日本の熟女AV女優・松本まりなと若手AV女優の萌芭(もえは)が、韓国でにわかに有名人と化している。キッカケは、7月7日にニュースサイト「news1」が報じた以下の記事だ。

「日本AV母子女優誕生? 業界衝撃」と題した記事の中で、同メディアはカリビアンコム動画に公開された「女熱大陸 File.40」の画像を紹介。2人のプロフィールやAV女優としてのキャリアを紹介しながら、「一説では、2人は本当の母子関係ではないかという疑惑があり、日本のアダルトビデオ業界に衝撃を与えている」と報じたのだが、この報道が火をつけたのか、翌日から韓国の主要メディアでも一斉に報道され始めたのだ。

「オンマ(母)と娘が一緒にAV出演して性関係まで“驚愕”」(一般紙「世界日報」)、「もつれた全裸の母娘、母と娘がレズビアンAVに同時出演して全裸演技」(タブロイド紙「日曜新聞」)といった見出しが躍り、中には「オンマ(母)と娘が一緒に成人モノに出演…日本の家業継承精神?」(「e-TODAY」)、「母子が一緒にAVを撮ったら? 日本列島、衝撃に揺れる」(スポーツ新聞「スポーツ・ソウル」)などと、大袈裟な報道まで出回ったほどだ。

 さらに、2人が本当の親子かどうかをめぐり、「松本まりなの所属事務所は沈黙を守っており、波紋がさら広がる見通しだ」「萌芭のプロフィールには“母はAV女優の松本まりな”と書かれているが、真偽を別にしても、母と娘が一緒に性行為をするなんて信じられない」「まさしく日本だから、日本のAVだから可能な企画だが、この母子のAV共演は韓国のネチズンたちに相当な衝撃を与えている」と、真剣に分析・解説するメディアまである。

 その余波は1カ月近く過ぎた現在も続いており、7月31日にはスポーツ新聞「スポーツ京郷」が「実際の母子AV女優、レズビアンもので共演、“衝撃の性行為”」の見出しとともに、「親子が同業界で活動する以上、共演の可能性はウワサされていた。しかし、レズビアンもので親子が共演となると、性について開放的な日本人もさすがに否定的な反応を見せている」と紹介。
ネットメディアの「デイリーアン」も8月2日付の記事で「日本AV母子女優、共演の“衝撃集団性行為”」と題した記事を掲載して続報しているほどだ。日本ではマニアの間以外ではほとんど話題になっていないAVが、韓国でここまで記事化されるのも珍しいだろう。

 ただ、韓国のネットユーザーたちの反応は賛否両論だ。

「やはり日本。職業の貴賎を問わず、2~3代と家業を守る大物たちが尊敬され、認められている」
「金のためになんでもする親子。AV女優に出るだけでなく、共演するなんて。
汚らわしい。動物と同じだ」
「さすが日本。ソンジングッ(先進国)ならぬ、ソンジングッ(性進国)だ」
「家族同士で撮って、自分たちで楽しめばいいのに」
「親子でAVなんて。夫はどう思っているのか。世も末だ」

 近親相姦がタブーとされる韓国社会の建前を守りながらも、一方で多様なジャンルを持つ日本のAVに憧れる韓国人男性らしい反応ばかりだ。いずれにしても、松本まりなと萌芭は、韓国の日本AV好きたちの間では、かなりその名をとどろかせたはず。
“母子”で、韓国進出を検討してみるのもいいかもしれない。