リバプール所属の日本代表FW南野拓実(27)は今季終了後の退団が噂される中、13日開催のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグ・ベンフィカ戦でもベンチ外になった。これを受けて英メディア『HITC』は14日、リーズ・ユナイテッドからの関心が伝えられる同選手の今後を占っている。

 同選手は昨年7月にレンタル先のサウサンプトンからリバプールに復帰したが、今季もここまで公式戦8試合の出場にとどまっているほか、プレミアリーグではスタメン出場がない。また、先月下旬の代表ウィーク後は一度も公式戦のピッチに立っていないほか、4試合中3試合でベンチ外となっている。

 そんな南野拓実の去就を巡っては、今年1月にリーズ・ユナイテッドやリーグアン(フランス1部)のASモナコなどがリバプールに対して獲得の打診を行ったものの、リバプールはオファーを却下。選手本人もリバプール残留を望んでいると報じられていた。ただ、今年2月にリーズ・ユナイテッド移籍の噂が再燃すると、先月にはボルシア・ドルトムントやラツィオへ移籍する可能性が伝えられている。

 その中、『HITC』は「ミナミノは昨夜のチャンピオンズリーグ・ベンフィカ戦でクロップ監督から外された。

これは監督がアンフィールドでのミナミノに対して、長期的なビジョンを持っていないことを物語っている」

 「クロップ監督は先月、ミナミノを『信じられない選手』と評価していた。だが、今シーズンのプレミアリーグでの出場時間は86分であるという事実は、リバプールのボスが彼の残留に興味があるという内容の示唆を裏切っている」と解説。同選手の今夏退団が既定路線という見方を示している。

 くわえてリーズ・ユナイテッド移籍の可能性については「もしリーズ・ユナイテッドが1月にリバプールのミナミノ獲得を望んでいたならば、今年の夏に間違いなく獲得できるだろう」と主張。リーズ・ユナイテッドのジェシー・マーシュ監督がレッドブル・ザルツブルクで南野拓実の指導に当たっていたこともあわせて説明している。

 なお、南野拓実はリバプールとの契約を2024年6月まで残している。

代表ウィーク明けから4試合つづけて出場機会がないことを踏まえると、リバプールの来季構想に含まれていないと考えられそうだ。