今年で生誕40周年を迎えるハローキティ
実は、キティちゃんって年代別にデザインが変わっています。


70年代は細身で、80年代はふっくら。
90年代は顔のまわりにお花が着いたデザインが主流で、
最新は70年代と80年代の中間といった感じ。

「ボールペンでHELLO KITTYとみんななかよくイラスト帖」(学研マーケティング刊)に、その年代別の描き方が事細かに掲載されています。

キティをはじめとしたサンリオキャラをボールペンで描けるようになろう、という内容ですが、
キティの顔の顔書き順、体の描き方、お友達や家族、当時のデザインに使用されていたアイテムなどもあります。
キティの横向き姿や後ろ姿なんかもあるんですよ、かわいい!
70年代はスリム、80年代はちょい太め。実は進化しているキティちゃん

キティの書き順は、左耳から描いてすぐにリボンですよ。覚えましたか?
他にも妹のミミィをはじめとする家族や、ボーイフレンドのダニエル、40周年記念のイラストの描き方まで載っています。


また、本のタイトル「HELLO KITTYとみんななかよく」とあるとおり、
70年代〜00年代のサンリオの人気キャラが大集合しています。
リトルツインスターズ(キキララ)、マイメロディ、タキシードサム、ハンギョドン、おさるのもんきち、バッドばつ丸、ポムポムプリン、シナモロール、ジュエルペットなどなど…。

昔のキャラは分かるけど、最新キャラに関しても掲載されていて勉強になります。
ぼんぼんりぼんやウィッシュミーメルとか、サンリオキャラだったのかあ、とか思います。
70年代はスリム、80年代はちょい太め。実は進化しているキティちゃん

顔と体の描き方、横向き、後ろ姿、お友達やアイテムなども掲載されていて、サンリオキャラ名鑑状態です。
もはやボールペンで描く、というテーマを大きく超えた仕上がりなのです。


これだけのキャラが一度に見られて、描き順まで網羅しつつ、キャラのトリビア的な紹介文もある。
キティのボーイフレンドのダニエルはニューヨークにいたとか、タキシードサムは蝶ネクタイを365本持っているとか。
もちろん、サンリオキャラ卒業気味だった人にとっても、最近生まれたキャラを知ることができるいい機会です。
キティは苺型のスマホでイチゴマンになれるとか、マイメロディが黒いずきんをかぶっているのではなく、クロミというキャラがいたのね、とか。
ボールペンでイラストを描く気がないけど…、と思った人にも、サンリオキャラの網羅っぷりを一度見ていただきたい。

さらに、キティファンにはおなじみのデザイナー山口裕子さんが教えてくれる、イラスト講座といったコラムも充実。


キティを描くときのコツなどを教えてくれています。
たとえば、山口さんは絶対に下書きをしないそうです。下書きをすると上達しないとのこと。
つまり、下書きをしないでもスラスラと描けるようになるまで描くこと、だそうです。

山口さんはキティを100万回以上は描いているそうです。

今から毎日100回描いても、27年半かかりますよ。
うーん、気が遠くなる!

キャラもいっぱい、トリビアもいっぱい。
サンリオの企業秘密いっぱい、出しちゃっていいんでしょうか〜!?
(小林美姫)

70年代はスリム、80年代はちょい太め。実は進化しているキティちゃん

「ボールペンでHELLO KITTYとみんななかよくイラスト帖」
価格:1200円(税抜)
単行本: 112ページ
出版社: 学研マーケティング