風雅と酒と戦を愛し、何者にも縛られず雲のように自由に生きる・・・。大柄なセルクルである愛騎ムラクモを駆り、大太刀を振るう様は見る者を魅了するという。
どっかで聞いたような説明はさておき、今回は大陸最強と名高い剣豪「ダルキアン卿」についてです。

【※一部、ネタバレの内容を含む可能性が御座います。ご注意下さい。】

■大武辺者

 『だいぶへんもの』とは武勇のある人間を指す言葉です。剣を取っては天下無双のダルキアン卿に相応しい称号でしょう(勝手に授与)。敵国であるレオンミシェリ閣下の高い評価も確かなものです。
物語では戦場で生き生きと敵を吹き飛ばすだけでなく、シンクの師匠的存在として彼の行く道を支えます。

 あまりに強すぎる気がしないでもないですが、それも当然、彼女は150年以上も生きており、かつては英雄や魔王と呼ばれる人物と共に戦った事もあるのです。流石は大陸最強との呼び声高き剣士と言ったところでしょうか。

■長身痩躯、理想的なスタイル

 ダルキアン卿はすらりとした長身が印象的ですね。身長を比較すると、全登場キャラクターの中では上から数えた方が早く、彼女の上にいるのは全て男性というくらい。その身長に隠れて身体つきは総合的に貧そ・・・スレンダーだと思われがちですが、実際は出る所は出ています。
とは言えまぁ何と言うか・・・従者がアレでは・・・比較対象が悪いとも。しかしナイスバディばかりが魅力ではありません、無いスバディにも魅力はあります!ボンキュッボンがポイントで勝負なら、スレンダーさんは全体のラインというか、流れで勝負なのです。個人的には長い脚を強調するといいと思います。

 また、身体が大柄と言うと女性的にはマイナスのような気印象を受けるかもしれませんが、戦人としてはこれほどプラスな面もありません。身体の大きさはそのまま膂力の強さ、リーチの長さに繋がります。美しさと強さを兼ね備えたその身体に、無駄なものなど一つもありません。


■穏やかで風雅と酒を愛する自由人

 根っからの戦好きな卿ではありますが、普段は春の日差しのように穏やか。シンクやユキカゼはじめ、愛すべき友に囲まれながら、『仕事』の無い時には風月庵でゆったりと過ごしています。ビスコッティの豊かな自然の声に耳を傾けながら呑む酒は、また格別でしょう。俗でなく雅、上品で優美な趣や味わいのある事、私はまだ風雅の意味を完全に理解してはいないのでしょうが、少なくとも卿のような自然体の生き方には憧れを抱いています。

 忙しい日々にありながらも、その中で前ばかりを見ず、偶には空に浮かぶ月や足元に咲く花の美しさに気付ける。そんな人間でありたいものです。


■秘密の任務、優しい世界を守る為!

 超お気楽世界のフロニャルドですが、それもこれもフロニャ力(ちから)のお陰。その力があればこそ、この世界に住まう人々は戦でも致命傷を負ったりせず、けものだまになるだけで済むわけです。尚、実力の高い武将クラスになると服だけ破ける模様。凄ぇぜフロニャ力!

 ところが、やはり全てがそうとばかりはいかないわけで。一部地域ではフロニャ力が弱かったり無かったりし、そういう場所で発生し易い魔物や妖刀と呼ばれる存在の為に、悲惨な事件も起こりかねないのです。

 さぁ、そこで登場しますは我等がダルキアン卿。
実は彼女は自由騎士であると同時に退魔の任を帯びた騎士であり、ユキカゼと共に各地を回り、魔物や妖刀を封じて回っているのです。フロニャルドのお気楽で安心してみていられる世界は、彼女達によって守られているのです!

 武勇に優れるだけでなく雅を愛する教養人。ただの戦馬鹿ではない、本物の戦人の姿がここにあります。そこに痺れぬわけがありません!

【原稿作成時期の都合により、内容や表現が古い場合も御座いますがご了承下さい】

★記者:諸葛均(キャラペディア公式ライター)

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