1977年、ドキュメンタリー映画『アーノルド・シュワルツェネッガーの鋼鉄の男 "Pumping Iron"』(1977年公開)にて、ゴールデン・グローブ授賞式にて新人賞を受け取るアーノルド。
カメラはアーノルドやルー・フェリグノ、フランコ・コロンボといった、1975年の世界大会のボディビル大会「ミスター・オリンピア」に出場する選手たちを追跡。個々の選手の私生活やバックボーンなどにも触れながら、彼らがどのようなトレーニングをしているのかを記録していったもの。
その中で、自身が当時ステロイドと大麻を使用していたことを語ったことは大きな問題に。肉体作りのために使用していたステロイドについてアーノルドは、「使用していたことについての後悔は全くない」と述べながら、大麻の使用については「大麻は麻薬じゃない」とあるインタビューで述べています。が、当時政治家だったアーノルドの報道官は、「単なる冗談」だったとして弁解しています。
アーノルドはこの映画を政治家への障害と考え、1991年にはこの映画の権利、未使用フィルム、スチル写真を自身で購入したのでした。