバリ職人』。
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稲野達郎社長(大森屋)稲野達郎社長は新製品と、同社の近況について次の通り話した。
海苔の生産が50億枚を切り原料が高騰する厳しい状況の中、当社も値上げを行った。
今回、新たに3つのカテゴリーの商品を発売し、今期から来期へ売上・利益の確保を図る。原料高騰の中でいかに付加価値をつけて売るか、営業は日々厳しい商談をしている。
製造や管理も利益確保に苦心しており、厳しい台所事情ではあるが7月からベースアップを行う。従業員のモチベーションアップを高め、数字でもきちんと結果を残していきたい。