現在好評放送中のTVアニメ『東京ミュウミュウ にゅ~♡』。本作の原作『東京ミュウミュウ』は2000 年から2003 年まで少女漫画雑誌『なかよし』で連載、2002年にアニメ化もされた大人気漫画。
今回、約20年の時を経て完全新作アニメとして生まれ変わった。

5人のヒロインは勿論、彼女たちを取り巻く男性キャラも個性派ぞろい。まさに本作の注目ポイントだ。今回は主人公・桃宮いちご(ミュウイチゴ)の想い人である青山雅也を演じる内田雄馬さんと、イチゴに特別な感情を抱くエイリアン・キッシュを演じる岡本信彦さんに、キッシュ初登場回となる第3話を中心にお話をうかがいました!

>>>内田さん&岡本さんのツーショット、青山くん&キッシュにドキドキの第3話場面カットを見る(写真19点)

──先行上映会でのトークコーナーでも盛り上がっていましたが、第3話で青山雅也が桃宮いちごにチョーカーをつけるシーンは衝撃的でしたね。
『東京ミュウミュウ にゅ〜♡』3話ラストに内田雄馬×岡本信彦も驚愕!

内田 あの衝撃シーンですね(笑)。

岡本 そう、最高のシーンです!

内田 最高のシーンなんだ!?(笑)

岡本 第3話で一番のシーンですね。
第3話はキッシュの登場回で、「やった、ようやく出れる!」と思ったんですよ。で、結構ワルっぽくキッシュが出てくるんですけれど、そのシーンを観て「もっとヤバイ人がいる……」となりました。

内田 「いちごには鈴つけとかなきゃ。もう二度と、勝手にいなくならないように」ってね。

岡本 これは勝てねぇなと思いました。

内田 ここはすごく難しいシーンでした。
感情の起伏も激しいし、言葉通りに発してしまうとただの怖い人になってしまうので。

岡本 台本を読んだとき、怖すぎてビックリしたもん(笑)。

――このシーンはどうやって演技に落とし込んだのでしょうか?

内田 ああいった喜怒哀楽が激しく出るところで感情をコントロールできないというのは、彼を演じる上で大事な部分ではあるんですが、そうなるのにもちゃんと理由があるんですよね。
『東京ミュウミュウ にゅ〜♡』3話ラストに内田雄馬×岡本信彦も驚愕!

チョーカーの時はその理由が「いちごのことを心配した」ということ。ただいちごが心配で、それが感情的に盛り上がってコントロールできなくなった結果、ああいう言動になった。そうした「何でこうしたのか」という芯を一本、自分の中でしっかり持ってやるようにしました。


岡本 チョーカーつける前に、「どこ行ってたんだ!」とキレるじゃないですか。あれすごく好きなんですよ。台本だけ読んだら、た
だキレているように見えるんですけれど、雄馬くんのおかげでそこに心配がちゃんと乗っていて。

内田 ベースに心配する気持ちがあれば、ただの怖い人にはならないかなと。やっていることや言っていること自体は衝動的な感じなので、そこで「この人は何を抱えているんだろう?」と想像してもらえたらいいですし。そうやってちょっとミステリアスにも見えると、「怖いから離れちゃおう」とならないで済むかなと考えていました。


──第1話の登場シーンでは完璧な王子様のように見えましたが、そうやって感情を露にするところも彼の魅力ですよね。

内田 そうですね。割と博識ですし、勇気も結構あるんですけれど、たまに自分の想いを抑えられなくなる……。だから「今日はこの人、どうなるんだろう?」というドキドキ感があります(笑)。

岡本 「今日は何するんだろう?」みたいな……やっぱり怖いじゃん!(笑)

内田 (笑)。

(C)征海美亜・吉田玲子・講談社/「東京ミュウミュウにゅ~」製作委員会

──ちなみに、いちご役の天麻ゆうきさんはキッシュ推しだそうですね。


岡本 そうなんですよ。第3話のアフレコ現場で、天麻さんに「青山くんって女の子から見たらカッコいいの?」と聞いたんですよ。僕としてはもうチョーカーをつける描写の前から怖かったので(笑)、「どうなの、これ?」って。そしたら「青山くん、カッコいいと思いますけれど、私はキッシュ推しなんですよ」と言っていて。理由は「可愛いから」だそうです。
『東京ミュウミュウ にゅ〜♡』3話ラストに内田雄馬×岡本信彦も驚愕!

内田 く~ッ!(笑)
岡本 でも、なんか分かりますよね。
キッシュと白金(稜)さんは、男から見ても好かれる要素がある二人なんですよ。
一方、青山くんは完璧すぎて男から見るとちょっとジェラシーを感じてしまう。その実めちゃくちゃ面白いキャラなんですけれどね。もしかすると、実は青山くんって一番男が好きなキャラクターかもしれません。

内田  でも、やっぱりキッシュはズルいなぁと思いますよね。青山は「事故チュー」なのに!!

岡本 キッシュは登場してすぐにイチゴの唇を奪っていますからね(笑)。
『東京ミュウミュウ にゅ〜♡』3話ラストに内田雄馬×岡本信彦も驚愕!

――キッシュにはどのような印象をお持ちですか?

岡本 演じていてとても面白いキャラクターです。人間に対して、地球のためにいらない存在だと思っているし、辛い境遇に置かれていて彼らに恨みもあると思うんですが、それよりも比重が「イチゴに会いたい」に次第になっていくんですよ。超強い敵を作り出したりするけれど、それを全部超えてくるイチゴを見たい……と思っちゃっているのが、普通の敵とはちょっと違う感じになっているなと思いますね。

内田 敵として魅力的すぎですよね。可愛いですし。

岡本 確かに可愛い……全部可愛いですよね。

──では最後に、お二人が注目しているキャラの関係性を教えてください。

内田 やっぱりいちごを中心とした女の子たちの友情やその繋がり合いでしょうか。周りとどうコミュニケーションを取るか、どういう風に思いやるか……「誰かのために何かをする」が大事な作品だと思うので。ミュウミュウの仲間や、青山という好きな人、それからキッシュなど、いちごを通して起こるいろいろなコミュニケーションに、感情移入して楽しんでもらえたらいいなと思います。

岡本 個人的にはタルトと歩鈴です。小さい者同士で相性良さそうな感じがします。歩鈴は何を喋っているのか正直よく分からないですけれど(笑)、そこにツッコめるのがタルトだと思うんですよ。二人が並んでいる姿を早く観たいですね。

内田雄馬(うちだ ゆうま)
9月21日生まれ/東京都出身/アイムエンタープライズ所属/主な出演作は『デリシャスパーティ♡プリキュア』(品田拓海/ブラックペッパー)、『オリエント』(武蔵)ほか

岡本信彦(おかもと のぶひこ)
10月24日生まれ/東京都出身/ラクーンドッグ所属/主な出演作は『可愛いだけじゃない式守さん』(犬束 秀)、『継母の連れ子が元カノだった』(川波小暮)ほか

(C)征海美亜・吉田玲子・講談社/「東京ミュウミュウにゅ~」製作委員会