【中国の検索ワード】美女ランクに君臨し続ける「人体芸術」の女王 (2009年8月8日)

【中国の検索ワード】美女ランクに君臨し続ける「人体芸術」の女王

2009年08月08日(土)12:32

　失踪から逮捕状請求まで、中国でも衝撃が走った酒井法子に関する騒動は、中国大手検索サイト百度（Baidu）の「美女検索数ランキング」「女性スター検索数ランキング」にも影響を与え、「酒井法子」が連日上位に登場している。そんな「美女」「女性スター」ランキングで著名女優や歌手と並んで常に上位をキープ、累計検索数第1位を誇る女性がいる。

それは人体芸術モデルの「張篠雨」だ。

関連写真：そのほかの張篠雨に関する写真（275件）

　張篠雨（チャン・シャオユィ）は1985年生まれの24歳で黒龍江省出身。数年前から「人体芸術」と呼ばれるオールヌードの写真集を発表、ネット上に彼女の写真が無数に転載されており、百度だけでも毎日20万件前後の検索数を誇る、ネット上のスターモデルである。中国ではわいせつ画像の所持は堅く禁じられており、発覚すれば厳重に処罰されることになるが、わいせつ性が低く芸術性があると認められるヌード写真については「人体芸術」とみなされ、処罰されないケースがある。このため、街の新聞スタンドや売店などでも「人体芸術写真集」が売られていたり、「人体芸術」専門のサイトが多数存在していたりする。ただ、わいせつと芸術のボーダーラインについてはかねてから議論がなされており、彼女の写真も「わいせつ性が高い」という批判もしばしば挙がっている。

　そんな彼女が7月頃にメディアの取材に答えた記事がネット上に掲載されている。「私＝人体芸術ではない」というタイトルで、「多くの人が人体芸術というと私をイメージし、さらには卑猥なイメージを私に持っている人がいるけれど、私の名前は『人体芸術』ではないし、私自身卑猥でもなんでもない」「国全体の文化レベルが高くなることで、今後裸の芸術がより多くの人に受け入れられるようになると信じている」など、インタビューの中で人体芸術への自らの認識と、多くの人のが持っている人体芸術への誤解について語っている。

　他のインタビュー記事では「今後も人体芸術を続けていきたい」とも語っている彼女。今後も「美女ランキング」の上位をキープし続けるだろう。（編集担当：柳川俊之）

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