12月4日は、アメリカにおける「ナショナル・クッキー・デー」。この日にぴったりな話題を、US版『delish』よりお届け。


誰もが知っている『セサミストリート』の人気キャラクター、「クッキーモンスター」。全身をモジャモジャのブルーの毛に包まれたこの「マペット(あやつり人形)」はよく、粉々になったクッキーを体じゅうにつけて登場する。

1966年から『セサミストリート』に仲間入りしたクッキーモンスターは、もともとカナダの食品会社、ゼネラルフーズ・カナダ社のコマーシャル用に考案されたキャラクター。この「歯のないモンスター」が“むさぼる”そのクッキーは、私たちが実際に食べられるような本物のクッキーなのだろうか――?

ニューヨーク・タイムズ』紙によると、そのクッキーは『セサミストリート』の生みの親、ジム・ヘンソン・カンパニーのマペット・ラングラー(人形使い)のひとり、ララ・マクリーンさんがいつも自宅で焼いているとのこと。そして、それは私たちが実際に食べたいと思うようなクッキーではないという。

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2000年代初め以降、クッキーモンスターが食べているのは、パンケーキミックスとグレープナッツ(朝食用のシリアル)、ライスパフ、インスタントコーヒー、そして水を混ぜて作られたもの。チョコレートチップに見えるのは、なんとグルーガンを使って乗せた茶色の接着剤だそう。

つまり、接着剤以外の材料は、すべて食品。とはいえ、チョコレートチップクッキーや“モンスター・クッキー”のように、甘くておいしいお菓子というわけではない。マクリーンさんは以前に受けたインタビューで、このクッキーは「犬用のおやつのようなもの」と説明している。

また、『ニューヨーク・タイムズ』紙によれば、マクリーンさんはこのクッキーを「1話あたり25個くらい作っている」とのこと。現在のレシピが作成される前は、“クッキー”はライスクラッカーとフォーム(泡)状の何かを混ぜて作られていたそう。

2001年からクッキーモンスターの担当になった人形使いのデヴィッド・ラッドマンさんは、「あっという間に粉々になる」現在のクッキーは、「笑いを誘うのにちょうどよい薄さ」だと話している。

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